□ 変身 (2849) (02-09-13 14:16)
志貴が自室で読書をしていると、秋葉が入ってきた。
「あら、兄さんが読書なんて珍しい。何の本を読んでるんですか、兄さん？」
兄の珍しい読書姿を見て、秋葉は感心していた……。
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□ 夕食 (4310) (02-05-27 18:06)
「志貴さん、夕食は何が食べたいですか？」
「姉妹丼がいいな」
□ 夢で逢えたら (1783) (02-01-21 11:52)
晩秋の夕刻、アルクェイドは志貴に別れを告げにやって来た。
□ 帰国子女 (2536) (02-03-04 15:49)
秋葉が浅上女学院から転校してきた初日、中庭で志貴と有彦と一緒に
昼食を取ることになった。
「秋葉ちゃんのいた学校って、やっぱり帰国子女は多いの？」
昼食時のひととき、有彦が秋葉に尋ねた……。
□ 形見 (1955) (02-04-16 19:07)
志貴はさつきに血を吸われる直前に、
心臓の死の点にナイフを突き立てた。
灰になっていくさつきを下から支えて
いた志貴の体に布が落ちる感触があった……。
□ 手作りソーセージ (5276) (02-06-26 09:52)
志貴が厨房に入ると、中で琥珀が自家製
ソーセージを作っているところだった……。
□ 手編みのマフラー (2220) (02-10-01 17:01)
強かった陽射しも穏やかになり、秋が深まり行く日のことであった。
翡翠はマフラーを編んで志貴に贈ることを思いついた。
しかし手先が不器用なので、琥珀の力を借りることにした……。
□ 文学的考察 (2435) (02-02-19 19:10)
日曜の午後、志貴が喫茶店アーネンエルベに立ち寄ると、
晶が試験勉強をしていた…。
□ 桜 (1087) (02-03-26 19:43)
ある日の夜、買い物ついでに志貴が公園を散歩していると
一本の桜の樹が目に入った。
「きれいな桜だな」
沢山ある桜の樹の中で、それは特に志貴の目を引いた。
志貴は足を止めて桜に見入った……。
□ 水割り (1906) (02-03-13 16:04)
遠野家では酒宴が開かれていた。下戸の志貴は秋葉に
水割りを作ってもらうことにした。
「どの水で割りますか？ 六甲、南アルプス、
ほかにも色々な場所の水がありますよ、兄さん」
志貴が選んだ水は……。
□ 洗脳探偵 (980) (02-02-12 17:37)
翡翠は洗脳探偵としての腕を買われて、
警察でアルバイトをすることになった。
□ 秋葉の酒 (2555) (02-06-10 18:42)
「兄さん、私のお酒が飲めないと言うのですか？」
遠野家の屋敷での酒宴で、秋葉は志貴に絡んでいた……。
□ 肴 (2020) (02-08-20 16:25)
夕食後、志貴は秋葉の晩酌に付き合わされていた。
秋葉は酒の肴を持って来させるために琥珀を呼んだ。
風邪を引いて床に臥せっている琥珀の代わりに、翡翠が現れた……。
□ 蚊取り線香 (2172) (02-05-17 18:48)
暖かさが暑さに変り始めた初夏のある夜のこと、
志貴が寝ていると耳障りな音が聞こえてきた。
「もう蚊が出てきたのか。蚊取り線香を出さないといけないな」
志貴は屋敷の中を探してみることにした……。
一応、当サイトの50万アクセス記念SSとなっています。
□ 赤の腕 (775) (02-01-25 16:50)
「せっかくだから、俺はこの赤の腕を選ぶぜ！」
デスクリネタです。
□ 音頭 (1455) (02-02-08 11:29)
志貴と翡翠は近くの神社で催された夏祭りに行った。
しかし人込みに慣れていない翡翠の気分が悪くなったので、
すぐに引き返してきたのだった。
「せっかく浴衣を着てるんだし、祭りの気分を味わおう」
□ 首輪 (2242) (02-04-04 18:35)
「志貴ぃ、遊びに来たにゃー」
志貴の部屋に猫化したアルクェイドが遊びにやって来た……。
□ 鹿 (4406) (02-02-05 18:34)
夜の街をパトロール中、シエルは食事中のネロ・カオスに出くわした。
「おとなしく観念しなさい、ネロ・カオス！」
シエルは黒鍵を振りかぶって、勇ましくネロに言った。
□ 黒猫 (2642) (02-02-01 19:06)
黒猫が現れるという噂を聞いて、
志貴は昼休みに中庭にやって来た。
□ FRISK!!! (4710) (06-02-22 00:28)
「おーい、由紀っちー。先行ってるぞー？」
「お疲れ様、由紀香。先に行って待っているぞ」
「うん。まだ日誌書き終わってないから、すぐ行くから待っててね」
夕日の差し込むＡ組の教室。
由紀香は一人、窓際の席に座って部日誌を記録している。
見下ろす校庭にすでに人影はなく、窓辺から望める物は夕陽だけだった。
FRISKのCM風。
□ FRISK!!! (14358) (06-02-28 08:40)
独特の香りが漂う、美術室。
放課後のそこは、多くの美術部員達で静かにごった返していた。
その平穏なる美術室の、窓際に一番近い席で、一人の少女が鉛筆を片手にスケッチブックと格闘していた。
真剣な面持ちで鉛筆を握るこの少女こそ、人呼んで『氷室女史』こと氷室鐘。
名は体を表すということを如実に示す、穂群原のクールビューティーでありながら、
内面は最高にホットという、恋に悩める乙女である。
□ シュガー (7825) (06-02-16 07:01)
「私はコーヒーには砂糖を入れるほうだぞ」
どこにでもある全国展開のファミレス、窓から一番遠い席、
衛宮士郎の隣に座っていた氷室鐘は突然そんなことを言い出した。
深く考えずにどうぞ。
□ 一番長い日 (3766) (06-02-19 05:54)
「お客さん来ないですね」
「んー、雨の日なんてこんなものじゃない？
そっかー、そういえばエミヤんは雨の日に来ることあんまりないからねー」
レジに頬杖をつきながら文庫サイズの本を読んでいるのは、ネコこと蛍塚音子。
雨の平日ということもあって、思いのほか人通りは少なかった。
客の来ない客商売の仕事場というのは士郎にとってそれほどいいものではない。
仕方がないので気まぐれにじっとネコを見つめてみた。
決して深く考えずにどうぞ。
□ 扇風機 (4078) (06-02-17 04:27)
扇風機が首を振る度に、ブーンという機械音が楓の部屋の中を一周する。
「うっひょー！涼しーなー」
だが、扇風機が首を振る先振る先に蒔寺がついてまわるせいで風だけは回らなかった。
やはり深く考えないでどうぞ。
□ 氷室恋愛特急 (10711) (06-02-25 06:44)
「衛宮くん。鐘ちゃんは『恋に恋する乙女さん』なんですよ」
後に、その言葉の真偽のほどを俺は目の当たりにすることになった。
氷室鐘は恋に恋する乙女だったのだ。
それも飛びっきりの手が付けられないヤツ。
深く考えないように。