■ 残滓 (4000) (04-03-21 12:39)
敗北した自分を誰かが見下ろしている。
懐かしいぬくもりの持ち主。
エミヤシロウ――かつてマスターであった少年。
かつて私が、剣を捧げたひと。
珍しくシリアスに挑戦した作品です。
原作プレイ時に心に残ったシーンを、自分なりに書いてみました。
よろしければ、ご一読ください。
2004/3/21 更新
誤字脱字修正+微妙な修正
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敗北した自分を誰かが見下ろしている。
懐かしいぬくもりの持ち主。
エミヤシロウ――かつてマスターであった少年。
かつて私が、剣を捧げたひと。
珍しくシリアスに挑戦した作品です。
原作プレイ時に心に残ったシーンを、自分なりに書いてみました。
よろしければ、ご一読ください。
2004/3/21 更新
誤字脱字修正+微妙な修正
当サイトの100万HIT記念として書いた短編です。
私の初の遠坂さんメイン作品でもあります。
……ただし、セイバー分もそれなりに強かったりしますのでご注意ください。
遠坂さんはあまり機嫌がよろしくない。
何故かというと、彼女の恋人と彼女のサーヴァントが事あるごとにいちゃいちゃいちゃいちゃしているからだ。
当然ながら、まったくもって納得いかないのである。
よろしければご一読ください。
第五話、「手を繋ぎ共に行く」
彼らの、悲しみの声が聞こえてくるようで。
――助けてくれと、どうしてだと。
彼らの、怒りの声が聞こえてくるようで。
――何故だと、裏切り者と。
彼らの、弾劾の声が聞こえてくるようで。
――それが罪だと、それを贖えと。
自分は幸せになる資格があるのか。
過去に縛られ続けた少女は未だ答えを見つけられず。
身を苛む呪縛にただ沈んでいく――。
少女は堕ちる。
自らの肉体を蝕む欲望と、その手の内にある誘惑。
少女は堕ちた。自らに負けてどこまでも堕ちた。
――――シロウ、どうやら私はここまでのようです――――
心中では少年にそう詫びつつも、
黒い欲望に淡い快感を覚えている自分が確かにいた。
セイバーを蝕む欲望の具現。
それは江戸前屋の特製・大判焼き。
……セイバー、食べたことないらしい。
名無しさんから頂いた投稿作品の後編です。
前編と合わせて是非、一度ご覧になってください。
とある夜。
セイバーは囁く予感に誘われてそっと家を出る。
空には在るのはあの頃とは貌を変えた星空、そして変わらぬ儘の月と――
閃くは月光を返して輝く白刃であった。
名無し様より頂いた、『Global My Document』初の投稿作品です。
是非、ご堪能ください。
懐かしい夢を見たセイバー。そして、懐かしい夢の中で約束を交えた少女と再開を果たす。
そして、士郎と凛の前に、新たな敵が立ちふさがっていた―――
UBW後の話です。丸餅さんのHPに投稿させていただきました。
感想などあればBBS等でずばずばとお願いいたします。^^;
衛宮家の鍋料理。
それはいわゆるところの『闇鍋』というやつであった。
ここぞとばかりにはっちゃける者もいれば、
唯々流されるままに被害を蒙る不幸者もいる。
そんな中、『闇鍋』に初めて触れるセイバーは――。
緋琴さんからいただいた投稿作品です。
是非御一読ください。
たまには外食でもしてみよう。
シロウの家で、自分の料理の腕を磨きながら過ごし更には自らの空腹も満たすというのも悪くは無いのだが、時には他の人の料理も食べてみたくはなるものなのです。
〜本文より〜
丸餅さんの所に掲載させてもらっている作品の番外編です。
ギャグというには少しはっちゃけが足りないような気がしますが、とりあえず。
ついに完結!!
「過去も未来も、自分も誰かも・・・きっと繋がっている」
・ セイバー編トゥルーエンド後の1年間を描いた物語
・ シリアスを中核に様々な展開を見せる長編ストーリー
・ 選択肢分岐によるマルチエンディング試験的採用(ほぼBADエンド)
●初のSS&長編でしたが、無事完結に至りました。
最初から最後まで全部読んで頂いた方には多大なる感謝を。
長い間、本当にありがとうございました。
士郎とセイバーの結婚式から始まる
「ほのぼの」「らぶらぶ」「えっち」の三拍子で繰り広げられる短編型ストーリー
※各話に繋がりはありますが、一話毎の短編モノとしてもお楽しみ頂けます。
<NEW>3/包丁は剣より強し!?
2/手を繋いで… 1/この、素晴らしき世界
第三話は「エンディングパターン5」「フィニッシュパターン11」「ルートパターン16」……という大ボリュームで贈る、選択分岐によるマルチエッチシュミレーションシナリオを試験採用。
果たして風邪で倒れたシロウはセイバーをイかせることができるのか!?(笑
「1.不履行」「2.代替案」の続きです。
更に「幕間」として「絆」「会話」もあわせて掲載しております。
ふぁてまんVol.04-『Unlimited Dream Works』
戦いが終わり、普通の少女になったセイバー。
士郎と共に幸せな生活を送る。
が、それは夢なのか。
ほのぼのとなっております。
――――問おう。何だこの珍妙なタイトルは?
…………えと、なんつーか、本文を見てのお楽しみとゆーことで。
サーヴァントにもこんな感じのショックはあるんでわなかろーか。そんな感じの思いつきとゆーか電波によってこんなんできちゃいました。ヤマ無しオチ無しイミ無し、まったりゆるゆる謎テンションSS。
……セイバー萌えSSを目指した結果が何故こんなことになったんだろーか。自ら己の脳構造を疑う毎日。
…………生れてきてゴメンナサイ。
とりあえず初FateSSを書いてみました
士郎が学校に行っている時、もし昼食の用意がしてなかったら
そんな感じの話です。
1人縁側でお茶を啜るセイバー。春の日差しを受けて、彼女は何を思うのか・・・・・・
戦後のセイバーです。桜も登場
FateSSはSSコーナーに移りました
地響きがする――と思って戴きたい。
「Fate/stay night」を斬新な視点から再構成した短編SS。
同時に京極夏彦の作品とクロスオーバーしています。
ごめん嘘、クロスというよりは平行線。
そもそも、ここに登録すること自体が絶望的に間違ってる気がした。
そんなステイな夜(直訳)。
一瞬、躊躇してから、指先を口に含む。
「シ、シロウ――――!?」
ちゅう、と強く吸う。
洗剤でも入ったらコトだし、多めに吸い出しておかないと。
「あ、あの……シロウ」
再会第4話、久しぶりに連載更新です。
SS作家阿羅本さんとのコラボ作品。
UBWシナリオ後、士郎を見届けるため凛の元で現界しつづけることを心に決めたセイバー。しかし彼女の心を縛る鎖は未だにはずされていない。王として、騎士として、少女として、未だ混沌とした彼女の精神はある事件をきっかけにその在り方を試される。その先にあるものは収束か崩壊か?
セイバーの前に立つのは究極の理想の王...『至高の剣(King of Spades)』の在り方を問う。
「凛。わたしは、シロウを愛しています」
「知ってたわ。最初から、ずっと」
……だって。
「わたしも。士郎を愛している」
凛ルートGoodEnd、十数年後のある晴れた日の話。
士凛で士剣で弓凛で剣凛(凛剣)ですが、出てくるのは主にセイバーに凛(と、一部、綾子他)
弓凛お題をお借りしていますが、恋愛感情的にはおそらく、士凛、士剣の方が強いでしょう。
End後、結果を出した、凛と士郎の話。
アンハッピーではないですが、死にネタと言えるので、苦手な方はご注意下さい。
「あのさ、遠坂」
「なぁに、士郎?」
「それ……。何だ」
「士郎。アンタ、麻婆豆腐を知らないの?」
士郎と凛とイリヤと桜と弓と剣(と、バーサーカー)が仲良く(?)夕食を食べる。そんなIF世界の一情景。
ある日、家に帰った士郎は、食卓の上に鎮座まします巨大大皿一杯の麻婆豆腐を見て……。
弓凛お題をお借りしていますが、メインは士郎と凛の会話(プラス、セイバー)です。
内容的にはギャグ未満ほのぼので、全員が全員、友愛路線。
ただ、聖杯戦争中に「みんな仲良し」な捏造物ですので、ゲーム内容とはかけ離れています。
VSライダー戦のセイバーの心を綴ってみたい
と思って書いたお話です。悲しいお話。
以下本文から抜粋。
――――――
約束した。
貴方の剣となり、貴方を守ると。
そして私は宝具を解放した。
そこはとてもとても暗い場所。
シロウの前で。
ライダーのサーヴァントに向かって。
聖緑の瞳は闇に沈み、聖剣は黒く染まった。
彼女は何を望み、何をなすのか・・・。
死闘の果てに残ったもの。
それは月の下で交わした剣の誓いだった。
『―――これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある』
『二度と昨夜のような失態は見せまい。シロウの眠りは、私が守る』
自らの根城よりはるばる柳洞寺までマスターをおびき出された上、アサシンに足留めされ何も出来なかった不覚。
アーチャーが居なければ、マスターは完全にキャスターの手に落ちていた。
あまつさえ、最後はそのアサシンに庇われ、見逃された。
独りになるとその屈辱はセイバーのはらわたを焦がした。
『成ろう事ならすぐにも雪辱したい』
勿論、セイバーはわきまえていた。それはサーヴァントには無駄で不要な、許されざる感情。
――それゆえ来訪者の気配はむしろ、願ってもなかった。
拙作「おねえちゃんの課外(加害)授業」セイバー視点による補完。
ですが、単独でお読み頂いても結構です。
タイガは普段の寝惚けた様子すら見せず、爽やかな顔で衛宮家の食卓についていた。昨夜の狂乱は何だったのかと問い詰めたい。
見慣れない純白の装束に身を包んで、すっきりと背を伸ばした姿勢も美しい。
「藤ねえ、卵落とすか?」
「――白身だけ頂戴」
せっかくシロウが気遣っているというのに、タイガがそっけない態度をとったのが気に触った。彼女に聞こえるようにはっきり言う。
「シロウ、黄身は私が美味しくいただきます」
タイガがいらないと言った生卵の黄身は、オカユにとてもよく合って美味しかった。
全四章+エピローグ。凛グッド後
終章です、綺麗に完結することができました。この連載を最後まで読んで下さった方々に心からの感謝を送ります。
すみません、タイトル変えるの忘れてました(w
以下例文
先ほど切りつけたヤツの胸の傷も既に見ることはできない。
間違いなく深手だった筈だが、相変わらずメチャクチャな治癒力だ。
「どうした、まさか今のが切り札だったわけではあるまい」
圧倒的な戦力差に俺の心が折れてしまう。
その俺の心を支えている切り札。
―――最初からコイツを倒すにはコレしかなかったのかもしれない。
俺は遂に禁呪と呼ばれる大魔術を使わねばならない所まで追い詰められていた。