■ 天抜き・風呂と眼鏡 (6346) (05-03-19 22:46)
絵の無い四コママンガ風コント?の「天抜き」を
眼鏡、お風呂を小道具にして書いたものです。全41本。
書き手の方、のちさん、Syunsukeさん、KTさん、ユウヒツさん、
MARさん、てぃーげるさん、しにを。
ちょっと大人向け方向に舵が向いている気がしますが、お楽しみください。
もとはるさん、White Snowさん、うづきじんさん、のちさん、Syunsukeさんから追加を頂き、
新たに書いて、倍増の全91本になりました。
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絵の無い四コママンガ風コント?の「天抜き」を
眼鏡、お風呂を小道具にして書いたものです。全41本。
書き手の方、のちさん、Syunsukeさん、KTさん、ユウヒツさん、
MARさん、てぃーげるさん、しにを。
ちょっと大人向け方向に舵が向いている気がしますが、お楽しみください。
もとはるさん、White Snowさん、うづきじんさん、のちさん、Syunsukeさんから追加を頂き、
新たに書いて、倍増の全91本になりました。
もともと専門の演奏家を目指していた訳ではない。
生け花やその他の習い事同様に、何か楽器のひとつもと始めた物。
遠野家の一人娘として、それぐらいの嗜みも必要という事だろう。
なんでヴァイオリンだったのかは憶えていない。
かなり大きなグランドピアノだって家にはあったのに。
誰かの趣味だったのだろうか。
他の教育と同じように、私には拒否する権利はなかった。
それに、拒否しようという意志もなかった。
そういうものなのだと幼い時から思っていたのだから。
ヴァイオリンを弾く秋葉の姿を、淡々と描いただけです。
話としての起伏も乏しいので、秋葉好きの方なら
ふと、顔を上げた。
答案用紙を眺めている間、秋葉が黙ったままだったのがなんだか気に掛かっ
ていた。
もしかして、秋葉としてはこの点数でも不本意なのかな。
満点以外は意味がありません、とか言い出してもおかしくない。
だが、予期に反した姿が、視界に入った。
妙にもじもじとしている姿。
何とも言い難い、珍しい姿。
秋葉の試験結果を見ての、兄妹の会話です。
一応、秋葉誕生日記念SS。
特に起伏のない日常ものが好きな方なら。
「なんで、私が買い物に行かねばならなかったのです?」
「俺一人じゃ、幾らなんでも無理だし」
「それはわかりますが、何も考えずに私を指名したのは何故です」
「まあ、兄さんなりに考えての提案だもの、聞かない訳にはいかないわ」
文句ありげな言葉ではあったが、声の感じ自体は柔らかい。
何か思い出している眼。
志貴との先日の会話を思い出しているのだろうと琥珀は推測する。
「……どうですかね。少なくとも全然わたしに泥が引っ掛かる事なんか気にし
ていなかったでしょう」
「でもシエル、全部避けたじゃない」
クリスマスSSです。
準備に勤しむ面々の姿を描いております。
「メリークリスマス、翡翠ちゃん。乾杯」
「乾杯」
小さくカツンと音がする。
いろいろと疑問が頭に浮かんだが、翡翠は口に出す事無く、良い香りのする
赤燈色を啜った。
口の中に芳香が広がり、そして消えていく快感。
イヴの夜の喧騒の遠野家クリスマスパーティ……の終わった後。
台所で働く琥珀と翡翠。
和やかな雰囲気のもと、現れた志貴は……といった短いお話です。
「それはそうですよ。
今だけはわたしと翡翠ちゃんで志貴さんを独占しているんです。
なんとも、贅沢な気分ですね」
「そういうものかな?
まあ、秋葉たちが混ざったらとんでもない事になるからな」
「姉さんの言う通りです。
少し、秋葉さま達に申し訳なく思えますが……」
そう言いながらも翡翠は動きを止めない。
手の中の二つの感触、それを味わうように掌で転がしている。
ってな感じで綴るクリスマスSS『宴の後で』の続きです。
冒頭の注意に気をつけてお読みください。
「さて、では始めましょうか」
はっきりとした落ち着いた声。よく通る澄んだ声。
それによって開幕が宣言された。
発言者は長い黒髪の少女。
目の前の存在が自分の意志に従う事を当たり前と思っている者の表情。
元旦の夜のお話です。
今年初めての……。
なんだろう。
暖かい。
これ……?
有間?
ああ。
有間だな。
あたしの胸に顔埋めるようにして……。
まだ眠っている。
ふふふ。
可愛いな。
ぎゅっとしてやろう。
……。
……?
……!
ゆっくりと寝ぼけた頭に、知覚したものが浸透した。
有間を抱き締めるようにして、眠っていた姿。
それを殴られたが如く認識した。
一子から見た、もう一人の弟的存在、志貴。でも……。
旧作改変企画の一つで「乾さんちのお姉さん」を元にしています。
いちおう全年齢向けです。……表は。
睡眠前のひと時。
まだ眠気は訪れず、身を横たえてはいても意識ははっきりとしている。
天井を向いたままで、志貴は今日あった事など考えるともなく考えていた。
そんな時だった。
唐突に。
志貴はもよおした。
志貴のむにゃむにゃ。いちおう18禁にしておきます。
再び、翡翠は両手で志貴の手を取った。
唇が近づく。
翡翠の柔らかい唇が、志貴の指先に触れた。
手を動かし、顔も動かし、唇の合わせに指を滑らせる。
最初はそろそろと触れるだけの感触。
……といった感じで、ただ最初から最後まで、翡翠が志貴の指を
しゃぶる話です。
本当にひねりもなく、それだけ。
多分18禁とかじゃないと思うんですが、いちおうチェックつけ
ときました(苦笑
ひとたび思い出してしまえば、容易に兄さんは私の頭の中から去ってはくれない。
当然といえば当然。
溜息をこぼす。
無理もなかった。いつも兄さんの事は私の頭の中にあるのだから。その存在が大きかったり小さかったりは変化しても。
本物の兄さんは、普段はじっとしていてくれない。かまって欲しい時にふいと姿を消してしまったりするのに。
秋葉誕生日SSです。鬱々と思い悩む思春期の少女の心を描いてみました……風
「ええと、志貴いる?」
「あいにく、お出掛けになっています」
妙な質問ね、と琥珀は口の中で呟く。
やっぱりどうにもおかしい。
いつものアルクェイドであれば、直接志貴の部屋へと飛び込んで一悶着起こ
すか、そうでないにしてもまっすぐ玄関に向かうのが普通。
こんな処でうろうろしていて志貴の様子を訊ねるなど、あまり考えられない
行動だった。
志貴の留守にやって来たアルクェイドは、琥珀にある相談を。
その中身とはいったい?
サイト開設一周年記念のアンケートの御礼に書いたSSを手直しして
再利用してる一品。前に書いた某作品の裏的なお話です。
「こんにちは、シオン」
驚いた様子も無く、シオンは目の前の人物を見つめる。
細い身体つきの女性。
ベレーに編んだ髪。
紫を基調とする服。
ニーソックス。
腕には独特の腕輪、おそらくはエーテライトが納められている。
「今度は私自身に責められるのですか。ある意味、理にかなっていますね」
独り言めいた言葉。
それに対し、現れたシオンは頷く。
某お祭りに参加した時の作品ですが、100万HIT記念で掲載しました。
シオンを責める為に表れたシオン。
そして無数の蠢く……。
その時、窓から見えた微かな明かり。
月の光。
それが、天啓のように秋葉に思い起こさせた。
いつか何かで見た、その時の自分には冷笑を誘った行為を。
妖しげな魔術、まじないの行為。
いちおう、秋葉の誕生日合わせ。
内容的にはまったく関係ないですが。季節も冬っぽいし。
一度目は偶然、二度目は……。
妖は妖を呼び
魔は魔に惹かれあうのか?
邂逅する柏木の血と、遠野の血。
そして、魔を狩る血を宿す志貴は……。
ってな嘘あらすじは置いておいて、長らく放置の名『月姫』『痕』
『とらハ3』のクロスオーバー名ばかり連載温泉物、細々と更新です。
今回は二章前半ですが……、会話ばかりだし足踏みしてて地味。
後半に期待しましょう。……いつになるのやら(他人事のように
「こうして見るとずいぶんと大きな船ね」
「豪華客船まるごとで学校ってのも常識外れだよな」
秋葉と蒼香を乗せたヘリが船へと向かう。
学園船H.B.ポーラスターへと。
10日間の滞在期間に何が待っているのだろうか……。
といった感じの『サフィズムの舷窓』+『月姫』クロスオーバー
作品です。
4日目と5日目を更新しました。
アイーシャとアンシャーリーが新規登場です。
それと月姫パートのストーリーちょっぴり進行。
小さな塊が目についた。
猫。
部屋の中に猫がいた。
黒い小さな猫。
いつの間に。
黙って私を見ている。
視線が合う。
否。
こちらを見てはいるが、私を見てはいない。
私がいないかのように、しかし私の方へ目を向けている。
遠野家でのシオンを書いてみたものです。
不思議な黒猫との情景。
初シオンなんで、違和感あるかもしれませんがご容赦ください。
〜アルクェイドと志貴の行為を見つめていたレンは……。
初めてレン主体で書いてみました。
※18禁部分は、ちょっと……(作者ロリ属性希薄なので……)
一糸纏わぬ姿だった愛しい恋人である翡翠が、元のメイドの翡翠になるのを
どこか考え込むように見つめる。
そして、呟いた。
「もしかしたら、それが原因かもしれないね」
「はい?」
「メイド服がさ」
「……これが、何か?」
自分の服を見下ろしながら、翡翠は小首をかしげる。
そんな仕草が志貴には可愛く映るが、とりあえずそれは置いておいて言葉を
続ける。
西奏亭100万ヒット記念で、「猫vs馬」さんの同人誌に寄稿した作品を、
許可を得て再掲載しました。
……コスプレ翡翠?
衛宮士郎の体は、おかしな状態にあった。
日常では何ら不具合は無いが、明らかに問題を含んでいた。
最初は疲れているのかで済んでいたが、日にちが経つにつれ、
それは恐怖と絶望とを士郎に与えた。
確実なる死の影にすら立ち向かった男の驚愕。
それは……。
桜トゥルーエンド後のお話です。
で、あるのに、唐突に志貴から発せられた言葉は、そんな二人の共有体験に
異を挟むようなものであった。
同じ言葉でも、志貴が違った態度であれば、秋葉はあっさりと一笑にふした
かもしれない。あるいは頬を膨らませ、軽く拗ねるような仕草を取ったかもし
れない。
しかし、今の志貴は、秋葉に不安をもたらせた。
志貴にしてからが、言い出し難そうな、内心の疑問を隠せども隠し切れぬ、
そんな表情をしていたから。
秋葉と志貴との交歓のひと時。
しかしその後で、志貴はある問いを口にする。
それは……。
終始ベッドの中のお話です。甘々。
「……だって兄さんですもの」
恥ずかしそうに、でもはっきりと秋葉は答える。
志貴はくすりと笑う。
それでは答えになっていないなと思って。
そして普段とは違う、ためらう事無く自分に甘える妹の姿を眼にして。
50万ヒットのキリ番リク作品として書いております。
一応、「まったりとした秋葉ものきぼー。あえて二人だけに絞って限界
まで濃厚な愛欲話」を目指しはしたのですが。したのですが……。
「お眠りになっていたのですね、秋葉さま」
「兄さんがね、お日様を浴びたいって」
「そうですか」
琥珀は、嬉しそうに自分の腹部を撫でさする秋葉を見つめた。
といった感じの暗めのお話です。
秋葉と琥珀だけの日々。
閉じた日々。
それと、ごめんなさい(あとがき参照)
「よかったら志貴さんにもしましょうか?」
「いいの?」
「はい。お嫌でしたら無理にとは……」
「お願いします」
といった感じで、タイトル通り耳掃除するだけのお話です。
ちなみに耳掃除する人2名、される人はそれ以上です。
3サイト合同企画「三人祭(仮)」参加作品。
大崎瑞香さんの『華雅魅』シリーズのアナザーストーリーです。
琥珀が来ない夜に、独り自分自身を慰める秋葉。
琥珀と志貴との秘め事を思い出している翡翠。
車の中での秋葉の一時。
そんな、鏡の乱反射のような一光景を描いています。
正直、元作品が巨大すぎました(苦笑)