■ 有間の来た日 (8689) (07-09-25 00:34)
「めずらしい」
私がその少年を見た最初の感想がそれだった。
『可愛い』などの外見的印象や、『やさしそう』のような精神的印象よりも、変わり者の弟が家に誰かを連れてくる事の方に驚いたものだ。
youさんから頂きました。
一子さんと志貴との邂逅。そして。
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「めずらしい」
私がその少年を見た最初の感想がそれだった。
『可愛い』などの外見的印象や、『やさしそう』のような精神的印象よりも、変わり者の弟が家に誰かを連れてくる事の方に驚いたものだ。
youさんから頂きました。
一子さんと志貴との邂逅。そして。
そうだ、酒を初めて呑んだのは、ここでだった。
唐突に思い出して、目を天井に彷徨わせて、少し、記憶を掘りおこす。
茫然とした顔で、盃を持ち上げたまま、俺は考えに耽る。
ああ、そういえば、秋葉が考え事する時にはちゃんとそういう顔をして下さ
いって、小言を言っていたっけ。
横からそんなことを思い出しながらも、俺は過去を振り返っていた。
酒という小道具を使っての、志貴と一子さんのお話です。
独特の語り口での、何ともいえない雰囲気が醸し出されています。
IFS (Ichiko Festa in Seisoutei) 実行委員会を通して西奏亭に
頂きました。
……取りあえず起きよう。それから……
「いてっ!」
俺は手に何かをぶつけて引っ込めた。伸びをしようとして伸ばした手がびし
ゃっとぶつかって……
え?と言うことはだれかがベッドの中にいるの?誰?アルクェイド?シエル
先輩?……というか、回りに見覚えがないのはそりゃ、アルクェイドや先輩の
家なら当然のことだから、何をそそっかしく暴れているんだか、俺。
目覚めた処で志貴の見たものは……。
阿羅本さんより西奏亭100万ヒット記念に頂きました。
ごく自然に唇の端がクスリと、笑みの形に吊り上がった。
軽やかに舞い続けながらそっと胸元に手をやり、シャツのボタンを一つはず
す。
襟元から覗く肌の白さが、面積を増す。
思ったとおりに視線が胸元に集中するのが分かる。
―― ああ、とても、心地よい。ゾクゾクするほどに。
ゆるやかに、しなやかに有間の目の前で踊り続ける。
その眼があたしを捕らえて離さない。
西奏亭の100万ヒット記念に権兵衛党さんから頂きました。
乾家での一子と志貴。アルコールの力が、二人の顕在化していなか
った姿を露わにしていき……。悶絶させられました。
適当に引っ掴むと、俺はイチゴさんのいる居間まで戻った。お茶ではまだ温ま
らないのか、寒そうに時折身震いをしている。
「はい、どうぞ。風邪引きますよ、着替えてきたらどうです?」
「今朝洗濯したばっかりだ。まだ乾いてない」
それは流石にどうしようもない。俺は黙ってタオルを手渡した。そうして席
に着こうとしたのだが、イチゴさんはそれを軽い調子で止めた。
「んー、そうだな、ついでだ。有間、髪の毛も拭いてくれないか。あたしは黙
って、お茶で温まってるから」
西奏亭の100万ヒット記念に秋月さんより頂きました。
雨の日の乾家での束の間の情景。志貴と一子の微妙な関係を見事に
描かれておられます。
「……どういうつもりだ、有間」
「風邪って人にウツすと治りが早いんですよ、イチゴさん」
怪訝な私の詰問にそう応じる有間。私は一つ溜め息をついた。
「今日はダルくて難しいコトを言われても考えられないんだ。クスリを飲んで
ゆっくり寝るよ、さあ」
そう言って再度手を伸ばすが、やはり有間は薬を渡す気はないらしい。
「……」
無言で見据える私を見ながら有間はベッドに片膝を付けた。
風邪に倒れた一子、訪ねて来た志貴。
西奏亭100万ヒット記念に利一さんより頂きました。
濃密です、凄いです。堪能しましょう。
「有間。あたしに似合わない職業って何だと思う?」
ある日突然、本当に唐突に一子さんは俺に質問を投げかけてきた。
無人の乾家、そのリビングでのんびりしていたら、帰ってきたらしい一子さ
んがドアを開けるなりいきなりの質問。
確かに今まで有彦と『一子さんの職業って何だろう』ってあれこれ論じた事
があるけど、それを知って気を悪くしたのだろうか。
「?」
だが、そう言われてみると意外と難しい質問だった。
そして、志貴が選んだ職業は?
白と黒との一子さんの姿は?
西奏亭100万ヒット記念に古守久万さんより頂きました。
一子さんの素敵姿を堪能ください。
「――なんだ。有間、いたのか?」
水を飲もうとキッチンにいくと、そこに有間がいた。
いつものぼぉっとした感じの曖昧な笑み。黒縁眼鏡がさらに人当たりの良さを醸し出している。しかしその奥の瞳はいやに冷たい。
優しい輝きを湛えた冷酷な瞳。矛盾していたが、有間の瞳はそう表現するしかなかった。
西奏亭100万HITのお祝いに頂きました。
一子さんです。一子さん視点でのやりとり、心情、行為。
実に艶やかで、引き込まれます。年上好きならずともぜひ堪能下さい。
急に思いついた企画?
キャラを遊園地に連れてくだけです。
まずは始まりから。
まだ遊園地には行きません。
MOONGAZER企画・純情翡翠SSの投稿作品です。
翡翠と志貴、遠野家の二人は乾家の有彦と一子と共に温泉旅行に出かける。旅先で二人が想うのはお互いの――
「んで、なんだ?あんな目立つところでオレを待ってたりして」
雨の日に待っていた遠野志貴との会話。そんな乾有彦らしい会話の顛末は・・・
ほのぼの短編です。
特殊属性、起動
「ワタシハ、アナタノ、トリコデス」(違
お姉様3人の暗躍系SSです。
SSは、「裏SSの世界へ」の所に
ありますので、ご注意を!
月姫18禁フェチ企画『月にょ』 参加作品
有彦が勢い込んで飛び込んできた。その手に持ったビデオは――
「よぉ遠野!!ウチの姉貴のトイレを盗撮してきたぜ!!」
なんだろう。
暖かい。
これ……?
有間?
ああ。
有間だな。
あたしの胸に顔埋めるようにして……。
まだ眠っている。
ふふふ。
可愛いな。
ぎゅっとしてやろう。
……。
……?
……!
ゆっくりと寝ぼけた頭に、知覚したものが浸透した。
有間を抱き締めるようにして、眠っていた姿。
それを殴られたが如く認識した。
一子から見た、もう一人の弟的存在、志貴。でも……。
旧作改変企画の一つで「乾さんちのお姉さん」を元にしています。
いちおう全年齢向けです。……表は。
果てしなく暴走してます(笑
けど、ななこは出てきません
こんなネタしか書けない私を許して(えー
SSは、「裏SSの世界へ」の所に
ありますので、ご注意を!
素知らぬフリで私はカウントを続ける。
誰も知らないことだ。何故なら、知る必要すらないことだから。
自分勝手に作り上げた、私だけのルール。
達することが目的でもない、幼過ぎる戯れ。
一、二、三、四、五。
飽きもせず、何度も繰り返し数を重ねる。連ねる。織り上げる。
いつしかそれは高みへと。
最後にすべき数は心得ている。
だからそれまでに、何かしらの決着が欲しい。
秋月さんより西奏亭への寄贈SSで、前に頂いた「人想い一思いする重さ」に
連なるお話になっています。併せてぜひお読みください。
「なあ……姉ちゃん」
「ん?」
「どうして、あそこに来たんだ?」
解らないなら、本人に確かめればいい。割と素直にその考えに行き着く。姉
ちゃんはどう答えたものか考えているのか、少々間を置く。
俺は湯船で体を強張らせて、耳を澄ましている。
答えは唐突に来た。
「何となく」
秋月 修二さんより西奏亭の50万HIT記念に頂きました。
少し昔の一子、そして有彦……、乾家の二人の情景を描いています。
雰囲気ある素敵な作品です。
志貴と一子の関係の後日、志貴と晶が付き合っているところに一子が不意に現れる。そして、晶は不意に二人の関係の未来を見てしまうのだった……
天戯恭介さんの一子さんSS『Dry?』の続編です。
「頼む有彦、家にかくまってくれ」
「はあ?」
主役ではありません(笑)
丸い硝子製の器に煙草が剣山のように入っていた。
灰皿のついでに、たまっていた食器類を全て洗い、机の上を台ふきんで拭い
ていると、灰皿からこぼれたのか一本の吸い殻があった。
それを取ると、茶色の吸い口に、紅い、口紅がついていた。
志貴と一子との情景……、二人の距離感や漂う雰囲気を煙草という小道具を
使って巧く描かれています。一子さん好きはぜひどうぞ。
西奏亭の30万HIT記念として頂きました。
嫌な予感に汗が急に噴き出す。
心当たりはあった・・・
いや、でもそんなはずはない!
てか、何故俺が動揺するんだ?落ち着け有彦・・・
もし違う選択肢を選んでいたらどうなるのか?
前回のギャグ路線とはまた違ったほのぼのストーリーになっております。
今回は乾家での一コマ。
三人祭り(巴戦)の参加作品。
阿羅本さんのショタ志貴シリーズの番外編。
今回は18禁です。
すいすい水夢のサイトで月姫SSを募集する「萌月祭」の
SS、AAAさんの作品です。
萌えについて一子に相談に来た志貴だが……?
「今回は『一子さんで萌えSS』というネタで攻めたいと思います。
言わば私の妄想をSSにしました!
皆さん納得される出来に仕上がってるか心配ですが、ご覧くださいませ」
イチゴさんこと、乾一子お姉様のお話です。イチゴだから十五夜。ああ単純。基本的にお笑いですが、考えてみたら、かなりヤバイ話かも知れないです。(^^; ここは有彦の屁理屈を間に受ける事にして。(笑) まあ、夢の話だし。(笑)
三人祭り(仮)の出展作品
天戯恭介さんのDry? の続きを想定して書いています。
一人っきりのオトコと一人っきりのオンナがただ寂しさを埋めただけ。
ただ切なさを情欲で埋めただけ。
そうに決まっているし、そうだ。
そうなんだ。
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年齢制限なしの「それがわたし」も同時にアップしました。