■ 両儀式朝餉 (19529) (07-01-14 18:40)
台所に入った途端、式が振り向いて睨み付けてきた。
「結局寝てないな? 幹也」
その通りながらも何か言い返そうとして、だけど、厳しい目付きに意気を削がれる。
***
朝ごはんは一日の活力です。 きちんと食べましょう。
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台所に入った途端、式が振り向いて睨み付けてきた。
「結局寝てないな? 幹也」
その通りながらも何か言い返そうとして、だけど、厳しい目付きに意気を削がれる。
***
朝ごはんは一日の活力です。 きちんと食べましょう。
お正月の伽藍の堂の面々のお話です。
正月ぐらいは実家に帰れと、鮮花に言われた黒桐は。
――――――
「もう兄さんもいい加減仲直りして下さいね。
別に是が非でも帰れ、っていうつもりはないですけど、せめてお正月ぐらいは」
「帰るよ」
「家族が顔を揃え……え?」
鮮花の抗議の声を遮って、僕が告げた台詞。
その言葉に、鮮花はきょとんと目を開いて、しばし言葉を失っていた。
式が仔犬を拾いました。
二次創作二本目、まだまだ、色々と定まらないですが、読んでやってください。
初めて書いたTYPE−MOONさまの二次創作です。
修行中の身でお見苦しいところもありますが、空の境界が好きで我慢できず書きました。本編から数年たった設定です。
宜しければみてってやーw
見つからない。
探せども探せども見つからない。
確かにあるはずなのに見つからない。
綿密な調査の結果、場所はかなり特定できている。
後は力仕事だけなのだ。
さぁ気合を振り絞れ自分!
ないかもしれないなんて弱音を吐くな!
この試練の先に、必ず、栄光が…………
「橙子、コクトーが病院に運ばれたって本当か!?」
「落ち着け、式。とりあえずは無事だ」
Gift→猫之助のページ にあります。
伽藍の堂での七夕の日のお話です。
――――――
「……笹?」
「あと短冊もあるみたいだけど」
そう、それは白い布で軽く包まれた一本の笹の枝と短冊。
あげく、ご丁寧に筆まで用意してあった。
「なんでこんなものがここに」
「……」
あまりのタイミングの良さに、橙子の顔が頭をよぎる。
が、その疑いを打ち消すように幹也の言葉が重なった。
ある日、突然に不慮の事故に見舞われてしまう黒桐。
そして怪我を負った彼を治療した橙子。
封印指定の魔術師の手にかかればどんな傷も治るはず。
だがしかし、それが思わぬ方向に・・・・・・。
怪我を治したのはいいけれど、何故だかどうして?体が幼稚園児並になってしまった黒桐君。
そして、ソレによって起こる数々の大事件?
完結しました。
『今日残って仕事を片付けていくか、それとも明日も出勤してくるか。どうする、黒桐?』
そんな、脅しとも取れる言葉に屈した僕は、明日の休日を式と過ごすために残業を選んだ。
本文頭より抜粋。
残業から帰ってきた幹也と待っていた式のお話。
「ほら、食べろ」
差し出された器を見上げながら、僕は力なく首を振った。
「食欲がないんだ。後にしてくれないかな」
風邪をひいて高熱を出した幹也は、式の部屋で看病を受けることに。食欲のない幹也に式は─────。
以前登録した『その掌の中に』の続編です。
殺人考察(後)のその後。
病院から退院してきた幹也の面倒を見ることになった式。
再会した日の夜を迎えた二人は――。
以前登録したSS「希う心」の続編にあたります。
秋の趣も消え去り、よりいっそう寒さの深まった十二月の下旬。
街は近年稀にみる大雪に見舞われる。
一夜明け、マンションの廊下に出た幹也が目にしたのは
すっかり雪で覆われた街並み。
壮麗な外観とは裏腹にじわじわと体力を奪う雪道に辟易する羽目に。
その彼が仕事場に向かう途中、目にした”モノ”とは…………。
前編、後編の二話編成です。
二話までUPし、完結致しました。
登場人物は幹式ですが、今回は秋隆さんメインです。
「殺人考察(後)」より。幹也の部屋に勝手に上がりこむ式。
その奇行の理由を幹也から相談された秋隆が出した答えとは……。
キャラが壊れてますので、苦手な方はご注意ください。
いつものように幹也が伽藍の洞に出勤すると、橙子がベッドで横になっていた−−
毎度のショートギャグです。良かったらどうぞ。
白純里緒の事件で大怪我をした幹也。「殺人考察(後)」の彼の2週間の入院生活を、鮮花視点で。
ほのぼのというか、恋愛というかシリアスというか、微妙なSSです。
はだわい3.に寄稿させて頂いた作品です。
仕事で忙しそうな幹也と、それに不満げな式に。
――――――
「倦怠期じゃないのか。お前達?」
伽藍の堂という名前よろしく、ガランとした事務所。
その主であるトウコは、雑誌らしきモノの頁を繰りながら独り言のようにそう言った。
伽藍の堂の、表の稼業の関連で、顔つなぎに年末パーティーをすることに。
応援を求められた式の行動は?
少し時期をはずしていますが…
投稿なので、giftにあります。
ようやく梅雨明けが宣言された日、幹也はどうにか式を誘い出す。
時期外れでスンマセン。
読んで頂けると嬉しいです。
ある日、式に呼び出された幹也は、彼女からこう告げられる。
「妊娠した」
動転しながらも責任をとろうとした幹也に、彼女は信じられない事を言いだした……。
式の出産と、その後のちょっと不思議な家族関係。前後編です。
後編UPしました。
時の境界
幹也サイドと式サイドで展開する
時間をテーマにした物語
式サイドプロローグをUPしました。
まだ式は出てきません。橙子さんのみ出てます。
じょじょにUPしていきます。
学校の昇降口で雨宿りする、式の耳に聞こえてきた幹也の鼻唄とは……殺人考察の一場面をギャグ化。
黒桐幹也は未来視の少女、瀬尾静音と出会う。
その残酷な結果を幹也は甘んじて受け入れようとする
空の境界矛盾螺旋の直前の時系列で展開するショートエピソードです。
矛盾螺旋の少し前――両儀式は伽藍の堂で蒼先橙子にあるものを渡された……
「―――素晴らしい」
そんな橙子の声が響いた。
一年以上ぶりに復活しました。
よろしくお願いします。
冬を迎えたある日。幹也の問いに対する式の答は
――――――
「それで、式。結局、何処の大学を受けるの?
いい加減教えてくれてもいいんじゃないかな」
紅葉の季節が過ぎ去って、空からは時折、白いものが降るようになった頃。
幹也は今までに何度も繰り返してきたその問いを、また私に向かって投げかけた。
幹也の部屋に、食卓代わりに置かれた机。
その上に参考書を放り投げると、私は呆れた気持ちで隣に座る男の顔を見上げて、息をついた。
「……そんなの。勝手に調べればいいだろ」
それは密やかな、快楽衝動。
矛盾螺旋のその後のお話。
部屋のカギをよこせという式に、幹也は……。
「知ってる?鍵っていうのはね、閉じられた空間を外に繋ぐものなんだ」