TYPE-MOON Sidestory Links

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半月 (2044) (01-10-06 00:23)

_http://coop-albatross.info/moongazer/  (archive)   作者:阿羅本
月姫&歌月十夜>シリアス | シエル先輩

 シエル先輩トゥルーENDアフターのSSです。
 ロアの一件を精算したシエル先輩は教会を離れて志貴の元に身を寄せることになりましたが、そこには思わぬ障害が……

喩え夢でも (729) (02-05-05 21:03)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:阿羅本
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 遠野志貴 シエル先輩

 阿羅本さん寄贈作品です。
 放課後の一時、シエル先輩と志貴の……。

「シエル主役でギャグでなくてしっとり系のお話」というリクエストに
見事に応えて頂きました。
 シエル派の方もそれ以外の方もどうぞ。
 カレーとお尻を取ったら何も残らないという蒙昧な通念を以下略。

TUKIHIME-Mystery Style vol.1 『眠りの森』 (1531) (03-09-06 18:41)

_http://bousetu.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:雨音
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 遠野家 浅上女学院

森の中で、首を絞められ眠るように死んでいた少女。
そして、その少女の傍に立っていた……秋葉。
事件現場に残されていたのは、被害者と秋葉の足跡だけ!
少女を殺したのは本当に秋葉なのか!?

洗脳探偵とか、怪しげな能力とかは一切無し!
何気に本格ミステリ志向でいきます!
(そっちの方がよっぽど怪しいというツッコミは禁止)

TUKIHIME-Mystery Style vol.1 『眠りの森』

解決編、公開です。

レンの夢 (1819) (03-10-11 21:52)

レンは夢を見ない。
使い魔とはそもそも《自己》を持たないものであり、また、夢魔であるレンは他者の夢の中に生きるものである。
故に、レンは夢を見ない。

だからレンは、思った。
自分もまた、夢を見てみたい、と。
作り出した夢ではなく。
体験した事実ではなく。
自由で、そして美しい夢を。
見てみたいと、思った。

神楽月 〜Another Century's Episode〜 (3805) (05-06-24 22:01)

メルティリアクト後の話。
主人公は三人。
オリキャラ。志貴。紅摩。
オリキャラが出ますので、よく考えてからお読みください。

夏の夜に雪が降る怪夜が終わる。
舞台に上がるのは、白い悪魔と、殺人貴、そして紅赤朱。
再び平穏が訪れた町に、新たな運命が交差する。

未練 (2705) (06-08-13 00:33)

_http://www.geocities.jp/the_man_of_snow_crystal/  (archive)  (geolog) 作者:雪月花
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 弓塚さつき

殺してしまった彼女のことを好きだったと気付いたのは、殺してしまった後だった。
あの殺しを悔いる日々。
彼女、弓塚さつきを思って遠野志貴は今日も泣く。
そんな毎日が繰り返されるはずだったが、今日だけは少しいつもと違った。
彼の前で起こったことは…。

『必定の恣意』 其の二 (1495) (04-08-29 12:19)

_http://kasyu.k-free.net/index.htm  (archive)   作者:霞守
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 月姫全般 遠野家

平日である金曜日、遠野の屋敷で翡翠の前に現れた仮面の誘拐者。食材の買い出しに行っていた琥珀の前にも仮面の誘拐者が現れた。翡翠は遠野の屋敷に、琥珀は遠野の別荘に監禁された。
 志貴が、遠野の屋敷に戻ったときには、銃声が響き渡った後だった。翡翠の安否は。琥珀の行方は。

 振り散らばされた伏線が紡ぐ結句。読者にとって意外な結末を、というサプライズを意識した短編です。策謀渦巻く誘拐劇。他にも同じネタを扱った人は多数いると思いますが、犯人はこの人です。

40年後の追想曲 第一話 (1985) (03-03-11 22:41)

_http://www.geocities.co.jp/Playtown-Queen/8481/  (archive)  (geolog) 作者:霧依
月姫&歌月十夜>シリアス | 長編連載中 アルクェイド

紫貴に残されたのはたった一つのナイフと物語。何気なく惹かれる物語を胸に、紫貴の話が始まる。
っと、まあこんなこと書いちゃったりしてますけど、処女作でへたれの極みッスけど、よかったら読んでくださいッスー。紫貴というのは誤字じゃないですよ、読んでくださればわかりますッス。

The knight in the night.The oldest under the crimzon moon. (2793) (03-10-28 01:25)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 月姫全般 アルトルージュ

アルトルージュと、黒騎士リィゾのお話です。
妖しい言葉がありますが、18禁ではありません(謝。

──────────────────

「───血が、出ちゃった」
ふふふ、と騎士の指先で、自らの胸を穿ったままに、少女が浮かべた笑みは
あまりにあどけなく、それゆえに凄惨だった。

「───」
言葉もなく、流れる朱をみつめる騎士の手からそっと彼女は手を離し、
変わりにその両手を高く伸ばして、騎士の頬に触れた。

「リィゾ───?」

ある月の夜。公園で。 (6267) (03-02-24 00:49)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 遠野志貴 両儀式

月姫と空の境界の、二人の主人公がふと出会うお話です。
・・・シリアス風味ですが、あまり内容がないのが、なんとも(笑。

―――――――――――――――――――――――――――――
どう言うつもりか、蓋も開けずにベンチに置かれている缶コーヒーの
群れを視線で示す。

「ああ、これね」
それでようやく、自分が缶コーヒーを買いすぎていたことに気付いた。
そんな態度と表情を見せて、彼は一つを私に差し出した。

「飲む?
 ・・・冷めてるけどね」

馬鹿なのか、お前。

差し出された手にむかって、そう言い掛けてやめた。

その背中を、押す理由 (5377) (05-07-26 00:20)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 弓塚さつき シオン

メルブラReActSSです。
さつきに対して、問題点を突きつけるシオン。
そして、それを自覚させるべく彼女がとった行動は。
―――――――――
「―――ほう」
ぴしゃり、と。
指示棒で壁を叩きながら、シオンは穏やかな―――それでいて剣呑さの香る笑みを、目元に浮かべた。

「なるほど。それは興味深い意見ですね。さつき」
「え?」
「つまり、志貴と一緒の屋敷に住んでいれば、
 接触時間を稼ぐことは容易い―――と。そう主張するわけですね。あなたは」

千の時を刻んだ果てに。 (1315) (03-07-07 22:20)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 月姫全般

PledgeLetterさんの「死徒祭」に出そうとして間に合わなかった作品です。
27祖における27位。千年錠の魔術師ことお笑い担当
コーバック・アルカトラスと二人の死祖の会話。

―――――――――――――――――――――――――

一つ、楽しい遊びを覚えた子供のように、薄い笑みを浮かべたメレム。
やがて彼は、その瞳に浮かぶ光に僅かに冷たい色を混ぜ、告げた。

「タタリが終わったよ。コーバック」
「―――ほう」
小さく呟いて、一時、コーバックは沈黙した。

夢の終わりに残すモノ (2728) (03-09-01 22:35)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 遠野志貴 琥珀 乾有彦

アルクトゥルー後のお話です。
残された志貴と、それを見守る琥珀たちは。

──────────────────

「ですから、お花見です。ご存知在りませんか? 志貴さん」
「いや、さすがに知ってるけどね。唐突だなあ、と思って」
と、思わずこぼした本音の呟きに。

「唐突なんかじゃありません! 全て、志貴さんのためなんですよ?」
「へ? 俺?」
 琥珀さんは何故か、憤然として指を立てて俺に迫る。
いきなり元凶としてやり玉に挙げられた俺が戸惑う内に、更に琥珀さんは俺に詰め寄った。

汝、罪を謳う者 -Sin of the murder- (3496) (03-01-20 00:05)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 遠野志貴 弓塚さつき シオン

もし、メルブラに『彼女』の出番があったら、どんなかな〜という作品です。
誰でも思いつくお話なので、軽く読み飛ばしていただければ幸いです。

ちなみに、Kパート直前を意識していたりします。

(「SS倉庫」の「小ネタ集」においてあります)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ぎしり。
再び、なにかの軋む、音。


それが、志貴が固く握り締めた手の骨が軋む音だとは、気付かなかった。


「うん。ピンチの時は、助けてくれるっていったよね。
 その、約束。シオンは私を殺すつもりみたいだから。

 ―-酷いよね、私とも、『私』とも、『同類』のくせに」

無邪気を装った、冷たい嘲笑に、体中の血液が憤怒のために脈打った。
―――それでも、私には、引き金は、引けなかった。

赤と黒。 (911) (03-04-14 01:12)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 荒耶宗蓮

アルバと、荒耶のお話です。
野郎ばかりで、華がないのですが(笑。

――――――――――――――――――――――
「やあ、待たせてしまったね。荒耶。弟子の講義が長引いてね」
しかし、そんなことに構わずアルバは大げさに両手を上げて、目の前の魔術師に詫びた。
―――当然、形だけの事ではあるが。

その形だけの儀礼に答えるように、彫像のように、仏像のように、あるいは死人のように。
ただ、そこにあっただけの魔術師はようやく口を動かし、瞼を開けた。