□ サンバソウチャンネル (1884) (04-12-11 20:09)
リクエストしていただいた浅上藤乃SS
ヤマもオチも意味もありませんが、ご覧いただければ幸いです。
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リクエストしていただいた浅上藤乃SS
ヤマもオチも意味もありませんが、ご覧いただければ幸いです。
これは夢だ。何故ならば私はあいつのことをもう忘れているから。だから、これは夢だ。
アイツは皮肉屋だった。
大嘘吐きだった。
大言吐きだった。
それでも―――――。
*
自分のサイトでは初めてのものになります。
拙いものですがどうかよろしくお願いいたします。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#25
(ロスタイム突入中)
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結局――――分かりきっていたことだ。
今までだって、何度と無くおんなじ様な目にあってきたじゃないか。
あの人は、けして悪い人じゃない。
ただ、根本的に常識とか、優しさとか、そういう人間性っていうのが欠けている人なだけだ。
だから、責めてはいけない。
責めてはいけないのだけど……。
「橙子さんのバカァァァァァァァーーーーーっ!!」
雨音さんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・20作目です。
万感とは、いったいどんな気持ちなのだろう。
たくさんの思い。複雑に絡まり有った感情。
だけど……違う。
複雑にしているのは私自身の愚かさだ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#10
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我ながら天才的と言える発想だ。
でも、それを伝えようと式の方を向くと……そこには何かものすごく警戒した獣のような顔があった。
「ど、どうしたの?」
「お前がその顔をしたときは、絶対良くないことが起こるんだ」
「酷いなぁ。僕が今まで、式の嫌がる事をしたことがあったかい?」
「…………」
沈黙。肯定の印。
でもこれはただの肯定じゃない。
一杯ありすぎていちいち例を挙げる気になれない、という沈黙だ。
目が悪くなってしまった式に、幹也は眼鏡をプレゼントしようとするのだが……。
名は体を表す。
そのままの内容です。
空を見て、夢を見るほど、乙女ではないが・・・それでも今日は特別に、未来を夢想してみた。
「……おまえの心配性は死んでも、治りそうにないな……」
「良いんだ。心配させてくれよ。君の事なんだから」
「……バカ」
空(から)を空(そら)と読んだ多くの方々へ捧ぐ、
もう一つの―――見解。
カラではない空の境界――――
一週間少々遅れての完結です!!
「式乳祭り」第7弾SSです!!
「標準派」SSとなっております!
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「あの、両儀さん? その、少し落ち着いて―――」
「浅上」
彼女を落ちつかせようとした私の言葉は、強烈な意志のこもった言葉で遮られた。
「俺は勝たないといけないんだ」
・・・一体、鮮花といい、両儀式といい。なんの勝負をするつもりなんだろう。
「式乳祭り」SS第13弾です。
「標準派SS」第5弾となっております!
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それにまあ―――。
黒桐も、砂の方が掘るのが楽でいいだろうと思ってね」
―――なにか、不吉な言葉が聞こえた気がしたけど。
「掘るって、何をだ」
聞かなくていい、式。
「ふむ。黒桐も聞きたいか?」
「いえ、いいです。僕は、聞きたくないです」
耳を閉ざす僕の手を引き剥がしながら橙子さんは、嬉々としてささやいた。
「知っているか、黒桐。
捕虜に自分の墓穴を掘らせることは、結構あったようだぞ。ナチスとか」
「ああ! 聞きたくない聞きたくない聞こえない―――!!」
今更ですが、らっきょの面々の大晦日の情景を
綴ったSSです。
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「じゃあ、みんなで年越しをしましょうよ」
そんな提案を最初に口にした時、僕にそれほど深い考えがあった訳ではなかった。
「あ、賛成です。いいですね」
「構わないがね。準備は黒桐がするんだろうしな」
「別に……まあ、いいけどな」
積極的に、あるいは消極的に。
それぞれの違いはあるとしても、
その場の全員が賛意を示してくれたのは、結局の所、
みんな、同じ思いを持っていたからではないだろうか。
お正月の伽藍の堂の面々のお話です。
正月ぐらいは実家に帰れと、鮮花に言われた黒桐は。
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「もう兄さんもいい加減仲直りして下さいね。
別に是が非でも帰れ、っていうつもりはないですけど、せめてお正月ぐらいは」
「帰るよ」
「家族が顔を揃え……え?」
鮮花の抗議の声を遮って、僕が告げた台詞。
その言葉に、鮮花はきょとんと目を開いて、しばし言葉を失っていた。
いつもの面子のお花見での1コマです。
時節ネタとしてはちょっと遅いかも。
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「これか?その名も銘酒『鬼殺し』。
―――比喩じゃなくて、実際に鬼を殺した業物だぞ?」
「そんなもの、人間相手に飲まさないで下さい!!」
いつものメンバーがカラオケに行くことになるお話です。
N×Tくらぶ様の、眼鏡とか和服とか祭りに投稿させて頂きました。
「さて、式」
その式に向けて、橙子さんがマイクをぷらぷらと振って見せた。
「どうする? 約束どおり、無理強いはしないぞ?」
ああ、なんて意地悪そうな顔で笑うんだ、この人は。
その橙子さんを、式は、睨みつけ―――。
冬を迎えたある日。幹也の問いに対する式の答は
――――――
「それで、式。結局、何処の大学を受けるの?
いい加減教えてくれてもいいんじゃないかな」
紅葉の季節が過ぎ去って、空からは時折、白いものが降るようになった頃。
幹也は今までに何度も繰り返してきたその問いを、また私に向かって投げかけた。
幹也の部屋に、食卓代わりに置かれた机。
その上に参考書を放り投げると、私は呆れた気持ちで隣に座る男の顔を見上げて、息をついた。
「……そんなの。勝手に調べればいいだろ」
はだわい3.に寄稿させて頂いた作品です。
仕事で忙しそうな幹也と、それに不満げな式に。
――――――
「倦怠期じゃないのか。お前達?」
伽藍の堂という名前よろしく、ガランとした事務所。
その主であるトウコは、雑誌らしきモノの頁を繰りながら独り言のようにそう言った。
ドラマCD「ALL AROUND TYPE-MOON」後の小ネタ。
ドラマCDのネタバレありますのでご注意下さい。
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「弱いっ! 弱すぎるぜ、幹也っち!
上目遣いで「お願い」って、言われただけで撃沈とは!
そいつはあまりに惚気過ぎってもんじゃ、ありますまいかっ!」
「う、うるさいっ」
どうやらこいつ、一部始終を覗き見ていたらしい。
礼園学院を訪れたシオンのお話です。
以前のシオン来訪の続編的なお話ですが、直接はつながってなかったりします。
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今度は右斜め前を黙々と歩く少女の背中が視界に入った。
艶やかな長い黒髪が静かに揺れている。
彼女の名は黒桐鮮花。
マザー・リーズバイフェの紹介によれば、礼園学園随一の才媛ということだ。
紹介されたとき、秋葉に似ているな、と素直に思った。
桜も散ってしまった春に始まった夢みたいな日常のお話。
――――――
「なんだ、照れてるのか? コクトー」
「て、照れてなんか居ません」
動揺に、何故か敬語になる僕だった。そんな僕の様子が心底楽しいのか、織はにこにこと屈託無く笑う。
「やっぱりコクトーは面白いな」
「あのね。からかわないでよ」
「嫌だ。からかう」
「……あのね」
「よし。楽しいから新婚さんごっこしよう」
「へ?」
伽藍の堂での七夕の日のお話です。
――――――
「……笹?」
「あと短冊もあるみたいだけど」
そう、それは白い布で軽く包まれた一本の笹の枝と短冊。
あげく、ご丁寧に筆まで用意してあった。
「なんでこんなものがここに」
「……」
あまりのタイミングの良さに、橙子の顔が頭をよぎる。
が、その疑いを打ち消すように幹也の言葉が重なった。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#17
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「そう言えば、確か」
時計の針が終業時刻を示そうとする頃。
「君は相手が男でも、問題ない性質だったな。黒桐」
いつものように唐突に、いつものように何の脈略もなく
所長である橙子さんはそんな言葉を僕、黒桐幹也に投げかけた。
式が貰った手紙について、あれこれ騒ぐ伽藍の堂の面々。
つらつら、ほのぼのと綴られる、そんな彼らの日々の一欠片のお話です。
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そんな兄の有様を見つめて、その妹が深く、ため息を付いた。
「完全にに、錯乱してますね」
「錯乱と言うより現実逃避だね。動揺していることには変わりはないだろうが」
鮮花の嘆息に、その師のほうは火のついていない煙草を指先で弄びながらも、
いかにも楽しげに笑う。
今更ですが、初詣のお話です。
神社に訪れた伽藍の堂の面々は。
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「……帰る」
「ちょっと、待った! 式。短気すぎるぞ、それは」
開口一番、まるっきり本気の口調で言いはなって踵を変えそうとする式。
慌ててその手を引張り、引き留める僕を、式は不平満々の体で睨む。
「なんだよ。俺が短気なのは知ってるだろ」
「開き直らないの。
せっかくここまで来たんだから、ちゃんと詣でようよ。ね?」
須啓さんから、式乳最多投稿賞としていただきました(笑)
唐突にかけられた言葉に、一人で納得してから僕は
声のした方向に視線を走らせた。
そこにいたのは見慣れた一人の少女。
もっとも、彼女が黒マントを羽織っている姿はさすがに見慣れてはいないけれど。
黒桐君の夢の中、ということで。めちゃめちゃなお話です。後編も完成しました。
いろんなキャラに絡まれる黒桐君でした.
前編は式、アルバ、荒耶、鮮花が黒桐君と絡みます。
後編は秋隆、藤乃、玄霧、橙子、そして・・・
橙子さんは、興奮さめやらないまま、彼女を取り巻く人形たちを一瞥した。
「いけ、式人形たち。遠慮することはない。日頃からちゃんと躾ているだろう。
エモノは食い殺すものだ、と。
―――ま、この場合別な方法で食べちゃっても構わないんだが。
今回は、黒桐にいい目はあわせてやんない」
「何をしつけてるんですか!!」