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七夜の闘法 (4281) (03-08-23 22:58)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>バトル | 短編読切 月姫全般 遠野志貴

七夜志貴と彼女達が織り成す、不可解で深刻極まる闘争。
アルクェイドが爪を振るい、シエルが拳を繰り出し、秋葉が髪を蠢かせる。
刃が空を裂き、肉を切り、死を穿つ。本来ならばありえない、血と肉にまみれた素晴らしい戦い。ただひたすらにお互いを潰しあう、最も楽しい戦争。


月姫こんぺに提出した作品です。
内容が長いうえに、やたらと格闘動作の書き込みがややこしいので、
ページごとに区切って読むことをオススメします。
作中において少し過激な表現があります。

原因と結末 (1532) (03-05-10 17:16)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>ダーク | 短編読切 シエル先輩


過去は人が思うより残酷である。
今は人が願うより辛辣である。
未来は人が考えるより悪意に満ちている。

シエル先輩の昔と今とこれからについて書かれた話です。
いつもどうり人がサクサク死にます。
ダークな話が好きな方はぜひ読んでください。

夜と血脈 (5542) (03-06-16 00:19)

吹き出した血のように生暖かい夏の夜。私は彼と共に在った。

シオン・エルトナム・アトラシアが見たもの。
人が人であるままに化物を殺すモノ。遠野志貴。
人であることを放棄して人を喰らうモノ。ネロ・カオス。
彼らの作り出す、酷く奇妙で、酷く凄まじい闘争。
狭い路地裏に立つ凶相の大男に、志貴は笑いかけて言った。
「さてと、それじゃあもう一度殺しあおうか。ネロ・カオス」

ずいぶんと前に書いた話です。せっかくなので登録しておきます。

夜の夢 (1983) (03-02-22 12:55)

「現し世は夢、夜の夢こそ真」 
           江戸川乱歩

不愉快でたまらない夏の夜。
誰かが望み、誰かが夢見た悪夢。
酷く血なまぐさく、救いがたいほどに肉に満ちた夢。

大変スプラッタな話になっていますので、
お読みになる方は注意してお読みください。
もしかしたら読後気分が悪くなるかもしれません。

彼女の場合 (2160) (03-06-07 22:38)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>ダーク | 短編読切 遠野家 琥珀

琥珀という人はどのように考え、どのように行動したのか。
自分の終わる日をどう思ったのか。

「とある結末」の前日から当日へといたる話です。続き物なので
初めての方は「夜の夢」から下へ、順に読むようお願いします。

彼女達の夜が来る (3033) (03-07-12 13:28)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>ギャグ | 短編読切 月姫全般

季節は晩夏、時刻は深夜、場所は遠野家志貴の部屋。
志貴に会う、そのために彼女達がやって来る。
アルクェイドとのドラマチックな出会い、
シエル先輩の心温まる笑顔、
秋葉の可愛らしいお言葉、
あの時の感動をもう一度。

な話になるはずでしたが。
何かをどこかでものすごく間違えてしまいました。
ひどくネタの偏ったギャグ話。
よろしければお楽しみください。

志貴のゴミ掃除 (1377) (03-07-20 23:42)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>バトル | 短編読切 遠野志貴

暑く淀んだ夜の公園で、遠野志貴は静かにベンチでたたずんでいた。
空気は腐りかけの果実のように甘く、色彩は朱を帯びる。
今日はとても心地よく、とても心が躍る夜だ。
人が死ぬにはふさわしい夜だ。
だから夜を邪魔するゴミは、ゴミ箱へと片付けなければならない。

殺人鬼が人を殺す。目玉を抉り、鼓膜を引き裂き、刃をめり込ませて。

バトルというよりは暴力的な話です。空想と現実の区別がつかない方や一般良識を好まれる方は、読まないことを強くお勧めします。

有彦の闇 (2508) (03-07-24 22:25)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>バトル | 短編読切 遠野志貴 乾有彦

本文より一部抜粋

一瞬で距離を消滅させ、高速の突きを放った。突風となって腹部へと伸びる一撃を、遠野は地べたを這うようにしてやりすごす。その姿が視界から消えた。
即座に地面を砕かんばかりに踏みつけ、後方へと跳ぶ。俺の足があったあたりを、遠野の刃が薙いだ。そのままスライディングの要領で、遠野が近づいてくる。俺の足元で遠野の右腕が跳ね上がり、股間から上へと切り上げた。僅かに後へとさがり、その顔を蹴りつける。

必殺技も特殊な武器も出てこない、至極まっとうなナイフ格闘の話です。
格闘の書き込みには自信がありますので、読んで損はさせません。

遠野家御伽話 (2693) (03-12-13 00:46)

_http://b-unyuu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:流水
月姫&歌月十夜>ダーク | 短編読切 遠野家

御伽噺は好きですか。
子供の頃に、絵本で読んだような。紙芝居で見たような。
美味しい料理が出てきたり、理不尽な事柄が起こったり。

この物語もそんな御伽噺の一つ。遠野家を舞台にした極々普通のお話です。
志貴と秋葉と翡翠と琥珀と。四人の人が作り上げた、なんともいえない味のお話。もしよろしければご賞味ください。

この作品は非常に黒い話となっています。読後、鬱な気分になる可能性が極めて高いので、精神衛生状態が良好な時にのみお読みください。
怖い話が好きな方や、ありきたりの話に飽きておられる方、話の種になるSSを探しておられる方等にぜひともお勧めします。

黒猫の見る夢[中編] (2550) (03-11-08 19:19)

秋が終わりやがて冬となる季節。私以外には誰も存在しない遠野家の庭。
私は一瞬身を震わせて、空を見上げた。わずかに漂う雲は穏やかで、柔らかに欠けた月が辺りを照らしている。

夜もふけた。人も、人でないものも、皆が皆等しく夢を見る時間だ。
暖かい夢、寂しい夢、恐ろしい夢、楽しい夢。
この時間には本当に様々な夢が生み出される。
そして私はこの場を離れる。彼女たちの夢を見るために。

レンの視点から語られる、ほのぼのとしたお話です。今回はバトルも無く、人も死にませんので、全ての方にお楽しみいただけます。

夢現 (6272) (05-02-27 03:05)

「ごめん、ごめん」
男はぜいぜいと息をしながら低頭で謝る。
頭の上にある重ねた両手が笑いを誘った。
「いいわよ。私も今さっき着いたばっかだし」
そう言いながら春の風吹く大きな坂を登っていった。

凛の恋心。分からず屋の朴念仁とのほのぼの短編です。

Dream at Dawn (11198) (04-06-23 00:55)

もし士郎が召喚したのがキャスターであったなら?
 そんな仮定で書いた短編です。知人のSSの影響で私なりに書いてみたくて書いてみました。長編っぽいですが、続きはありません。

 ご都合主義といえばご都合主義なのですが、それなりに楽しめるように頑張ってみたつもりです。感想、批判、意見等お待ちしております。

剣をこの手に (3817) (04-12-23 23:33)

セイバールートアフター、いわゆるセイバー○○ものです。
 セイバーの出番がほとんど無かったりしますが、たしかに衛宮士郎とセイバーの話です。
 ……いや、衛宮士郎の話かな?

 きっかけは偶然、されどそれは必然。物語はそんなところから始まります。

雪の妖精 (1544) (05-01-08 20:51)

HFトゥルー、空白の期間を舞台とする短編です。

聖杯戦争から一年後の冬。
冬木市では、不思議な噂が流れ始めていた。
冬木の管理者代理を姉から任された桜は、その真相を探ろうとするが――

少しもの悲しく、少しだけ前に進む、そんな話です。

『Cake the blackbox』 (3607) (03-11-28 23:25)

_http://bbs.fuzzy2.com/unofficialbbs/typemoon/  (archive)   作者:10=8 01
月姫&歌月十夜>ギャグ | 短編読切 月姫全般 遠野志貴

「で、結局は何をしているの?」
 何となく解っていながらも、確認のために訊いた。
「ああ、それはね志貴――」
「それはですね、遠野くん――」
「兄さんに簡単に説明しますと――」


奈須きのこ先生爆誕記念SS。
きのこ先生の誕生日会の裏側でひっそりと行われた、女達の仁義無き味勝負……っぽい展開。

祝っているのかどうなのか、非常に疑問に思う点がありますが、そこらへんをご容赦いただけるとありがたいです。

場所:SS掲示板の誕生日SSツリーにて。

未来、交錯せず。想い、交錯し。 (5892) (04-01-17 00:29)

_http://bbs.fuzzy2.com/unofficialbbs/typemoon/  (archive)   作者:10=8 01
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 浅上女学院 遠野志貴 瀬尾晶 月姫蒼香

 そもそも、未来視を都合のいいものと考えていたのが間違いだったのかもしれない。本人の望む、望まないに関わらず視えてしまう未来だったが、望む未来が視えてもそれが自分と交錯するとは限らないもの。
 未来は、意地悪だ。
 誕生日だというのに―――逢いたい人にも逢わせてくれない。


瀬尾晶誕生日ということで、短めのSSを一本仕上げました。
そうそう、シリアスなお話でもないので、肩の力を抜いてのんびり読んで頂ければ嬉しいです。

場所:SS掲示板「瀬尾晶・誕生日書き込みツリー」

雪月花 (2741) (03-12-25 01:25)

_http://bbs.fuzzy2.com/unofficialbbs/typemoon/  (archive)   作者:10=8 01
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 遠野志貴 アルクェイド


 それは一週間前。
「来週は何の日か知っている、志貴?」
「ん、ああ勿論」
 彼女が軽く微笑みながら、促す。
 言ってみて、と。
「―――クリスマス当日だろ」
「……………」
 あれ、怒ってる?


遠野志貴とアルクェイドの迎えるクリスマス。
これといって特別なことは何も無い。でも、二人には特別であろう一日。そんな何気ないよーな物語。
短いのでサクサク読めます。

場所:SS掲示板より

鬼の末裔 (2602) (05-10-12 16:32)

_http://binary.k-free.net/  (archive)   作者:狛犬
TYPE-MOON全般>バトル | 短編読切 遠野槙久 時南宗玄

ある一つの滅びが、原作よりもわずかに数年遅れた世界。
その数年のズレが、関わる人々の運命を大きく変えるのか。
救いをもたらすべき人の居ない世界の中で、鬼人の末裔達は己の体を流れる血の運命に翻弄される。

バトル、というよりは暗殺なノリです。リハビリがてら、仕掛け人シリーズを意識して書いてみました。
一先ず、月姫本編よりも少しだけ前のお話。

彼女と侍 (6855) (05-03-18 02:53)

_http://blog.livedoor.jp/destiny9/  (archive)   作者:きゃお
Fate/stay night>ギャグ | 短編読切 アサシン 三人娘

剣に捧げた人生だった。
死と隣り合うことに喜びを感じ、業を尽くすことに誇りを求める。そのような歪な生を謳歌した男が、柔らかな笑顔の彼女と衝撃的に出会った。

三枝さんと小次郎のぼけぼけとしたほのぼのギャグです。

[Fate/in school days] Episode Final / Past and Future (14395) (05-04-22 22:34)

_http://blog.livedoor.jp/unlimited_blade_works/  (archive)   作者:風蛍
Fate/stay night>シリアス | 短編読切 Fate全般 衛宮士郎 セイバー

遂に邂逅するセイバーと士郎。
月光の下、聖杯戦争を二人で勝ち抜くことを誓った。
その誓いが、今破られる。

己が正しいのか、間違っているのか。
二人の剣舞が、その哀しみの旋律を奏でる時、
セイバーの叫びに対する士郎が出した答えとは?