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お嬢様
(7190)
(04-12-24 03:02)
黄昏が宵闇にかわる時間、茜と群青が混じり合う空の下、私は兄さんと家路についた。
はじめてこうして二人で歩いた日は、もう既に思い出として整理され始める頃であり、そこを振り返ってみると私はずいぶんとぎくしゃくしていたと思う。
道案内するみたいく先導するのか、控え目に後ろにつくのか、それとも横にいた方が良いのか、右か左か、くっついていると妹らしくないか、離れすぎるのはもっと変ではないかと、何でもないふうを装っても、一挙手一投足に色々と考え込んで、ただ一緒に歩くのが私には簡単にできなかった。
志貴の言葉を気にする秋葉。そして部屋で……。
西奏亭への頂き物です。
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酔花酔夢
(4336)
(03-10-03 00:12)
「どうかしたのかな、お姫様は?」
「――――!」
ああ、お姫様とはっ!
そんなの夢だとしても恥ずかしい。
私の怜悧な部分が嘲い、赤面させる。
けれど何と甘美な響きだろう。
感激が、何もかも洗い流してくれた。
兄さんとただ一人対になるのはお姫様である私だけ。
硝子の靴など必要もない運命の二人。
クラザメさんより西奏亭の二周年記念として頂きました。
とろとろに蕩けそうな志貴と秋葉の甘いお話です。
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夜伽閑話
(6404)
(03-09-17 22:39)
しっとりと濡れた、志貴へのアルクェイドのオンナとしての情。
そして艶めかしい痴態。
クラザメ様からClockworkへの寄贈作品です。
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秋葉Aの野棒
(2170)
(03-04-01 15:56)
浅上女子寮の一室、蒼香と羽居はあらぬところから聞こえる秋葉の声の元をさぐるべく、パジャマのズボンを引きずりおろすとそこには秋葉の声で喋る、そそり立つ野棒が……
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酔いの明月
(21232)
(03-03-02 00:34)
酔った勢いとは恐ろしいもので、委細の事情を忘れ去り、
志貴は大胆にも、朱い月の手を取ると、さっと自分へと手繰り寄せた。
「な、なにを、する?」
突然の事に、朱い月がたたらを踏み、
結果として、ぽふんと志貴の腕の中に収まってしまった。
「こ、この身に、狼藉をはたらくとは‥‥‥‥?‥に、人間、酔っているのか?」
予想外の行動に、鋭い視線を向けようとした朱い月が、
明らかな酒精の匂いに、柳眉を歪めた。
朱い月の18禁ものでした。
まあ何にせよ、離れていて正解だ。
これならば大丈夫、そう安堵して部屋へ入ろうとした瞬間、
アルクェイドの口から恐ろしい台詞が飛び出るのだった。
「あ、特別なトリートメントしてるわ」
やはりそうですか、秋葉と琥珀さんの視線を受けてアルクェイドが続ける。
さあ、何でしょう?
クラザメさんより30万HITのお祝いとして頂きました。
はじめは緩やかに、そして怒涛の如く流れるお話を堪能ください。
凄いです。