□ ひかり (7260) (10-01-16 23:45)
7章の後日談。白純に投与された麻薬の後遺症に苦しむ幹也と、それを見守る式のお話。
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7章の後日談。白純に投与された麻薬の後遺症に苦しむ幹也と、それを見守る式のお話。
原作全7章+未来福音の各章その後の話を時系列順に書いています。
完結したので登録です。MENUの短編連作に置いてあります。
前・後編です。完結したので登録します。
人は魔法なんか使わなくても、一方的に自分が会いたくないと強く願えば、簡単に『いなくなって』しまうことができる。失踪には二種類あって、ひとつは全ての繋がりを断ち切って消滅することを望むもの。もう一つは─────
「ふふっ」
軽い吐息がその口元からこぼれる。その振動は空気を伝わって、僕の耳たぶを揺らしているような錯覚さえ覚えた。普段の彼女の笑みとは少し違った色を帯びている。たとえるならそれは薄紅色。ピンクほどあからさまじゃなく、それでいて清らかな艶っぽささえ含ませたその声は、いつまでも、何度でも聞いていたいと思わせるような心地よい音色だった。
という艶っぽい出だしですが、ほのぼのです。
酒に酔って幹也に絡む式。その本意は─────
「橙子さん、申し訳ありませんが、明日お休みを頂きたいんですが」
「いいけど、何かあったの?」
愉快そうに目を細める上司に少しだけ体を近づけると、僕は小声で重大な秘密事項を暴露した。
「────じつは、高校の文化祭に行くんです」
ドラマCD AATM「アーネンエルベの一日」の後日という設定で。ほんの少しネタバレを含みます。
理屈では語りつくせないその衝動を、私は本能で理解する。
あの方こそが、私が全身全霊をかけてお守りする方なのだと。
体の中を流れる硯木の血が、私にそう語っていた。
両儀家の秘書・秋隆視点で語られる、式と織の話です。
「ほら、食べろ」
差し出された器を見上げながら、僕は力なく首を振った。
「食欲がないんだ。後にしてくれないかな」
風邪をひいて高熱を出した幹也は、式の部屋で看病を受けることに。食欲のない幹也に式は─────。
以前登録した『その掌の中に』の続編です。
殺人考察(後)のその後。
病院から退院してきた幹也の面倒を見ることになった式。
再会した日の夜を迎えた二人は――。
以前登録したSS「希う心」の続編にあたります。
登場人物は幹式ですが、今回は秋隆さんメインです。
「殺人考察(後)」より。幹也の部屋に勝手に上がりこむ式。
その奇行の理由を幹也から相談された秋隆が出した答えとは……。
キャラが壊れてますので、苦手な方はご注意ください。
白純里緒の事件で大怪我をした幹也。「殺人考察(後)」の彼の2週間の入院生活を、鮮花視点で。
ほのぼのというか、恋愛というかシリアスというか、微妙なSSです。
ある日、式に呼び出された幹也は、彼女からこう告げられる。
「妊娠した」
動転しながらも責任をとろうとした幹也に、彼女は信じられない事を言いだした……。
式の出産と、その後のちょっと不思議な家族関係。前後編です。
後編UPしました。
学校の昇降口で雨宿りする、式の耳に聞こえてきた幹也の鼻唄とは……殺人考察の一場面をギャグ化。
それは密やかな、快楽衝動。
矛盾螺旋のその後のお話。
部屋のカギをよこせという式に、幹也は……。
「知ってる?鍵っていうのはね、閉じられた空間を外に繋ぐものなんだ」
「出たんじゃない。『借りられた』んだ」
式と幹也の高校時代の思い出。
SS初投稿です。よろしくお願いします。