■ 『必定の恣意』 其の二 (1495) (04-08-29 12:19)
平日である金曜日、遠野の屋敷で翡翠の前に現れた仮面の誘拐者。食材の買い出しに行っていた琥珀の前にも仮面の誘拐者が現れた。翡翠は遠野の屋敷に、琥珀は遠野の別荘に監禁された。
志貴が、遠野の屋敷に戻ったときには、銃声が響き渡った後だった。翡翠の安否は。琥珀の行方は。
振り散らばされた伏線が紡ぐ結句。読者にとって意外な結末を、というサプライズを意識した短編です。策謀渦巻く誘拐劇。他にも同じネタを扱った人は多数いると思いますが、犯人はこの人です。