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六道遊化 (1000) (04-04-12 00:18)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
Fate/stay night>シリアス | 短編読切 アサシン

 焦燥の念に駈られてもおかしくはない時に、男は悠然と心身を律していた。
 僅かに瞳に憂愁を滲ませるのみで。

「我が事終わるか……」

 呟く声は静かであった。
 諦観の色を含み、それでもなお澄んでいた。
 空を眺めていた視線を下げる。
 己が腕を手を見つめる。
 体を、足を見つめる。
 佐々木小次郎という名を与えられた体を見つめる。



 某企画用として書いたものですが、一時退避で自サイト掲載。
 セイバールートでの主死亡後の姿を描いております。
 とりあえずはまっとうに、書いています。
 どう映るのかは別として……。

初めての……、そして初めての…… (1609) (02-11-27 13:11)

_http://coop-albatross.info/moongazer/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>恋愛 | 短編読切 18禁 月姫蒼香 三澤羽居

浅上の乙女達+凸(もっこり) 企画参加作品
試験後の寄宿舎に一人閉じこもる羽居、そしてその身を案じる蒼香、二人の身体に
は奇しくも同じ異変が……そしてお互いにお互いの初めてを貰い合うために、ベッ
ドの中で……

 凸2本でお送りします(笑)

別離 (1875) (04-03-21 01:13)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
Fate/stay night>シリアス | 短編読切 衛宮士郎 間桐桜

 誰もいない衛宮の家は、寒々しいものだった。
 こんなに静かで、こんなに冷たかったんだ。
 ぼんやりと考え、そして思い直す。
 これが普通だったのだと。
 別に目新しいものではない。
 ほんの少し前までは、いつもこうだった。
 ここに住んでいるのは自分だけ。藤ねえや桜はあくまで、帰るべき場所が他
にあった。
 夜は一人なのが当たり前。
 なのに、なんで一人でいる事に、こんなにも違和感があるのだろう。


 桜シナリオのさるエンド後のお話です。
 明るいお話ではありませんが……。

前を向いて、手を伸ばして (3899) (02-09-08 16:47)

 3サイト合同企画「三人祭り」参加作品。
 古守久万さんの「あの夏、一番静かな夜」「右手の痛みは」の、
続きを……、のつもりで書き上げました。

 志貴をまだ愛している朱鷺恵。
 いまだ心の底に朱鷺恵への想いを残している志貴。
 それを知った晶がとった行動とは?
 
 元作品へ敬意を表し、珍しくまっとうなお話です。
 朱鷺恵さんが難しかったです。ええ、それはもう……。

午後降る雨の如く優しく (2747) (03-06-30 00:14)

「ねえ、お願い。
 こんな事、シエルにしか頼めないし……」
「でも、ですね」
「何でもするから。
 シエルが言う事何でも聞くから、だからお願いします」

 何処で憶えたのだろう。
 跪いて、さらに土下座をしようとする。
 まじまじと見つめて、はっとして止める。
 そんなアルクェイドを見たくはなかった。

「わかりました。わかりましたから、おやめなさい」
「じゃあ、してくれるの?」
「……ええ」

 露骨に嫌な顔で、しかし同意する。
 しかしアルクェイドの顔はぱっと輝く。


 サイトの過去作品改変企画SSです。「ねこのめいろ」の某エピソード
を志貴視点→シエル視点に変えての一品です。

友達の彼女 (6832) (04-04-27 01:24)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
Fate/stay night>ほのぼの | 短編読切 衛宮士郎 間桐桜 柳洞一成

「あの、雌狐めがあああーーーーッッッ」

 ドアを開けるが否や、今まで悠然たる姿で廊下を歩いていた元生徒会長の口か
ら咆哮が迸る。

「聞け、衛宮……、また、あの……」

 しかし、ぴたりと勢い込んだ言葉が止まる。
 開けた口はそのままに、動きすら停止している。
 肩書きを次へと渡してなお、実権の幾ばくかを握っている柳洞一成をして、こ
んな状態になるのは、極めて珍しい事だった。
 それほどの、予期せぬ光景が一成の前に広がっていた。



 桜エンド後の日常物です。
 一成と士郎とのやり取りを描きました。
 学校舞台ですが、桜のお姉さんは出て来ません。念の為。 

収支決算 (771) (03-08-24 00:22)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>シリアス | 短編読切 両儀式

 失ったもの。

 これまでの私、これまでの過去。
 今につながる過去との断絶。
 それは喪失したのとは違うけれど、自分のものと感じられない。
 ガラス越しに眺めるように。
 紛い物を弄んでいるように。
 知識としての記憶と、思い出との隔たり。
 あたりまえに周りにある諸々への違和感。
 断片。
 有機的な繋がりの欠如。
 つまりは自分が自分であるということへの不確かさ。



 第4回人気投票の際の式応援SSの改訂版です。
 目覚めてから今に至るまでに得た物、失った物。
 そして、そのプラスマイナス。

口交 (4270) (04-12-24 02:59)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>恋愛 | 短編読切 18禁 遠野志貴 遠野秋葉

ふと、思い出したと言うように、志貴が言葉を洩らす。
 視線を下に向けると、どう答えたものかと戸惑うような秋葉の顔。
 しばし絡まる視線と視線。
 兄の表情を瞬時に見て取り、ここは怒ったり、怒った振りをするのは得策でないと秋葉は判断する。
 特に他意のなさそうな表情で、志貴は秋葉を見ている。
 何か含むところがある失言であれば、こうも呑気な顔をしてはいまい。
 秋葉に対してだけでなく、時々志貴は唐突過ぎる物言いで聞く者を当惑させる事がある。
 主として、黒衣を身に纏った教会の代行者だの、忠実なる可憐なメイドさんだの、あるいは目の前にいる妹だのを。


秋葉と志貴です。まだ初々しい頃でしょうか?

君がいるから (1239) (02-05-10 00:15)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 18禁 月姫蒼香 三澤羽居

 MoonGazer様の「裏姫・嬢祭」で掲載いただいた『君去りし後』の
反転バージョンのお話です。
 端的に言うと、羽居×蒼香 → 蒼香×羽居。
 名前入れ替えただけじゃないですよ、一応(笑。

〜秋葉が去った後の寮の一室にて。
 寂しげな羽居に蒼香は声を掛ける。
「慰めてあげようか」と。

呪い (3367) (04-03-03 06:08)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
Fate/stay night>シリアス | 短編読切 セイバー キャスター

 今までの私ならば文句を言えず、打たれ続けただろう。
 けれど、今は、否定する。
 この呪われた運命を憎悪する。
 けれど、何が出来よう。
 私は―――

 その時だった。
 立ち尽くし、ただ宗一郎様を見つめていた私の、停止状態を破った闖入者。
 雷の如き怒りの声。
 罪を告げる言葉。

「キャスター―――貴様、主に手をかけたな……!!」

 声に顔を動かすと、苛烈とも言える瞳が私を睨んでいた。
 ああ、と瞬時に悟る。彼女が何を見たのか。彼女がどう認識したのか。



 桜ルートにおけるキャスターのお話です。
 あの場面を、キャスター視点で描いてみようといった趣旨になっています。

哀・兄妹 (2432) (02-08-01 00:58)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>その他 | 短編読切 18禁 遠野家

遠野家に引き取られた身寄りの無い志貴と秋葉の兄妹。
双子の姉妹、琥珀と翡翠に仕える二人。
ある日、秋葉は見てしまう。
兄と二人の主人との淫靡なる姿を。

そして双子は望む、兄と妹とによる……。


タイトルは何ですけど、基本的に18禁馬鹿SSですので。
あるいは他人の褌で相撲を取るSS。
正確には、これ、名前だけ使用で月姫と違うし……。
それと、多分、間を置いて改訂すると思います。

囚われの王子様 (19742) (02-05-30 16:51)

お姫様・お嬢様18禁企画『裏姫嬢祭』参加作品
囚われの王子さま、志貴に襲いかかる死徒の姫君アルトルージュ。だが彼女は……へっぽこ……(笑)

重要な割に情報が少ないアルトルージュ様SSでございます〜

夜の街、走る車 (1751) (03-03-14 00:58)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野志貴 遠野秋葉

 わあ……。
 なんでこんなタイミングで、普段なら頼まれても言わないような台詞を笑顔
で口にするのだろう、この人は。
 さっきまでの自分でも良く分からないもやもやは消えていた。
 むしろ突然笑い出して、兄さんに変な顔をされないよう注意しなければなら
ないくらい。

「おかえり……、じゃないな、まだ」
「いえ、よろしいですよ。ただいま帰りました」
 
 何だか変なやり取り。
 ああ、私嬉しくて少し舞い上がっているかもしれない。
 
 こほんと咳払いをして気持ちを鎮める。
 醜態を見せるのは嫌。



 ホワイトデーにちなんでのSSになります。
 生徒会の仕事で帰りが遅い秋葉と、志貴のお話。
 ……ほのかゆ

夜ヲ巡ル少女 (1061) (03-06-13 00:15)


 別に勝ち誇ったようでもなく、今度はカソック姿の少女が口を開く。
 その姿に相応しい、諭すような言葉。
 決して高圧的ではなく、柔らかく促し同意を引き出すような物言い。
 ベンチの少女はおとなしく耳を傾けている。
 その様子を、もしも普段の二人のやり取りを知る者が見たのであれば、奇異
の念を抱いたかもしれない。
 さらに金髪の少女が、反発することなく素直に頷いた事に対しても。

 束の間二人の間に、共感さを交えた空気が生まれる。
 数瞬の静寂。


 サイトの旧作改変リクエスト企画で、「夜警」後半の名前や台詞を廃して
統一感を出す……といった意図で書き直しています。
 基本的に「同じモノ」ですので、気が向きましたらどうぞ。

夜祭 (1065) (03-06-01 19:09)

_http://hitoro.webdeki-hp.com/  (archive)   作者:しにを
月姫&歌月十夜>シリアス | アルクェイド ロア

死徒祭、延長突入。

きょうはしにをさんから、すっごいのが届きました。


感じる。
 ……。
 間違いは無い。
 間違えよう筈が無い。

 他の誰にわからずとも。
 私にだけはそれはわかる。

 空気の震え。
 大地の響き。

 感じる筈のないそれが確かに、私の体に伝わる。
 訪問者の存在を。
 無造作に、隠れることも無く、石畳の道の真ん中を歩く彼女を。
 ただ追い求めるものの元へと近づくだけの、微塵も迷いの無い足取り。
 不必要に逸る事もない機能的な歩み。 

夜警 (1184) (03-03-04 02:22)

 何が彼女の気を引いたのだろうか?
 街灯に照らされた道路に少女は視線を向けていた。
 チョークか何かだろうか。
 少しいびつな丸が幾つか書かれている。
 子供の落書き。

 少女は、足元の石を軽く蹴った。
 丸の一つに転がり止る。
 それを見て、少女は片脚を上げて、とんとんと跳ねた。
 

 カソックを着て夜の町を歩く少女の情景。
 起伏なし短し。

夢見て、手を (4767) (04-04-13 08:53)

_http://coop-albatross.info/moongazer/  (archive)   作者:しにを
Fate/stay night>ギャグ | 18禁 衛宮士郎 セイバー

セイバー18禁企画『裏剣祭』参加作品
土蔵の中に忍び込むセイバーと凛。そしてそこに隠された士郎の禁断の書物を目にしたセイバーは……

「……知らなかった。ぜひ、確かめないと」

 決意した顔。
 そこに凛がいれば問うたかもしれない。
 いや、次のセイバーの呟きを知れば、間違いなく肩を揺さぶってでも、答え
を要求しただろう。

「……士郎」

 夢見る表情。
 口元に笑み。
 憧れの表れ。

大きいとか小さいとかじゃなくて (1934) (02-06-10 23:20)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:しにを
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」第10弾SSです!
「貧乳派SS」第二弾となっております!
しにをさまからご投稿いただきました!

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「簡単だろう。単なる二択だ。別に頭を悩ます必要など無いぞ」
「それはそうだけど、僕としては、なんでそんな質問が、式から来るのかが凄
く難しい問題なんだけど?」
「質問に質問で答えるな」

 普段の自分の言動を棚に上げた発言に異議を唱えたくなるが、もちろんそん
な殺気だった式に文句なんて言えない。

 どう答えたものだろう?

 「幹也は大きい乳が好きなんだな?」