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神隠し〜しじょうさいていのちわげんか〜 (14638) (08-09-09 21:02)

_http://www.h7.dion.ne.jp/~gen-rai/  (archive)   作者:梨花
空の境界>恋愛 | 両儀式 黒桐幹也 蒼崎橙子

前・後編です。完結したので登録します。

人は魔法なんか使わなくても、一方的に自分が会いたくないと強く願えば、簡単に『いなくなって』しまうことができる。失踪には二種類あって、ひとつは全ての繋がりを断ち切って消滅することを望むもの。もう一つは─────

お姫様はご機嫌ナナメ (11657) (08-05-27 21:13)

_http://misakiserisawa.fc2web.com/  (archive)   作者:芹沢岬
空の境界>恋愛 | 短編読切 両儀式 黒桐幹也

全く。こんなに散らかった部屋じゃ落ち着いて眠ることも出来やしない。たすきを手にとり裾を捲り上げて、流しに向かう。
「まったく、どうしようもないヤツ」
 …やっぱり返答がないことに、室内に響く足音がひとつしかないことに、やけに大きく聞こえる時計の音に、少しだけ苛立ちが混じっているのは――きっと気のせいに違いない。

ほのぼののような、甘々のような式と幹也。
Gallary⇒TYPE-MOON⇒Short Storyからご覧いただけます。

十六夜 (15548) (07-11-10 00:13)

_http://www.h7.dion.ne.jp/~gen-rai/  (archive)   作者:梨花
空の境界>恋愛 | 短編読切 両儀式 黒桐幹也

「ふふっ」
 軽い吐息がその口元からこぼれる。その振動は空気を伝わって、僕の耳たぶを揺らしているような錯覚さえ覚えた。普段の彼女の笑みとは少し違った色を帯びている。たとえるならそれは薄紅色。ピンクほどあからさまじゃなく、それでいて清らかな艶っぽささえ含ませたその声は、いつまでも、何度でも聞いていたいと思わせるような心地よい音色だった。

という艶っぽい出だしですが、ほのぼのです。
酒に酔って幹也に絡む式。その本意は─────

両儀式朝餉 (19529) (07-01-14 18:40)

_http://moon.flier.jp/  (archive)   作者:Syunsuke
空の境界>恋愛 | 短編読切 18禁 両儀式 黒桐幹也

台所に入った途端、式が振り向いて睨み付けてきた。
「結局寝てないな? 幹也」
 その通りながらも何か言い返そうとして、だけど、厳しい目付きに意気を削がれる。

***

 朝ごはんは一日の活力です。 きちんと食べましょう。

在処 (9957) (06-04-18 21:07)

_http://www.h7.dion.ne.jp/~gen-rai/  (archive)   作者:梨花
空の境界>恋愛 | 短編読切 両儀式 黒桐幹也

殺人考察(後)のその後。
病院から退院してきた幹也の面倒を見ることになった式。
再会した日の夜を迎えた二人は――。

以前登録したSS「希う心」の続編にあたります。

そんなおかしなプレゼント (10066) (06-02-27 00:54)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>恋愛 | 両儀式 黒桐幹也

はだわい3.に寄稿させて頂いた作品です。
仕事で忙しそうな幹也と、それに不満げな式に。

――――――
「倦怠期じゃないのか。お前達?」
 伽藍の堂という名前よろしく、ガランとした事務所。
その主であるトウコは、雑誌らしきモノの頁を繰りながら独り言のようにそう言った。

それからのこと。あるいは、これからのこと(そんな二人の場合) (10735) (05-10-16 23:25)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>恋愛 | 両儀式 黒桐幹也

冬を迎えたある日。幹也の問いに対する式の答は

――――――
「それで、式。結局、何処の大学を受けるの?
 いい加減教えてくれてもいいんじゃないかな」
紅葉の季節が過ぎ去って、空からは時折、白いものが降るようになった頃。
幹也は今までに何度も繰り返してきたその問いを、また私に向かって投げかけた。

幹也の部屋に、食卓代わりに置かれた机。
その上に参考書を放り投げると、私は呆れた気持ちで隣に座る男の顔を見上げて、息をついた。

「……そんなの。勝手に調べればいいだろ」

遅れてしまったチョコレート (13230) (05-02-23 00:31)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>恋愛 | 両儀式 黒桐幹也

少し遅れてしまったバレンタインのお話です。

――――――
「あの、式……?」
「あのさ、幹也」
恐る恐ると口をひらく僕の言葉を遮って、
式は左手で軽くナイフの柄を指弾きながら、小さく笑って、訊いた。


「これ、誰から?」、と。

春の季節 (3938) (04-12-30 22:31)

_http://www.geocities.jp/mmm1543650381637/  (archive)  (geolog) 作者:雅(masa)
空の境界>恋愛 | 短編読切 遠坂凛

これは夢だ。何故ならば私はあいつのことをもう忘れているから。だから、これは夢だ。

 アイツは皮肉屋だった。


 大嘘吐きだった。

 大言吐きだった。
 それでも―――――。

      *
 自分のサイトでは初めてのものになります。
 拙いものですがどうかよろしくお願いいたします。

ハライセ-The Counter Of Love- (19053) (04-12-09 01:10)

私に開いた穴を、幹也が埋めてくれた。
 あいつといると、満たされた。
 だから――幹也を疑えば、そんな幸福たちまでが泡沫に消えてしまいそうで。
 会いたいと強く願いながら、決して会おうとしない矛盾を、私はもう一週間も繰り返している。


西奏亭への頂き物、四話構成の長編です。
式と幹也の関係の揺らぎ、そして……。
式幹の関係が好きな方には少し辛い場面もあるかもしれませんが、読み始めたなら、最後まで読んで貰いたい作品です。

雨に降られて (5189) (04-08-30 21:36)

_http://www.geocities.jp/inocent_gun/index1.html  (archive)  (geolog) 作者:綾音
空の境界>恋愛 | 浅上藤乃

浴衣祭り第3弾です

藤乃ちゃんとお祭りに出かけた僕は、夕立に会ってしまった
たった2人で雨空を見上げながら語ることは……

楽しんで頂ければ幸いです
あと感想のカキコ宜しくお願いします

(20084) (04-07-05 15:34)

_http://coop-albatross.info/ClockworK/  (archive)   作者:星詠師
空の境界>恋愛 | 18禁 両儀式 黒桐幹也

両儀“色”祭 投稿SS#30(ロスタイム突入中)

-----------
「予告なんてつまらないだけだろう。早送りしろよ」
「これも見た方が気分が盛り上がるよ」

 言いつつ、お茶受けの煎餅に手を伸ばす。
 それを口に運ぶのと同時に予告が終わり、凝ったCGのタイトルが表示され――。


                        絡み合う幹也と式が映った。

したさき (8002) (04-06-30 01:01)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
空の境界>恋愛 | 短編読切 黒桐幹也 浅上藤乃

「藤乃ちゃん、舌を伸ばしてみて」

 幹也さんの言葉。
 唐突と言えば唐突。
 いつもなら、何かを言われようと、幹也さんの言葉にならすぐに反応する。
 けれど、今はちょっと戸惑ってしまった。


 ……幹也×藤乃前提のお話となっています。ご承知おきを。
 手も握らないお話ですが、18禁っぽいの嫌いな方もスルーを。

Mermaid Smiled (8586) (04-04-26 20:54)


 ――藤乃ちゃんは、感覚を取り戻している。
 詳しい経緯は知らないが、藤乃ちゃんが望み、橙子さんがそれに応えた、ということらしい。
 須らく、望みは果たされた。

***

 秋月 修二さんからお預かりしました。
 幹也が藤乃を恋人として選んだのなら、という前提に立っています。その点で本編に準じてはおりません。

 深夜のプールに、二人……

ジャイアニズム (11672) (04-04-14 22:54)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:瑞香
空の境界>恋愛 | 短編読切 両儀式 黒桐幹也

瑞香さまから、AcidRainにご寄稿いただきました。
ほのぼのバカップルな二人をお楽しみください。

―――――――――

僕はかなり神妙な顔つきだったと思う。
 今考えてみれば、はっきりしないことが多い。それだけ気張っていたんだと思う。
 喉はカラカラでひりついていたし、なにより彼女を目の前にして、僕は動転していたのだと思う。まず話題をふって、それから感触をさぐって、そして切り出そうと色々画策していたのに、すべてオジャン。
 彼女を目の前にした途端、僕は唐突に口にしていた。

「し、式……結婚しよう」

オンガク (4410) (04-04-12 00:22)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:秋月修二
空の境界>恋愛 | 両儀式 黒桐幹也

秋月さんから、AcidRainにご寄稿いただきました。
式と幹也の日常のワンシーン。

―――――――――

「式も、音楽聞いてみれば? 気に入るかもしれないよ?」
 科白と行動に、何の関係があるのかを問いたくなる。息がかかるほどの距離、卑怯者。何だってこんなに落ち着いてしまう。幹也なら何かしてきそうなことくらい、解りきっているはずなのに。
「オレは、あんまり興味無い」
「モノは試しだよ。気が向いたら、聞いてみるのもいいんじゃないかな」