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Fate昔話・桃太郎
(6446)
(06-02-09 10:12)
「お前は、そんな都合の良い代物――誰も犠牲にせず全てを救える、正義――そんな夢物語を本気で信じているつもりか?」
「……少なくとも、今までは見つからなかった。これからも見つからないかもしれない。そもそも、そんなものは存在しないのかもしれない……或いは、存在しても人の手には届かない理想に過ぎないのかもしれない。」
だけど、
「その理想―正義の味方―が正しくて、綺麗なものだと感じた事。そして、それを目指す事だけは決して間違いなんかじゃない……俺はそう思ってる。」
「――――――そうか。 お前は、答えを得ていたのだな――――衛宮士郎。」
日本一有名な昔話とFateとのクロスオーバー、第二話掲載。
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water guys
(9761)
(06-01-23 21:42)
「奇遇だな、俺もそんな気がしてきた……ような気がする」
喜色満面で右手を突き出してきた。
「理解してもらえると有り難い」
その手を握り返す……ここに新たな友誼が結ばれる。
「ふむ、少しはやる気になったようだな衛宮士郎」
「あぁ、悪かったな――――だけど、答えは得たアーチャー」
正義の味方(衛宮士郎)と錬鉄の英霊(アーチャー)。
俺達(エミヤシロウ)の結末はここにある。
約束の四日間が一幕、もしかしたら有り得たかもしれないある一つの展開。
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剣に生き、剣に斃れ
(6856)
(05-10-21 03:56)
『まともにやり合えば必ず負ける』――――確信があった。
『案外、勝てるのではないか?』――――それは思い上がりなのだろうか。
『お前なら、どう思っただろうな……?』――――かつては友として、後に敵として剣を交わした男を思い出す。
本来なら在り得ざる、邂逅。
互いに交わりあうことの無い、運命。
―――最後にして、己の望みが叶ったことを知った。
ならば、もはや言葉は不要ず。
凛ルート柳洞寺山門前決戦、刃鳴散らすとのクロスオーバー。セイバーが相対するは、剣に身を捧げし一人の男。
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悪を滅する者
(6039)
(05-10-19 20:37)
標的確認。
対象戦力分析――――敵性戦力:無尽
対抗手段検索――――該当件数:無限
この世に悪が尽きずとも、正義の味方に限界は無く。
無尽の暴虐を揮うのならば、無限の剣で打ち倒さん。
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誇り高き掃除屋
(30359)
(05-09-24 05:00)
涙が流れる。
声が震える。
表情が、視界が、歪む。
駄目だ、これ以上をオモイダシテハナラナイ。
「俺はただ、正義の味方になりたかっただけなのにな……」
「…………」
誇り高き掃除屋 Chapter05『従僕』
またもや久しぶりに書いてみた。
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英雄へと至る路
(5424)
(05-01-27 05:40)
其処は何処までも虚ろだった。
生きとし生けるものは何もない、無機質な世界。
足元を埋め尽くすは赤茶けた不毛の大地、頭上に広がるは蒼穹を塗りつぶす曇天。
そして、限り無く連なる刃金の墓標。
全ての生きとし生けるものから否定された、命無き最果ての世界。
正に、荒野という言葉を当て嵌めるべき終末の光景である。
だが、男はその場所を目指していた。
初投稿作品、拙い出来だが読んでもらえると嬉しい。