□ 続々続々・三人寄れば文殊の知恵 (5721) (03-06-12 21:47)
バキン。
今度はシエル先輩側のサイドミラーが壁に接触し粉々になった。
───懲りずに加速。再び座席に縛り付けられる。
エンジン音に混ざり、後ろで轟音が聞こえた気がした。
苦労して振り返って見ると、───翡翠が気絶していて、その胸の中で秋葉が泡を吹きぐったりとしていた。アンバーさんは、にこやかに微笑みながら後ろを向いている。
その先には、倒れてきた電信柱の上部がガソリンスタンドに突き刺さり、切断したケーブルからは放電し、さらに先ほどの給油タンカーが逃げまどうスタッフたちめがけて突っ込んでいくところだった。