□ 風の吹く丘で (4012) (04-11-01 17:29)
またまた出ました。空の境界SS。よろしくです。
社員旅行と称する橙子のかんづめ旅行に連れて来られた式。
そのロッジの近くには、緑の綺麗な丘があった・・・。
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またまた出ました。空の境界SS。よろしくです。
社員旅行と称する橙子のかんづめ旅行に連れて来られた式。
そのロッジの近くには、緑の綺麗な丘があった・・・。
講談社ノベルス購入の記念に書き上げた、かなり短い短編です。
ほら、どんな三文芝居だって、
―――異常者が現れるのは夜の昏い闇の中じゃないか。
「太陽… 殺したい…」 呟く両儀式。
彼女のお茶目な(?)一面を描いたギャグマンガです。
全8ページ。
今回は5〜8ページ(完)を公開です。
時の境界
幹也サイドと式サイドで展開する
時間をテーマにした物語
式サイドプロローグをUPしました。
まだ式は出てきません。橙子さんのみ出てます。
じょじょにUPしていきます。
幹也と志貴と式は中学生活の最後で出会い、共に過ごしていく。
その時起こる、二つの事件。
一つは―――――猟奇殺人事件。
式はもう一人の自分だと思い込み、夜の街を彷徨う。
志貴もまた見つける為に、夜の街へと繰り出す。
幹也は式を監視する。式を信じて。
もう一つは―――――連続殺人事件。
警察はただの事故死か、自殺だと判断する。
しかし、その裏には犯人が潜んでいた。
全てを墜とそうとする悪霊が。
その悪霊を『殺す』為、志貴は学校の屋上で対峙する。
第四回TYPE-MOON人気投票へ投稿した式応援作品です。
有限かつ微小な支援効果も無くなったので、HP公開。
コクリ――――
コクリ――――
彼女の細い頤が、不規則に舟を漕ぐ。
「式……眠いの?」
「ネムクナイ……」
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#10
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我ながら天才的と言える発想だ。
でも、それを伝えようと式の方を向くと……そこには何かものすごく警戒した獣のような顔があった。
「ど、どうしたの?」
「お前がその顔をしたときは、絶対良くないことが起こるんだ」
「酷いなぁ。僕が今まで、式の嫌がる事をしたことがあったかい?」
「…………」
沈黙。肯定の印。
でもこれはただの肯定じゃない。
一杯ありすぎていちいち例を挙げる気になれない、という沈黙だ。
目が悪くなってしまった式に、幹也は眼鏡をプレゼントしようとするのだが……。
名は体を表す。
そのままの内容です。
「式乳祭り」第11弾SSです!
「巨乳派SS」第3弾となっております!
雨音さまからご投稿いただきました
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なんとなくだけど、式には雨が似合うと思う。
別に太陽の下だって、雪の中だって似合うと思うけど、なぜだか雨が降りしきる中にたたずんでいる姿が一番しっくりときた。
その端整な顔にかかる濡れた髪の毛。漆黒色の瞳に映る雨粒。淡く白い首筋をつたい落ちていく雫。湿って張り付いた浴衣に浮かぶ胸のライン――――――――――――――――――――――――――ん? 胸のライン?
空衣祭参加作品SS部門12作目です
「あなたのほしいものは、なに?」
「尻尾」
彼女の漠然とした質問に、彼はいとも簡単にそう即答した。
「式乳祭り」第7弾SSです!!
「標準派」SSとなっております!
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「あの、両儀さん? その、少し落ち着いて―――」
「浅上」
彼女を落ちつかせようとした私の言葉は、強烈な意志のこもった言葉で遮られた。
「俺は勝たないといけないんだ」
・・・一体、鮮花といい、両儀式といい。なんの勝負をするつもりなんだろう。
月姫と空の境界の、二人の主人公がふと出会うお話です。
・・・シリアス風味ですが、あまり内容がないのが、なんとも(笑。
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どう言うつもりか、蓋も開けずにベンチに置かれている缶コーヒーの
群れを視線で示す。
「ああ、これね」
それでようやく、自分が缶コーヒーを買いすぎていたことに気付いた。
そんな態度と表情を見せて、彼は一つを私に差し出した。
「飲む?
・・・冷めてるけどね」
馬鹿なのか、お前。
差し出された手にむかって、そう言い掛けてやめた。
お正月の伽藍の堂の面々のお話です。
正月ぐらいは実家に帰れと、鮮花に言われた黒桐は。
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「もう兄さんもいい加減仲直りして下さいね。
別に是が非でも帰れ、っていうつもりはないですけど、せめてお正月ぐらいは」
「帰るよ」
「家族が顔を揃え……え?」
鮮花の抗議の声を遮って、僕が告げた台詞。
その言葉に、鮮花はきょとんと目を開いて、しばし言葉を失っていた。
空の境界ホワイトデーSSです。
・・・ま、間に合いませんでした(汗。
いつもの面々に、お返しを配って歩く幹也君の一日です。
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「あ、いや、違うよ。
えーと、その・・・はい、式」
収まらない動揺を、押し隠しつつ僕は、カバンから小箱を一つ取り出して彼女に差し出した。
白い、長方形の小箱。
これは?、と眼で問う彼女に、咳払いを1つしてから僕は答えた。
「バレンタインのお返し。
・・・今日はホワイトデーだから」
そうして、僕はそれを彼女の手に、そっと乗せた。
あまり、驚いた様子は無い。
でも、彼女の頬が朱に染まっているのは、多分、きっと夕日の所為じゃない。
冬を迎えたある日。幹也の問いに対する式の答は
――――――
「それで、式。結局、何処の大学を受けるの?
いい加減教えてくれてもいいんじゃないかな」
紅葉の季節が過ぎ去って、空からは時折、白いものが降るようになった頃。
幹也は今までに何度も繰り返してきたその問いを、また私に向かって投げかけた。
幹也の部屋に、食卓代わりに置かれた机。
その上に参考書を放り投げると、私は呆れた気持ちで隣に座る男の顔を見上げて、息をついた。
「……そんなの。勝手に調べればいいだろ」
はだわい3.に寄稿させて頂いた作品です。
仕事で忙しそうな幹也と、それに不満げな式に。
――――――
「倦怠期じゃないのか。お前達?」
伽藍の堂という名前よろしく、ガランとした事務所。
その主であるトウコは、雑誌らしきモノの頁を繰りながら独り言のようにそう言った。
ドラマCD「ALL AROUND TYPE-MOON」後の小ネタ。
ドラマCDのネタバレありますのでご注意下さい。
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「弱いっ! 弱すぎるぜ、幹也っち!
上目遣いで「お願い」って、言われただけで撃沈とは!
そいつはあまりに惚気過ぎってもんじゃ、ありますまいかっ!」
「う、うるさいっ」
どうやらこいつ、一部始終を覗き見ていたらしい。
伽藍の堂での七夕の日のお話です。
――――――
「……笹?」
「あと短冊もあるみたいだけど」
そう、それは白い布で軽く包まれた一本の笹の枝と短冊。
あげく、ご丁寧に筆まで用意してあった。
「なんでこんなものがここに」
「……」
あまりのタイミングの良さに、橙子の顔が頭をよぎる。
が、その疑いを打ち消すように幹也の言葉が重なった。
式が貰った手紙について、あれこれ騒ぐ伽藍の堂の面々。
つらつら、ほのぼのと綴られる、そんな彼らの日々の一欠片のお話です。
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そんな兄の有様を見つめて、その妹が深く、ため息を付いた。
「完全にに、錯乱してますね」
「錯乱と言うより現実逃避だね。動揺していることには変わりはないだろうが」
鮮花の嘆息に、その師のほうは火のついていない煙草を指先で弄びながらも、
いかにも楽しげに笑う。
空の境界SS、連載ものの10話目です。
橙子さんメインの予定が、すっかり鮮花メインに。
二ヶ月ぶりの更新ですが、覗いてやってくださると幸いです。
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いくつかの台詞を頭の中で、浮かべてみるが結局、適切な言葉は思いつきはしなかった。
それも仕方ない、とセシリアは自嘲した。
それはいつものことであり、結局のところ。
「運が悪かったわね、か」
酷く陳腐なで、酷く理不尽で、酷く残酷な。
自身に投げかけられれば、間違いなく逆上するであろう言葉。
そんな言葉くらいしか、黒桐鮮花の運命を形容するべきものは無いのだから。
「式乳祭り」SS第25弾です。
「標準派SS」第9弾となっております!
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「―――お化け屋敷なんてどうかな」
実際のところ、式が本当にお化け屋敷で怖がるとは思ってない。
とにかく、式と一緒に遊園地に来れただけでも、嬉しいわけで。
それなら、どれから入っていっても大した問題じゃないだろう。
結局、そんな軽い気持ちで口にした選択肢に、軽く式は眉をひそめた―――ように見えた。
「お化け屋敷?」
「え、うん。嫌かな」
「別に、嫌じゃ、ない・・・けど」
なにか、式にしては歯切れが悪い。
式が習い事をしている、と知った鮮花と橙子の反応は。
ドラマCDの内容にちょっと触発された小ネタです。
――――――――――――
「式が習い事……ですか?」
『伽藍の堂』の事務所の中で、コーヒーを飲みながらの休憩中、
僕が何気なく口にした言葉に、鮮花がきょとんとした表情で小首を傾げた。
「そう言えば、式って『一応』お嬢様なんですよね。一応。
普段が普段ですから、そんな事忘れてましたけれど」
少し遅れてしまったバレンタインのお話です。
――――――
「あの、式……?」
「あのさ、幹也」
恐る恐ると口をひらく僕の言葉を遮って、
式は左手で軽くナイフの柄を指弾きながら、小さく笑って、訊いた。
「これ、誰から?」、と。
「……オレに何の連絡も無しに今までどこ行ってたんだ?」
仕事で三日ほど部屋を留守にした幹也が帰ってみると
とても不機嫌そうな式が待っていた。
そんなお話。
ようやく梅雨明けが宣言された日、幹也はどうにか式を誘い出す。
時期外れでスンマセン。
読んで頂けると嬉しいです。