全自動月姫Links-Albatoross-の登録データを、検索可能な形で提供します。(archive) (geolog) と記載のあるところは、外部のアーカイブサービスに接続します。簡易なリンクチェックでNGなサイトには、"□"や"X"が表示されます。
Displaying Item 26 - 50 of 182 in total
■
甘味に咽る
(9537)
(04-05-07 08:14)
凛グッドエンド後日談。
小春日和の昼下がり、平和な休日の一幕。
悲しげに、何も乗っていない皿を見つめる少女。
どこか微笑ましい光景に、口元がほころんで。
「モンブランとアメリカン。―――二つずつ」
財布の紐も、綻んだ。
「良かったら、どうぞ」
少女は。信じられないものを見る顔で、こちらを呆と睨みつけ。
「―――カネ。貴女は、良い人だ」
「……それはどうも」
一介の女学生が騎士王と(で)遊ぶ話。
※こちらの投稿掲示版に掲載されていたものを見直し頂いた上で、西奏亭に
転載致しております(うづきじんさんの部屋に掲載)
■
病臥に惑う
(10254)
(04-05-13 01:47)
凛グッドエンド後日談。
夢見るおひめさまと、苦悩するおうさま。
―――その匙を見て、ふと思った。これなら或いは、もしかして。
差し出される茶碗。伸びだしそうな手を抑え、視線を合わせず俯いて。
『―――桜?』
『……先輩。腕に力が、入りません』
……どうかすると、最近は埒も無い思いが頭をよぎる事さえある。朝から晩まで弛み切り、縦に横にと転がる毎日。愛しい人は傍らに。望みがあれば叶えてくれて、出て来る料理は芸術の域で。
―――これこそ、真に王の暮らしなのではなかろうか、と。
懐剣は何より胸に近く在る、と言う話。
加筆修正の上、『西奏亭』様にお預かり頂いております。
■
紫の桜、茜の柳
(9464)
(04-02-24 02:44)
……何かおかしな事を言っただろうか?心の内で首を捻る。確かにあの二人
は良くつるんでいるらしいが。変人同士気が合うのだろう。
「知らんのか?―――いやまあ、或る意味その方が健全なのだろうが」
あ、本当に珍しい。『何かを言い淀む』美綴綾子の姿なんて、『怒りに我を
忘れる』間桐桜くらいにはレアだ。と言うか、初めてかも。
「知らないって何が。あいつらが相思相愛だとでも言いたいわけ?」
軽口を返す。
―――と。綾子は、眉を顰めてこちらを見返してきた。
「何だ、知ってるんじゃないか。人が悪いぞ、遠坂」
セイバーE後の日常、多数キャラを活き活きと描く手腕が素晴らしいです。 西奏亭への頂き物
■
胸中、穏やかならず
(17921)
(04-05-07 08:18)
セイバーエンド後日談。
ぶるぶるとふるえてゴーゴー。
「桜さんなら大丈夫だと思うよ。料理も上手いし、綺麗だし。……大きいし」
「……はい」
最後の言葉に、思い出してしまう。誉めてくれるのは嬉しいのだけど。
―――三枝先輩。
上には上が、いるんです。
「ところでイリヤ」
「なに?」
「料理に一番重要なもの。何か分かる?」
七センチの憂鬱。
※こちらの投稿掲示版に掲載されていたものを見直し頂いた上で、西奏亭に
転載致しております(うづきじんさんの部屋に掲載)
3サイト合同企画「三人祭り」来訪者迎撃作品です。
阿羅本さんの連作シリーズ、通称「ショタ志貴物」の続編……、のつもり。
ある目的を持って、ある場所を訪れた志貴。
そこに待つのは、青子先生と同じ蒼崎の名を持つ女性。
稀代の人形師にして、魔術師。
怯える志貴を見て、彼女の目が妖しく光る。
言われるままに肌を晒す志貴、そして……。
あくまで『月姫』で『空の境界』じゃないんだよー、と呟いておこう。
「はい。私の体を、いえ私の元の体を作って貰う……ですよね?」
「疑問形で言われても困るのだがね。まあ、あまり常人には縁の無い領域の事
だからな、むしろ当事者ゆえに信じがたいのだろうと解釈しておこうか。
遠野志姫くん、きみはさる事故で元の体を破損した。情け容赦なく、徹底的
にね。本来ならば、問答無用で棺桶に入っている筈だ。
しかし奇跡の領域に近い幸運によって、助かった。少なくとも生き延びた」
いったん橙子は口を閉ざし、ただでさえ目付きの悪い目を鋭くして志姫をじ
っと見つめた。射抜くが如き瞳。
居たたまれない気持ちで志姫が何か言葉を口にしようかとした時、橙子の視
線は僅かに志姫から外れて上を向いた。
ショタ志貴モノ+性別反転の志姫モノというほとんどオリジナルに近いお話。
旧作改変企画にお題を頂いて書いてみたものです。許容力ある方のみどうぞ。
でも、放っておいて欲しい。
今はあたしの事を構わないで欲しい。
ごめん、羽居。
厚手の毛布で作られた闇は、あたしを心穏やかにさせる。
暗い暖かい空間。
ずっとこうしていたい。
なんだっけ、安全毛布とかいう言葉が……、なんだっけ?
蒼香の不可思議な様子に、秋葉に助けを求める羽居。
二人は蒼香の閉じこもる部屋に向かい、蒼香に……。
もともと「凸祭」に投稿する予定で進めていたものです。
つまり、そういうお話ですので、念の為。
蒼香視点と秋葉視点の2本。まあ、1本好きな方を読めば充分でしょう。
『MELTY BLOOD』で魅力的だったシオン、でもそれだからこそ
全年齢向けなのを、口惜しく思った方も多かったのではないでしょうか?
そんな想いを妄想力で補完すべく、本ゲームは作られているのです。
〜中略〜
「でも、彼女たちを精神的に屈服って……?」
「方法はあります。あまり……いえ、シオンの為ですから」
「お薬もありますけど、体は一つですし多用はできません。
でも、古来より女性の心を曲げる方法は、効果的なものがありますよ」
といった感じでシオン調教AVGの紹介ページ&サンプル引用で構成した
……SSだろうか? な代物です。
多々、ちょっと待てという部分もあるでしょうが、お遊びという事で。
追記
たぷぞうさんに頂いたシオンα、β、γの三態の絵を掲載しました
前に「さっちん小祭り」で掲載頂いた物のリファインというか、
レイアウト変更&軽量化したものです。
攻略&解説ページ風にして断片的にさっちんシナリオ(あくまで
私の脳内創造物)をもっともらしく語っています。
全7日で、とか、バッドエンドはこうで、とか。
前にご覧になっている方は特に見なくてもよいかと……。
それとあくまでフェイクですのでお間違いなく。
■
あやとり遊び
(2019)
(02-10-10 23:43)
帰宅した志貴の目に映る琥珀の姿。
なにか妙な仕草。
これは?
タイトル見れば一目瞭然ですけどね(笑
悪巧みも、怪しげな薬も、「出しちゃえ」も無い、琥珀さんです。
■
お願い
(12943)
(04-03-25 00:20)
「今日は遠坂にしたい事あるんだけど」
本格的に始める前に、言い差しておく。
相手の顔が正面にないのが少し間抜けで、少しありがたい。
胸に当たっていた柔らかい感触がもそもぞと位置を変える。
脇から背に回されていた手が、少し力加減を変える。
「ふうん、何かしら?」
肩の辺りにつけられていた遠坂の額が動く。
抱き合ったままの格好はそのままに、首だけをこっちに向ける。
士郎がした、凛へのお願いとは?
捻りなく、畳1畳で終始してしまうお話です。
ちなみに後ろなお話なので属性外の方はスルーして下さいませ。
■
かうんとだうん
(6512)
(02-09-07 11:15)
夜の浅上女学院の寄宿舎の一室。
男子禁制のそこにいる一人の男、遠野志貴。
そしてそこで行われる秘密のナイトパーティ。
淫靡な一時間のゲーム、それは……。
とか書くと一見まともそうですが、内容はひじょうに馬鹿です。
ご承知の上、ご照覧ください。
■
こねるねこ
(4402)
(03-02-14 00:16)
「……って訊くまでもないわね。
まあ、志貴さんたら、大層な人気だこと。
わたしも人の事言えませんけどねー」
じいーーッ
「レンちゃんも、チョコレートあげたい…よね」
こくこく。
バレンタインデーにちなんだお話です。
ご意見頂き、ちょっぴり改訂しました(2/15)
■
しきりょーじょく
(2962)
(02-07-14 10:14)
世界の脆弱なる綻びを、死の線と点を見る少女、遠野志姫。
平和な学園生活を送る彼女だけど、一歩外へと出ると……。
待ち受ける甘美な……。
ええと、正確には『月姫』ではありませんね。
誰一人『月姫』キャラ出てきませんし。
シエル先輩とか、翡翠、琥珀といった名前のキャラは出て
きますけど、まったくの別人(一応)。
志貴ハーレムものを男女引っくり返したら凄愴だなとか思
って書いただけの底の浅い18禁作品ですので、よしなに。
■
したさき
(8002)
(04-06-30 01:01)
「藤乃ちゃん、舌を伸ばしてみて」
幹也さんの言葉。
唐突と言えば唐突。
いつもなら、何かを言われようと、幹也さんの言葉にならすぐに反応する。
けれど、今はちょっと戸惑ってしまった。
……幹也×藤乃前提のお話となっています。ご承知おきを。
手も握らないお話ですが、18禁っぽいの嫌いな方もスルーを。
■
その一口
(3361)
(05-06-21 01:21)
間桐桜は逡巡する。
ためらう。迷う。立ち尽くす。
試されるのは己の判断力。得るもの、そして失うもの。変化の見極め。
水面への一石が、大きく広がる波紋となるように。
些細な原因が大きな結果を生む。
何度となく見たもの。悲劇的な結末。
一時の快は、後の悲嘆へと繋がっていく。
すぐに姿を現さずとも、ゆっくりと確実に。
なんだかわけのわからない話に。それほど高……ぽいし。
■
たいむりみっと
(4040)
(03-06-07 23:11)
「了解。で、順番はどうする。3セットだろ、最初に全部決めとくか」
「そうね……、1セット終わる頃に次の順番を決めるのはどうかしら。くじ引
きか何かで。そちらの方が先が読めなくて面白いし。
その時夢中になっている4人目は参加できないけど、ズルはしないし承知し
て貰ってと言う事で」
「うん、それでいいと思うぞ、遠野」
「わたしも〜」
「わたしもそれでいいと思います」
「俺の意思は……」
「却下」
サイトの記念企画SSで、過去作品の改変リクを貰っての創作になっています。
これは「60分以内に志貴『が』四人『を』イカさないといけない『かうんと
だうん』」という権兵衛党さんのリクより。
非常に馬鹿な作品に仕上がっています。
「ふふ、あんな顔して……」
面白がるような、何かを揶揄するような晶の声。
反射的に秋葉は視線を向けてしまった。
小さな画面の中で、掌に乗りそうな大きさで動いている。
晶と、そして秋葉自身が。
「どうしました、そんなに気になっていましたか?」
一度目を向けると、そのまま視線を外せない秋葉に晶が話し掛ける。
大崎瑞香さんの「なんて――酷い 」、古守久万さんの「なんて――酷い夜」
を受けての作品です。前のお二方に比べて薄味なお話ですが……。
この後を続けてくれる方はいらっしゃいますでしょうか?
■
ねこのめいろ
(8254)
(02-09-15 08:37)
サイトの7万HIT記念企画SS、全編公開です。
リクエスト頂いたシチュエーション31個を全部使用しての分岐小説
になっています。
午後の日差しの中での日向ぼっこ。
そこへ琥珀さんがやって来て、薬を差し出す。
それを呑んだ志貴は……。
といった始まりから「一子さんと朱鷺恵さんと志貴」、「識×幹也」
「巫女装束の秋葉」「洗脳探偵」等々のお話を辿ってどうなるのか?
何と言うか質より量ですが、お暇なら手繰ってみて下さい。
一応主要キャラは網羅の筈。除く、浅上&さっちん(笑
一子さんとか朱鷺恵さんとか青子先生は出場率高いのに……。
*リンクミスとかありましたらお知らせください。
■
みんな仲良く
(12708)
(05-11-24 00:32)
「皆で兄さんを愛する事にしました」
端的にそれだけを声にすると秋葉は口を閉じた。
先ほどと同じ慈母の如き笑みを浮かべたまま。
それなのに、志貴はぞくりとした。
秋葉の言葉を噛み砕きつつ、視線を左右に走らせる。
アルクェイドが頷いている。シエルが頷いている。
翡翠も琥珀も。レンもシオンも。
一様に、にこやかに、志貴に笑顔を向けている。
そんなお話。
■
むねきん
(10841)
(05-08-22 00:16)
唐突な言葉だった。
それなりの雰囲気を作り、共に衣服を脱ぎ捨てベッドに。
そしてさて、といったタイミングでの言葉。
志貴はアルクェイドの顔を見つめて、それからわずかに視線を下に落した。
ことさらに見ようとしなくとも眼を引き付けてやまぬ胸の膨らみ。
惚れ惚れとするようなボリューム。
しかし、アルクェイドの腕がそこを隠すように遮った。
非常にお馬鹿さんなお話です。
■
ろくもじたす
(4291)
(05-02-07 00:21)
まだ日の落ちぬ午後のひと時。
部屋の中には俺と、メイド服姿の翡翠のみ。
仕事の終わった夜ではなく、仕事中。まだ翡翠は働いている最中だった。
その翡翠がベッドの上にいる。そして、
志貴と翡翠とのちょっとした行為。
変な仕掛けのあるお話です。
多分18禁じゃないと思います。
「こ、琥珀さん、何を……」
「志貴さんが可哀想なんですもの」
シエル先輩も驚いた顔で琥珀さんを見つめている。
しかし凍りついたように、動かない。
止めるものも無く、俺も嫌だともなんとも言えないでいるうちに、琥珀さ
んは手の動きを変えた。
『KISS×200』リスペクトの前作の続編で、タイトル通りの内容+α。
前作同様に妄想ただ洩れで、とうとう18禁作品になりました。
何と言うか、ストライクゾーンが広い方へ。
■
キスキス大好き!
(2650)
(02-05-23 22:58)
目覚め。
僅かに感じる息苦しさ。
鼻をくすぐるほのかな芳香。
柔らかい感触。
これは……、翡翠?
PCソフト『KISS×200』リスペクト作品。
18禁ではありませんが、その手のお話が苦手な方は敬遠した方が良い
と思われます。フェチ臭も強し。
■
キスキス大好き! 桜篇
(6886)
(04-06-18 01:39)
「唇を絡ませ合うキスと、そっと触れ合わせるだけのキス。
……お好みはどちらですか?」
「そんなの決まってる」
「KISS×300」発売記念で書いてみました。桜ルートです。(今回は前編のみですが……)
WINTERSファンの方なら。クロスオーバーできないです、念の為。
それと、本作品はあくまで「一般向け」ですので。