□ 『私は虚夢を月に聴く』 (2544) (07-08-06 23:15)
―――忘れないで。
きっと、その時が来たら口にして。
この夜を追い払うために。
?夜の果てを視るように、心の闇にすみれを咲かせよ―――?
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―――忘れないで。
きっと、その時が来たら口にして。
この夜を追い払うために。
?夜の果てを視るように、心の闇にすみれを咲かせよ―――?
最後に見たのは、紅い世界だった。
長い午睡の末に、私は目を覚ました。
それはとある季節の終わりを告げていた―――。
† † †
ukkさまより頂いた投稿作品です。
――忘れられない光景がある。
† † †
紙傘さまより頂いた投稿作品です。
「シロウ――。私の大切なシロウ。貴方は最大の痛みに直面するわ。すべてを失い、貴方は何を見るの――?」
以前にUPした「檸檬月夜にもう一度」からの引き続きな連載SS。
セイバールートEndから桜の救済を目指す一方、セイバー、凛の成長を描いた作品です。
誤字脱字、ちょっとした構成変更を行いました。これにて完結/完全版ということになります。
皆様の御推薦、BBS/Mailでの叱咤激励応援御指摘、まことに励みになりました。有難うございます。
トップページ、左脇「Noval/Text」からドウゾ。
Fate再構成的なお話を目指しております。
きっかけは「女アーチャー」を想像してにんまりきちゃったのがはじまり。
アーチャーは士郎と無関係ではない設定ではあるものの、ほぼオリキャラとなると思いますので、その点はご注意ください。
第12話 アップしました。
当サイトの看板作品、凛goodend後の連作 Fate/In Britain の外伝です。
今回は過去と現在の綴れ織。hoolow準拠の作品です。
Fate/In Britain 外伝 ぼうれいのおきみやげ
「ああ、いい天気だな……」
冷房の効いた車内からみれば、異世界じゃないかと思うほどねっとりと暑い大気。シャツの下では早くも汗が噴き出している。けど、これこそが日本の夏って奴だ。
冬木の街は、倫敦に渡ってから二度目になる俺達の帰郷を、前回と同様にこれでもかというほど照りつける太陽で出迎えてくれていた。
FateUBW後の短編です。
題名は前に発表したSSと同じような名前ですが、直接の関係はありません。
記憶の在り処 Ver.K
玉の如き小春日和を授かりし……
冬木の冬は長いけれど暖かい。この日もいわゆる小春日和。わたしは日曜の午後、お昼ご飯を食べ終わった後の一時を、衛宮邸(しろうのうち)の縁側でぼんやりと空を見上げて過ごしていた。
聖杯戦争と呼ばれるあの争いから早十ヶ月。わたし達は三年になり、今は来年の倫敦留学に向けての勉学に明け暮れる日々を送っている。世は総て事もなし、わたしはどこか物足りなく思いながらも、安穏とした毎日に満足していた
凛ルートの二月七日から八日にかけての桜のお話です。
慎二が学校で発動させた結界により
新都の総合病院に運び込まれた桜。
間桐家から兄が行方をくらましていることを知らされる。
不吉な予感を感じた彼女は病院を抜け出し、
兄を止めようと決意する。
>第六回聖杯戦争は破綻しようとしていた。
……と始まりつつも、第六回聖杯戦争物ではなく、バトル物でもなく、HFのアナザー物でもなく、士郎と凛とセイバーの物語。
凛グッド後。我侭な男と、彼に惹かれた娘たちの歩む道は……
完結しました。
ややシチュエーション過多かと思いつつも、挫けず青信号で駆け抜けた次第。
──「この星の命が尽きる、その時まで」──
教会にやってきたギルガメッシュは、言峰に聖杯戦争のおかしさを問う。
問いは第4次聖杯戦争とそして言峰の存在理由にまで及び―――
言峰の過去と内面を描いた短編。
Heavens Feelルート準拠。
6/30 第2話掲載、完結済。
聖杯戦争も終わりに近づいた頃。
心にわだかまりを抱えたまま、ランサーは教会の中庭に立つ。
バゼットをめぐる、ランサーと言峰の確執を描いたシリアス短編。
完結済。
ある夜、バゼットは見知らぬ街が燃えている夢を見る。
そこに若き日の言峰が現れ……
言峰×バゼット短編小説。ぬるいですが成人向ですのでご注意下さい。
2010.5.5 後編掲載、完結済。
ともに戦った、戦渦の日々はあまりにも短く――
ランサーが働いている喫茶店を訪れたバゼット。
みずからの失態を悔いるバゼットにランサーは……。
ランサーとバゼットのシリアス小説。「ホロウ」後日談ベース。
1/13 第2話up、完結済。
「ホロウ」後。
カレンと言峰の、あったかもしれない対峙。
完結済。
私家版第4次聖杯戦争。
第4次の中盤から集結までを、言峰と切嗣両者の視点から描いた作品。
Zeroには準拠していませんのでご了承ください。
2010.12.10 2章掲載。
とある魔術師の封印指定を命じられたバゼットと、同じ相手を追っていた言峰との共闘話。
暴力、流血、言峰×バゼットの成人向表現などがありますのでご注意ください。
12/4、第7話掲載、完結しました。
悔いがあるとするなら、この槍に―――
神社の例祭。なりゆきで屋台ひとつを大河にまかされたランサーは、
神社の「神様」にみずからの姿と過去を重ねあわせる。
ランサーメインのシリアス短編。
完結済。
第4次聖杯戦争終結直後。
父親の葬儀後、礼拝堂にいた凛を見つけた言峰は彼女の決意をうながすが……。
子供時代の凛と言峰との掌編。
完結済。
ホロウ、夜の聖杯戦争中。
すべてを知ってもなお記憶を取り戻しきれずにいる臆病なバゼットと、
彼女に真実を思い出させようとするアヴェンジャーの物語です。
「だけど神父は、本当にアンタを裏切ったのか?」
6/16 第2話掲載、完結。
あの4日間から半年後。
冬木の街に残っていたバゼットは、教会へとつづく道を歩いていた。
かつて言峰から聞いた桜の花を見て、その意味を確かめるために。
言峰とバゼットのシリアス小説。
4/14 3話up、完結済。
ホロウ「epilogue.」後。
バゼットは、主を失った教会におもむいた。
4日間の中で告げられたカレンの言葉は真実だったのか、それとも―――
言峰をめぐる、バゼットとカレンの物話。
8/23 第5話掲載、完結済。
私はただ混乱している。混乱していることは冷静に自覚できるのに、それを止める事が出来ない。
こんなの私じゃない。冷静沈着で、魔術師としてあろうとした遠坂凛とは思えない。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
ひたすらにうろたえて、まともな答えが何一つ出てこない。
初めて凛嬢のシリアスが書けました。
これまで壊ればっかり書いていたので非常に苦労しましたが(汗
すでに結構書かれているネタとは思いますがお楽しみください。
……どちらかといえばおまけを書きたいが為に本編を書いたような気もしますが。
「それにね」
けれども、それ以上にその後の言葉は本当の魔法のように私の中に刻み込まれた。
「さっき笑っていた君はとっても可愛くて女の子らしかったよ」
―――思えば、この瞬間だったのだろう。私が衛宮切嗣と言う人に惚れてしまったのは。
〜〜〜
最近壊れ系ギャグSS書きと思われているような気がするので唐突に思い立って書いた物です。
藤ねぇと切嗣。昔の二人の話です。
……BGMに“消えない想い”推奨。
冬木の『聖杯』。その贋作――あらゆる願いを叶えるという、夏川の街に現れた『聖杯』を巡り、7組の魔術師と英霊たちは、最後の1組となるまで死闘を繰り広げる。
※英霊は日本限定。オリジナルキャラのみで展開する聖杯戦争の物語です。
◇
「……恐ろしい宝具ですね。バーサーカーを滅することの叶う神槍ですか――」
突きつけた黒鍵の先。
見下ろしていたランサーのマスターから視線を風音の方へゆっくりと向けると、ジュリエッタは焦る色なく己がサーヴァントの死を悟り、そう呟いた。
※第18話更新いたしました。
気長にお付き合いいただければ幸いです…_(_ _)_