□ a dissonant chord (27690) (05-02-22 22:14)
Fate/stay night>シリアス | 長編完結 Fate全般 衛宮士郎 遠坂凛 イリヤ セイバー
FateEDにて別離を経験した衛宮士郎と、現界を選択したセイバーが邂逅する話。
本編と物語の断片を書いた「fragments」で構成。
本編第十話、十一話、エピローグを掲載。連載完結。
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FateEDにて別離を経験した衛宮士郎と、現界を選択したセイバーが邂逅する話。
本編と物語の断片を書いた「fragments」で構成。
本編第十話、十一話、エピローグを掲載。連載完結。
さておき、デートの約束をした士郎は軽い足取りで自室に戻る。気分が昂ぶっていた。好きな人とデート出来るのだ、舞い上がらない方がどうかしている。それはセイバーにしても同じだったらしい。士郎のいなくなった自室で一人、ライオンのぬいぐるみを手に取り、ぎゅう、と力強く抱きしめながらくるくると回ったりしていた。ちなみにこの獅子のぬいぐるみ――シロウという名が付いているのは、持ち主であるセイバーだけの秘密だ。
そうして舞い上がった気持ちを抱えたまま、二人は日々を過ごす。
■■
士郎とセイバーが、ただただまったり怠惰休日を過ごす話です。
Fate/stay night.の士郎×セイバー(鞘剣)をメインとした短編SSになります。
数年前に「裸ワイシャツ合同誌」に寄贈したものをサルベージして掲載しました。なので、裸ワイシャツもののSSとなっております。
■サンプル■
「解った。甘いの好きなんだ……やっぱ、そういうとこ女の子だよな、セイバー」
言いながら、士郎は両手にマグカップを持って戻ってくる。
セイバーは手を伸ばしたが、湯気を立てるカップはそれを通り過ぎてテーブルに置かれた。その態度に軽くセイバーは眉を立てる。この出した手のやり場はどうすればいいのか。
ムッとしながらカップに手をやる――が。
「――熱っ」
「あ……大丈夫か、セイバーっ」
頷いて応える最中、士郎がカップを置いたのはこれを気遣ってのものだったのか、と今更のように気付く。
「シロウ。言いたいことがあるなら言って下さい。あなたはわたしのマスターです。サーヴァントに気兼ねする必要などありません」
「そ、そう? じゃあ、言うけど……」
ワザとらしく咳払いをし、大きく深呼吸。
やたら仰々しい態度だが、セイバーの凛とした表情に変化は無い。
「その……髪下ろすと、可愛いな」
ただそれだけの、冬の日の光景。
何気ないことを意識して書きました。
いつもの自分にしては短いです。読むのもあっと言う間です。
Fate発売前だということを御理解いただいてお読みください。
場所:「SSふろあー」にて。
「で、衛宮君……折角の朝食を遮って、何を考えているのかナー?」
「ま、待て。話すからっ、首を絞めるなっ……」
「私からも説明をお願いいたします、シロウ」
「わかっ、二人して詰め寄る……く、苦しっ!」
顔色が変わってきた辺りでようやく息苦しさから開放される。だが、セイバーと凛に詰め寄られていることで、また先刻のものとは別の息苦しさを感じていた。
セイバーGOOD後を想定とし、笑顔を題材とした物語。
7/23:改訂版をアップしました。後半部分の展開を一部変更。
厨房には何やらボールや金属の型入れ、へらなどが散乱してあり、その至る
所から、微香をくすぐる匂いが鼻腔を緩やかに刺激する。
散らばった道具、むせ返ると表現してもよい匂い。
それだけで、そこは戦場であったと彼女は確信する。
時代や様相、規模などは違えど、その本質は何かが戦った跡――あの茜色の
荒野に近い感慨を感じさせていた。
「……ふむ」
とりあえず、一つ頷く。
やはり考えることは自分と同じであったか、と彼女は納得。
西奏亭に頂きましたバレンタインデーSSです。
凛グッド後ではありますが、士郎×セイバー派のお方の作品故に……。
お楽しみください。
「ばれんたいん、ですか?」
朝食を終えた衛宮邸の厨房には二つの人影があった。一方は細やかで美しい金髪を一つに纏めた少女。もう一人は艶やかな黒髪を二房に纏め、背中まで伸ばした少女。ちなみに家主である少年は、生徒会の手伝いで早々に登校していた。
凛が投げかけた話題に、セイバーが小首を傾げる。
西奏亭への頂き物。
10=8さんの寸劇のバレンタインねたです。お楽しみください。
Fate/stay nightの本編再構成ものの長編です。
グラウンドで戦うランサーとアーチャーを目撃した士郎が、殺されかけるシーンから。
第十三話「NO SELF CONTROL(2)」まで更新。
TOPのリンクもしくはSSのページからどうぞ。
セイバー18禁企画『裏剣祭』参加作品
魔術の鍛錬に勤しむ士郎。だがセイバーが駆けつけたときには異常はすでに身を犯していた。そんな士郎の世話をするセイバーは……
「あ、あの、シロウ! 雨が降っているのに、傘で、そのっ!」
「まあ落ち着け」
「ですが……貴方を雨ざらしにするわけにはいきません」
「そりゃ、こっちだって同じだ」
どこか冗談めかして、微笑。
「どうせ濡れるなら、二人で一緒にだな」
Fate セイバーTrueエンドアフターのSSです。
――――。
思考が風の音によって遮られた。
ざわめく葉が擦れ、幾重にも重なった警戒の波音を立てる。
近づく堕気は予想以上。鞘も失い、聖剣も部下に託し、傷だらけの肉体では
耐え切ることは不可能だ。このまま呑まれてしまうのか。
「案ずることは無い。この程度の堕気ならば、打ち砕く―――」
セイバー十八禁企画『裏剣祭』参加作品
凛とセイバーと士郎との生活、セイバーの悩みは、士郎の房事の単調さであった。そこで……
ぬるま湯のように彼の中に浸る日常。
どうも、ここ最近は目まぐるしすぎて彼に深く染み付いてしまったようだ。
こういう日常も悪くない。
悪くないが。
もう少し愛されてもいいのではないか、とも彼女は思う。
だって、彼と彼女は恋人同士なのだから。
数年前に寄贈した作品ですが、寄贈先のサイトが無くなっていたので、サルベージして自分のサイトに再掲載いたします。
■サンプル■
まず遠坂は絶対に王様にしてはいけない。人をからかって喜ぶような奴だ。他の面子ならばまだ良識を持ち合わせているだろうが、紅い悪魔は良識を持っていても容赦を知らないから性質が悪いとされている。
そして、運命の一言を呼ぶ引き金が、一同声を揃えることで引かれた。
「王様だーれだっ!?」
一斉に手の中に握り締めていた割り箸を確認。
俺の割り箸は3番。ということは遠坂が王様になる確率がここで生じた。
頼むから、他の奴が王様になってくれ――でないと死ぬかも。
ああ、そうか―――と、衛宮の言葉を聞きながら何となく理解する。
人を引っ張り込んで勝手にバス代払うのも、女の子に無理させないというのも、全ては衛宮にとっては当然のことなのだろう。つまり、そういうヤツなのだ、衛宮士郎という男の子は。
何だか、納得した。
「美綴……腕、痛いか?」
「ううん。大丈夫、丁度いい……」
「そっか。痛かったら離すから言ってくれよ」
「―――わかった。でも、このままでいいよ、衛宮……」
美綴綾子と衛宮士郎の話。
本編中のどのEDにも準拠しておりませんのであしからず。
「わからないよ……シロウ」
何で大切な人がいなくなったのに笑えるの、シロウ?
私が死んでも、シロウは変わらずに笑っているの?
セイバーがいなくなって。未練も何にもなくなって。セイバーのことがどうでもよくなってしまったのだろうか。誰かの為にしか笑えないのならば、もういないセイバーの為には笑えないのだろうか。
だとすれば、私もセイバーと同じように、死んでしまっても笑ってすらもらえないのかもしれない。
そして、そのまま俯いて。
セイバーED後のSSです。
イリヤの感傷。それを揺さぶる士郎の笑顔。何故、士郎は大切な人と別離していながらも笑っていられるのか。
といった具合の内容。
「あなたには、わたしの一番訊かれたくない部分を訊かれる、そう思っていました。そして、本当に今日―――」
「セイバー……その、俺、は……」
「でも、訊いてくれて有り難かった、です。わたしには、あなたが気付いてくれたことが、嬉しい………」
重く。楔のような言葉。
士郎の胸に打ち付けられたそれは、深々としていて抜けそうに無い。
だが、抜く必要も無い。それを受け止めて、最善を選択する。
それだけ。
それが彼女の為に出来ること。
セイバーGOODENDと仮定した世界観。
少女として生きるセイバー。毎日の如く、夕闇を眺める彼女。士郎が出来ること。セイバーの為に出来ること。
そんな感じの内容。
投稿SSです、投稿報告書庫→投稿SSの部屋と進んでください。
セイバーのお話。
アチャと士郎の戦いの中で、自分の悲惨な最期を見てもくじけないお話。
少女の誓いのお話。
「もし・・・
から始まる一時の妄想。果たしてシロウは誰を選ぶのか?
**初のFate小説です…でも、相変わらずバカ系です(笑)。よろしければ読んでやって下さいませ。**
今更、バレンタイン物。
…というか、2/14にWEB拍手に上げていた2編(士郎編/凛編)に“おまけ”と+αを書下ろして再UPしました。
ラブくて可愛い二人が基本の士凛部屋ですが…今回はただのバカップルです。ご注意下さい。
PS2版 RN 発売記念に捧げます(嘘…)。
士凛部屋。ラブくて可愛い二人が基本。バカップルというほどではなく、それなりに負荷もかけつつちょっとシリアス恋愛ネタ。
「男の子って、皆そういうものなのかしらね」
微笑みと共に告げられる。その眩しさにドキリとする。
「何よ不抜けた顔して——今の、見てなかった?」
見惚れて言葉を失っていた喉から「…あ」と掠れたような声が漏れた。
「ちゃんと、観てた——と思う」
かろうじてそう答えると怪訝そうに小首を傾げ、彼女はクスリと笑った。
- 8章- 1.夢現 より -
※8章 開始
「----悪かったわね」
意識を戻すと、とっくに笑いを納めた遠坂が半眼で俺を睨んでいた。
「どうせ、桜と違って可愛くないわよ…」
少し俯き加減に頬を染め、拗ねたみたいに呟いた。
遠坂のその様子は普段は絶対ありえない。俺といる時だけに見せる表情で--そんなの、可愛いに決まってるじゃないか。
けど…さっきの態度には多少は傷付いたわけだし、その直後にお手軽にやられてるのに気付かれるのは…やっぱり癪だ。
-本文より-
士凛部屋。年内に読んで欲しい、ラブくて可愛い短編。サクッとどうぞ。
『それじゃあ発表します』
もったいぶったような重々しい口調を作り、
『今年から、4月6日は士郎の日になりました!』
大河は高らかにそう宣言した。一拍おいて、
『『――はい?』』
不思議そうな凛と桜の声が疑問符付きでハモる。
- 本文より -
“士郎たんの日”(ガールフロムマーズさん 提唱)に寄せて…。一月以上遅れてるのはご愛嬌…(^^;)。
※ 士郎主体となりますが当方はUBW TE 準拠の士凛部屋です。
士郎と凛のラブラブバカップルなお話です。
何故か、屋根の上で語らう士郎とアーチャー。
いつしか話題は凛のことになり、そこでアーチャーはとんでもないことを言う。
中身は普通にお馬鹿な話です。
ちょっと凛様、壊れ気味。アーチャーも変な人です。
(本文より)
「サクラ」
ドスッ
「おふっ!?」
どさっ
「ふう…任務完了」
がばちょ
「っ…完了じゃありません!」
―――――キリトリ―――――
初めまして。
本作はHFトゥルーEDちょっと手前の設定で書いています。 肩身の狭いことが多々ある桜ファンに、ちょこっとでも笑ってもらえたなら幸いです。
UBWルート最終選択肢分岐、Duel Saviorとのクロスオーバー。シリアス&バトル
―――この手には、神を断つ剣が―――
第二章 Black Faith 03 -力の破片 後編- 公開
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この目で見たことの無いモノをココに創り出そう
脳に情報として存在していなくても
この体に、刻み込まれているモノを
あの剣戟を
遠い残響を
一瞬の幻想を
望む軌跡を
今、此処に――――剣と成す