■ ハライセ-The Counter Of Love- (19053) (04-12-09 01:10)
私に開いた穴を、幹也が埋めてくれた。
あいつといると、満たされた。
だから――幹也を疑えば、そんな幸福たちまでが泡沫に消えてしまいそうで。
会いたいと強く願いながら、決して会おうとしない矛盾を、私はもう一週間も繰り返している。
西奏亭への頂き物、四話構成の長編です。
式と幹也の関係の揺らぎ、そして……。
式幹の関係が好きな方には少し辛い場面もあるかもしれませんが、読み始めたなら、最後まで読んで貰いたい作品です。