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十月十日のその前に (5466) (05-03-29 00:40)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:秋月 修二
月姫&歌月十夜>恋愛 | 短編読切 18禁 遠野志貴 遠野秋葉

秋葉の薄い瞼が下りる。それを見届けてから、ゆっくりと顔を近づけていく。
軽く震えた睫毛は、目を開きたがっている表れだろうか。それとも、どうして
もこうなってしまうものなのだろうか。
 まだ、解らないことは色々ある。相手の解らない所は沢山あるんだから、そ
れを減らすために、こうしているのかもしれない。
 考え事をしている間に、顔と顔との距離は埋まっていく。


秋月さんから西奏亭への頂き物です。
志貴と秋葉のしっとりとしたやり取りが何とも言えません。

雨と泥 (1566) (04-11-02 01:18)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:秋月 修二
月姫&歌月十夜>恋愛 | 短編読切 遠野志貴 遠野秋葉

雨脚が強い、昼というのに薄暗い日和だった。屋敷を出ると、泥が跳ねることも構わず、
志貴は足早に木々の中を駆けて行く。時間を惜しんでいるという訳ではない。ただ、傘を
差していないので、反射的にそうしてしまうのだろう。


さるエンド後の志貴と秋葉の姿。
短くも非常に鮮烈に描いています。
秋月さんから西奏亭への頂き物です

六時三十二分の恋人 (17943) (04-07-05 06:07)

私はというと、今日は早速シロウの所にお邪魔すると決めていた。昨晩の飲み会で、凛が零した愚痴を確かめてみたかったからである。
 曰く、
『拘らないのなら、最初からあんなこと言わなくたって良いじゃない』
『わたしだって、心の準備ってものは必要なのに』
『ああもう、士郎の馬鹿っ』
 ということだった。触れるなと言いつつも、ある程度は喋らないと、気が済まなかったのかもしれない。


 凛と士郎との行き違い、それを心配するセイバー。そして……。
 実力派の秋月さんの作品お楽しみください。(西奏亭への頂き物です)

Mermaid Smiled (8586) (04-04-26 20:54)


 ――藤乃ちゃんは、感覚を取り戻している。
 詳しい経緯は知らないが、藤乃ちゃんが望み、橙子さんがそれに応えた、ということらしい。
 須らく、望みは果たされた。

***

 秋月 修二さんからお預かりしました。
 幹也が藤乃を恋人として選んだのなら、という前提に立っています。その点で本編に準じてはおりません。

 深夜のプールに、二人……

Near/Miss (2124) (04-01-24 00:29)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:秋月 修二
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 遠野志貴 乾一子

適当に引っ掴むと、俺はイチゴさんのいる居間まで戻った。お茶ではまだ温ま
らないのか、寒そうに時折身震いをしている。
「はい、どうぞ。風邪引きますよ、着替えてきたらどうです?」
「今朝洗濯したばっかりだ。まだ乾いてない」
 それは流石にどうしようもない。俺は黙ってタオルを手渡した。そうして席
に着こうとしたのだが、イチゴさんはそれを軽い調子で止めた。
「んー、そうだな、ついでだ。有間、髪の毛も拭いてくれないか。あたしは黙
って、お茶で温まってるから」
 

 西奏亭の100万ヒット記念に秋月さんより頂きました。
 雨の日の乾家での束の間の情景。志貴と一子の微妙な関係を見事に
描かれておられます。