■ フリーク・アウト ― 幻覚状態 ― (1998) (05-05-07 23:16)
気が付けば。わたしはセイバーを押し倒し、のしかかっていた。
もがく手足を押さえつけ、遠慮がちになる喉に鼻先を押しつけて、
お腹の上で馬乗りになって。唇が首筋をなぞり舌先が耳をかじり――
そうしてお互いの震えが収まってから、わたしはセイバーの耳元に囁いた。
「わたしはきっと、ただあんたを汚したかった」
「……」
(本文抜粋)
セイバールート・バーサーカー戦前夜。
森の廃屋でセイバーと遠坂凛が交わしたこころとこころ、唇と唇――。
剣凛で百合風味です。剣凛の組み合わせがスキとゆー方はゼヒ。