■ 空気 (1736) (05-02-02 15:42)
藤ねぇの朝の風景
伸ばした手の先から、大気の冷たさがにじんで来る。
この感触は嫌いじゃない
むしろ学生時代から慣れ親しんだこの空気はわたしにとって
無くてはならないほどのモノだ。
全自動月姫Links-Albatoross-の登録データを、検索可能な形で提供します。(archive) (geolog) と記載のあるところは、外部のアーカイブサービスに接続します。簡易なリンクチェックでNGなサイトには、"□"や"X"が表示されます。
藤ねぇの朝の風景
伸ばした手の先から、大気の冷たさがにじんで来る。
この感触は嫌いじゃない
むしろ学生時代から慣れ親しんだこの空気はわたしにとって
無くてはならないほどのモノだ。
空の境界の燈子さんのちょっとシリアスっぽいお話です。
紫煙を燻らせながら、目の前にあるソレを見ている。
完璧なヒトの雛型を通して「」に到達する為に人形を作った。
それこそ取り付かれたと言っても良いだろう
だが、出来あがるのは完璧な「私」ばかりで。
その後のふじのんのお話です。
私はあの時死神に助けられたのだ。
命と、心を
そうして、私はここに帰って来た。
……ああ、落ちまでだめだめです。
なんていうか、これはもうすでにFateではない、ってかんじの。
一応短編終了ですが、短い後日談がつきます。
書き上げ次第つけたしますんで、よろしくおねがいします。
後日談は、マイフェイトワールド(今後執筆予定)のさわりというか、ネタバレ含みです。
感想お待ちしております。
幹也を巡る、女たちの闘い。それは夢か……真なのか――
FateUBW後の短編です。
題名は前に発表したSSと同じような名前ですが、直接の関係はありません。
記憶の在り処 Ver.K
玉の如き小春日和を授かりし……
冬木の冬は長いけれど暖かい。この日もいわゆる小春日和。わたしは日曜の午後、お昼ご飯を食べ終わった後の一時を、衛宮邸(しろうのうち)の縁側でぼんやりと空を見上げて過ごしていた。
聖杯戦争と呼ばれるあの争いから早十ヶ月。わたし達は三年になり、今は来年の倫敦留学に向けての勉学に明け暮れる日々を送っている。世は総て事もなし、わたしはどこか物足りなく思いながらも、安穏とした毎日に満足していた
年も、もうすぐ暮れる頃。
少し、クリスマスからは遅れたけれど―
私からの贈り物を、ひとつ。
dora様に頂きました、5万ヒット記念SSです。今回はトップ→頂き物展示室と行って、そこに掲載させて頂いております。
とてもあたたかい、そして素晴らしい士剣SSです。ごゆっくりお楽しみください。
胡乱な頭を振って、目を開く。途端に、死に易そうな世界に悲しくなる。事の発端は――――――何時もの様に、窓から彼女が尋ねてきたときだった。
「―――ね、志貴。ちょっといいかな?」
「――――簡単な結界ですが、貴女程度なら破ることは出来ません。此処からは逃がしません、審判の前に罪を告白し悔やみ祈りなさい」
「そうね―――みんなきっと聞きたいの。泣きたくなるぐらい悲しい歌を―――」
「悪魔を憐れむ歌」
Presented by dora 2006 06 23
「教えてやる―――俺がアンタの“死”だ」
EIJIさんよりぺーイズムへいただきました。
遅れましたがACSSです。
EIJIさんに感謝と謝罪を。
FATEルート改変。
セイバー、現世に残ってみました。
馬鹿なカップルのお話。
上記の通り設定非準拠。
そのようなお話が嫌いな方はお気をつけ下さい。
RE・ACTにでてきたあの二人とかのお話。
単純にギャグ話なので、ストーリー等を期待されてもお応えできません。
物語ではありえなかった世界。
秋葉のある朝の風景。
短いです。
衛宮士郎くんの難儀なバレンタインデーです。
裏切られ、死に逝く中で、彼は彼女のことを思い出す―――
凛トゥルーエンド後の話です。
あの戦争から二ヵ月後。
季節は春。その陽気に誘われて、
昼休み、屋上で一緒に昼食をとることにした士郎と凛。
食べ終えて、昼休みがもうじき終わる時、
凛は士郎の身長が伸びていることに気づく。
そこで凛は、ちょっとした悪戯を思いつく―――
こんな感じですが、暇つぶしにどうぞ。
2/10 少し加筆修正しました。
凛トゥルーエンド後のある日、魔術の勉強中の話です。
遠坂の吐息が頬にかかる。そして、あろうことか遠坂は、
「ねえ―――キスしよっか?」
と、俺の理性を根こそぎぶち壊すようなことを言ってきた―――
〜本文より〜
こんな感じですが暇つぶしにどうぞ。
2/20 冒頭を加筆修正しました
真アサシン――ハサン・サッバーハの話。
一人の男がいた。
彼は、ただ神の教えを信じ、それを至上のものとし、広めるためには殺人さえも厭わなかった。
富などいらない。あるのはただ、神に対する信仰だけ。
けれど、そんな彼が歩むことになったのは、忌み嫌う悪魔の道だった……
何故彼が名前を求めるのか、ということに対して、こんな見方もあるな、と思っていただければ幸いです。
『普通』の男は、『殺人貴』と草原で出会う―――
『月夜の晩に、草原で』の幹也視点です。
ある月夜、『殺人貴』は『普通』の男と出会う―――
以前、『七夜の隠れ里』さんに投稿させていただいていた作品です。まだまだ未熟で粗も多いですが、暇つぶしにどうぞ。
UBW編7日目における、士郎と凛の行動とは別の話。
―――何もしなくていい。望みなど、この身にはない。
女が望みを聞いたとき、男はそう言いきった。
〜本文より〜
凛ルート14日目の話です。激しくネタバレを含みます。
それでよろしければ暇つぶしにどうぞ。
「奇遇だな、俺もそんな気がしてきた……ような気がする」
喜色満面で右手を突き出してきた。
「理解してもらえると有り難い」
その手を握り返す……ここに新たな友誼が結ばれる。
「ふむ、少しはやる気になったようだな衛宮士郎」
「あぁ、悪かったな――――だけど、答えは得たアーチャー」
正義の味方(衛宮士郎)と錬鉄の英霊(アーチャー)。
俺達(エミヤシロウ)の結末はここにある。
約束の四日間が一幕、もしかしたら有り得たかもしれないある一つの展開。
『まともにやり合えば必ず負ける』――――確信があった。
『案外、勝てるのではないか?』――――それは思い上がりなのだろうか。
『お前なら、どう思っただろうな……?』――――かつては友として、後に敵として剣を交わした男を思い出す。
本来なら在り得ざる、邂逅。
互いに交わりあうことの無い、運命。
―――最後にして、己の望みが叶ったことを知った。
ならば、もはや言葉は不要ず。
凛ルート柳洞寺山門前決戦、刃鳴散らすとのクロスオーバー。セイバーが相対するは、剣に身を捧げし一人の男。
標的確認。
対象戦力分析――――敵性戦力:無尽
対抗手段検索――――該当件数:無限
この世に悪が尽きずとも、正義の味方に限界は無く。
無尽の暴虐を揮うのならば、無限の剣で打ち倒さん。
其処は何処までも虚ろだった。
生きとし生けるものは何もない、無機質な世界。
足元を埋め尽くすは赤茶けた不毛の大地、頭上に広がるは蒼穹を塗りつぶす曇天。
そして、限り無く連なる刃金の墓標。
全ての生きとし生けるものから否定された、命無き最果ての世界。
正に、荒野という言葉を当て嵌めるべき終末の光景である。
だが、男はその場所を目指していた。
初投稿作品、拙い出来だが読んでもらえると嬉しい。