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Dolls / the broken (2405) (04-01-27 22:39)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:山口 遼
空の境界>シリアス | 空の境界全般 蒼崎橙子

山口 遼さまから、AcidRainにご寄稿頂きました。
橙子さんSSです。

────────────

「黒桐」
 蒼崎橙子の声は、少し黒い。
「それは、私には不可能なことだ」
 眼鏡がないので語調が違う。慣れているはずの変化に、幹也はドキリとした。紡がれた言葉は相変わらずだったが、それでも幹也は硬直した。確かに橙子は物憂げに瞼を閉じている。彼はこんなか弱い蒼崎橙子の姿など、見たことはもちろん、想像すらしたことがなかった。

平凡な一日。 Voice version (2046) (04-01-26 23:24)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:天然工房
空の境界>ほのぼの | 空の境界全般

「天然工房」さまからお預かりしました。

AcidRain内のSS「平凡な一日。」を
音声化していただいたものです。

ファイルサイズは大きめですが、是非、お聞き下さいませ。

────────────
いつもの事務所に、いつものメンバー。

つまりは、僕、黒桐幹也が事務作業をし、妹の鮮花が妖しげな書物をよみふけり、
式が姿勢良くただ座っていて、橙子さんがなにやら仕事らしきことをしている。
つまりは、そんな平穏な日常の1コマ。なにか問題があるとすれば、それは―――。

「注意力が散漫だから、いろんなことに巻き込まれるんです。兄さんは!」
鮮花の機嫌が悪いことくらいだろうか。

初詣  あの時の願いと。この今の祈りと (1425) (04-01-26 00:01)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>ほのぼの | 短編読切 空の境界全般

今更ですが、初詣のお話です。
神社に訪れた伽藍の堂の面々は。

────────────

「……帰る」
「ちょっと、待った! 式。短気すぎるぞ、それは」
開口一番、まるっきり本気の口調で言いはなって踵を変えそうとする式。
慌ててその手を引張り、引き留める僕を、式は不平満々の体で睨む。

「なんだよ。俺が短気なのは知ってるだろ」
「開き直らないの。
 せっかくここまで来たんだから、ちゃんと詣でようよ。ね?」

盗聴ファイト (11927) (04-01-18 20:15)

_http://www21.ocn.ne.jp/~retorono/  (archive)   作者:akia
空の境界>ギャグ | 短編読切 空の境界全般 両儀式 浅上藤乃

ソファーで眠る幹也。それをオレ…私がそっと口づけで起こす。実に萌える…萌える…

「黒桐さ〜ん、起きないとキスしちゃいますよ」

「何・を・し・て・い・る・浅上藤乃!」

そんな事から始まるいつものドタバタ。
今度のキーワードは【電車ゲーム】←意味不明。

**短編ギャグです。よろしければどうぞ。

ある人たちの年越しの情景 (1564) (04-01-14 00:10)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>ほのぼの | 短編読切 空の境界全般

今更ですが、らっきょの面々の大晦日の情景を
綴ったSSです。

───────────────

「じゃあ、みんなで年越しをしましょうよ」
そんな提案を最初に口にした時、僕にそれほど深い考えがあった訳ではなかった。

「あ、賛成です。いいですね」
「構わないがね。準備は黒桐がするんだろうしな」
「別に……まあ、いいけどな」
積極的に、あるいは消極的に。
それぞれの違いはあるとしても、
その場の全員が賛意を示してくれたのは、結局の所、
みんな、同じ思いを持っていたからではないだろうか。

人形寄生 left life. (4186) (03-12-22 18:45)

_http://www.h2.dion.ne.jp/~take0/  (archive)   作者:練馬
空の境界>ギャグ | 両儀式 蒼崎橙子 浅上藤乃

藤乃と戦った報酬として橙子から義手を貰うはずだった式だが……。

「あ、あの。お久しぶりです」
「おい、橙子」
「どうした、式。折角、霊体も掴めるようにしたんだぞ。新しい左手は気に入らなかったか?」
「どうして藤乃がオレの左手に収まっているんだ!」
 そう、私の左手があるべき場所には、人形サイズの藤乃の上半身が生えていたのだ。

ええと……<TAKE ZERO>四万ヒット記念SSです。

期間限定 (4595) (03-12-17 18:07)

_http://www.kasumi.sakura.ne.jp/~kieyza/default.htm  (archive)   作者:10=8 01
空の境界>ほのぼの | 短編読切 両儀式 黒桐幹也


 雪見大福、ハーゲンダッツ、キムチ、スーパーカップ、ガリガリ君、キムチ、チョコモナカジャンボ、爽、キムチ、モナ王、スーパーカップ、キムチ………。
「アイスアイスキムチ、アイスアイスキムチって、意味解んないしっ!」
「いや、キムチが安かったからつい……」
 バツが悪そうに幹也。


ほのぼのとか銘打ちつつ、どっちかというとイチャイチャなお話かもしれません。スーパーカップヨーグルト味復帰を願うあまりに書いた作品です。

場所:「SSふろあー」にて

残留境界 /3 (3174) (03-12-10 23:26)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>シリアス | 長編連載中 空の境界全般 黒桐鮮花 浅上藤乃

痛覚残留後の藤乃を巡るお話です。
彼女の影で蠢く魔術師達は。

─────────

「いつか───、思い出せるのですか───?」
記憶も。
そして、痛み、さえも───?


「ええ。そうですね。
 無くしてしまったものは戻りはしませんが、
 忘れてしまったモノはいつか必ず返される。君が───」

玄霧先生は、とても穏やかに。
でも、とても哀しげに微笑んで。


───そして。頷いて。言った。





「───君が、それを───望みさえ、すれば」

ダイエットは命がけ!? (5739) (03-12-04 14:45)

_http://homepage3.nifty.com/takao-o/  (archive)   作者:憂目
空の境界>ほのぼの | 短編読切 両儀式 黒桐鮮花 浅上藤乃

 最近少し体重が気になり始めた式。

 しかし、そんなことを相談できる知人もいない彼女は思い切

って鮮花と藤乃に相談を持ちかける。

 あまり乗り気でない藤乃をよそに鮮花は邪な笑みを浮かべて

式の頼みを請け負った。

 果たして式はダイエットに成功するのか!?

 カロン様のリクエストSSです。滅茶苦茶駄作ですがお暇な

時にでもどうぞ。

夢見た先に (5476) (03-11-30 23:38)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:和音
空の境界>恋愛 | 短編読切 黒桐幹也 黒桐鮮花

和音さんからご寄稿頂いた空の境界SSです。

──────
「……で、僕の所に来たのかい?」
「ええ。折角だから、兄さんの部屋でも掃除しようかと思ったんですけど」
 私は兄である黒桐幹也のアパートに押しかけ、いや遊びに来ている。
 そう、これまでみたいに待っている必要はどこにもない。会いたいならこっち
から
乗り込んでしまえばいいんだ。
「そんなに散らかってないだろ?」
 幹也は戯けていった。

紫煙の向こうから (1155) (03-11-30 06:19)

_http://red.ribbon.to/~cruch/  (archive)   作者:cruch
空の境界>シリアス | 短編読切 蒼崎橙子

空の境界の燈子さんのちょっとシリアスっぽいお話です。 


紫煙を燻らせながら、目の前にあるソレを見ている。
完璧なヒトの雛型を通して「」に到達する為に人形を作った。
  それこそ取り付かれたと言っても良いだろう

だが、出来あがるのは完璧な「私」ばかりで。

― s n o w ― (1392) (03-11-27 20:17)

_http://www.miracle-key.gr.jp/scrawl/  (archive)   作者:蓮内
空の境界>ほのぼの | 短編読切 空の境界全般

雪の降り始めの日。

黒桐も、式も、橙子も、鮮花も。

それぞれがそれぞれの想いで、窓の外を見ていた。



雪をモチーフにした、空の境界の短編まったり小説です。
なんてことない生活の一部分を小説にしてみましたー。

溢れる想い (5544) (03-11-25 17:55)

_http://www5f.biglobe.ne.jp/~joker13/  (archive)   作者:月詠
空の境界>ほのぼの | 短編読切 空の境界全般 浅上藤乃

盛大にむせた。

危うく私の所まで飲んでいたコーヒーがかかる位に。
それはそれは盛大に。

ゲホゲホ思い切り咳き込む。
あまりに苦しいのか。
目には涙すら浮かんでる。
咳のし過ぎで顔も真っ赤に。


ふじのんほのぼのSSです。
お気楽にお読み下さい。

事後祭典 lie so true.[改訂版] (1252) (03-11-23 22:30)

_http://www.h2.dion.ne.jp/~take0/  (archive)   作者:練馬
空の境界>その他 | クロスオーバー 両儀式 秋巳大輔

以前連載していたロマンサーズとのクロスオーバー『事後祭典』を再編集して加筆修正しました。

ロマンサー。それは、式が初めて遭遇するタイプの敵だった。
警察の介入は、式と幹也の関係の前提条件に、影を落とす。

疼愛痛心(Love is the pain, but not the bane.) (5867) (03-11-18 22:53)

◎1話
 最後には言い訳さえ必要とせず、ただ力と血に酔って殺し続けた。
「凶れっ!」
 叫びながらわたしが虐殺しているのは、クラスメイトたち。
◎2話
 耳にしていただけの力の発現を、初めて見た。いきなりコップが微塵に砕けた。
◎3話
 軸が固定されて、わたしの力が発現する。それで、終わり。
 ――ごめんなさい、母さま。わたしは結局こんな風にしかなれませんでした。

※浅上藤乃メインの 空の境界 シリアスSS。

縁側にて (5345) (03-11-15 06:13)

_http://www21.ocn.ne.jp/~retorono/  (archive)   作者:akia
空の境界>ギャグ | 短編読切 両儀式 黒桐幹也

麗らかな午後。
自分のちょっとした望みを実行しようと決意に身を固める式。

そして・・・

その手に持つ必殺の得物を持ちながら、幹也へと迫る。
幹也の運命はいかに!

**短編ほのぼの&ギャグです。よろしければどうぞ。

ささやかな望み (2327) (03-10-17 01:47)

_http://spider308.k-server.org  (archive)   作者:せれな〜ど
空の境界>ほのぼの | 短編読切 空の境界全般

伽藍の堂には平凡で緩やかな時間が流れていた。
しかし、そんな時間も長くは続かなかった。
納期を奇跡的に守った橙子が読んでいた1冊の雑誌。
この1冊の雑誌が、幹也に災難をもたらす。

……みたいな話です。
初めての空の境界SSでして駄文ですが、良かったら御賞味あれ。

DINNER TIME (8155) (03-10-12 00:01)

_http://www5f.biglobe.ne.jp/~joker13/  (archive)   作者:月詠
空の境界>ギャグ | 短編読切 空の境界全般 両儀式 黒桐鮮花


「式。そうやって食べるの、行儀悪いわよ。
も少し上品に食べなさいよ」

「うっさいよお前。
今から小姑気取りか?」

ぷっち〜〜〜〜ん。
キレタ
完全に今の一言でキレタ。

「誰が小姑ですかーーーー!!」

「お前」
さらりと言うな、この野郎。


ほのぼのらっきょSSです。
お気楽にお読み下さい。

独身男の誕生日/三十路女の誕生日 (3029) (03-10-04 11:34)

_http://coop-albatross.info/ClockworK/  (archive)   作者:のち
空の境界>恋愛 | 短編読切 蒼崎橙子 秋巳大輔

気分転換に煙草を買いに行こうと、腰を上げ、扉の方へと向かう。
ふと、気分が向いて、先ほどの潰れた煙草の箱を取り上げて、ごみ箱へと入れ直そうとすると、壁に掛かっているカレンダーに目が留まった。
                    (三十路女の誕生日より)
---------
 頭をかきながら、男が内ポケットから携帯を取りだし、電子音とともにボタンを押すと、音は鳴りやみ、また静寂があたりに響く。
 そして、僅かに明るみを増した携帯画面に目をやると、男は苦笑しながらひとりごちた。
「まったく、幹也のヤツも相変わらず律儀だな」
                    (独身男の誕生日より)
---------

= 血流残置 = /4 銀十字 (2141) (03-09-16 22:26)

 カツン、カツン、と靴底が剥き出しの鉄骨を叩く音を聞きながら、橙子は幹也から受け取った煙草に火をつけた。
「まったく…」
 一言だけ呟き、煙草をくわえる。深く吸い込み、そして紫煙を吐き出す。
「―――もっと美味い煙草が吸いたいものだ」


4話目。
各話は短めですが、シリアス路線のバトルありです。
今回はつなぎ。