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鏡像対話 (1156) (02-06-27 23:01)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:しにを
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

「式乳祭り」SS第19弾です。
「貧乳派SS」第4弾となっております!
しにをさまにご投稿いただきました!

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考えてみれば、式が内面世界の大きな位置を占めているこの元同級生と過ご
した時間は、驚くほど少ない。
 だから、どれほど自分は幹也の事を知っていると言えるだろうと、時に式は
胡乱な心境になる事がある。
 乏しい情報量しか有していないのであれば、、自分が知る以外の彼を形成し
た時間について、口を挟むのは不遜であり、むしろ幹也を愚弄する行為ですら
あると、そう理性は語っていた。
 
 幹也が大きな胸に非常なこだわりを見せていたのだとしても。
 あるいは小さな胸に対する大きな嗜好を有していたとしても。

 それなのに幹也が大きい胸が好きだと知って鬱々と沈み込み、そして今は怒
りと後悔でぐるぐると頭をおかしくしている。
 自分でも何をやっているのかと、式は思う。

デイダイ (1699) (02-06-26 23:17)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:た〜ゆ〜
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式 黒桐幹也

「式乳祭り」SS第18弾です。
「変幻自在派SS」第3弾となっております!
た〜ゆ〜さまにご投稿いただきました!

―――――――――――――――――――――
はっ、いかんいかん。
今は日記の読み返しの途中だ。
思い出すのを止めるのはかなりの労力を要したが、なんとか続きを読み続けた。
その後も暫くはかなりのイチャイチャぶりをあますところ無く書き綴ってある。
・・・・・・・・ん?
適当に捲りながら読み進めていると、一つ、変な文が現れた。

「何か、何かが違う気が、そんな気がする」

3月も後半の頃の日記の一文である。
一体これは何を意味しているのだろうか?

聖母抱擁 (1761) (02-06-23 22:08)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:
月姫&歌月十夜>恋愛 | 両儀式

「式乳祭り」SS第16弾です。
「手のひら派SS」第4弾となっております!
真さまにご投稿いただきました!

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 履物を脱ぎ、彼の部屋に上がる。私の他には誰もいない。
 彼の部屋に入るのはこれが初めてではない。夕飯を作りに来てやったこともあるし、遅いからと泊まっていったこともある。
 けれど、何故だろう。その時とは確かに違う。何かが、何かがこの部屋には足りないのだ。

 そうか、幹也が足りないんだ。この部屋には幹也がいなくて、だからこんなに淋しく感じるのだ。

 膝をつく。胸に穴が開いたような冷たさがそっと広がる。
 私の中に少しずつ空隙が広がって、いつしかガランドウの人形になってしまいそうな嫌な錯覚。
 もちろんそれは気の迷いで、実際にそんなことはないのだと解ってはいる。
 けれど、そう思っても力が抜けていく体を止めることは出来なかった。

after 6 (1275) (02-06-22 01:02)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:た〜ゆ〜
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

「式乳祭り」SS第15弾です。
「“両儀式モードで変幻自在”派SS」第2弾となっております!
Colorless Moonさまにご投稿いただきました!
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「海、ですか・・・」
僕は橙子さんの言葉にただ、それだけしか答えられなかった。
「そうだ、黒桐。社員旅行は海にしよう。伊豆のあたりでゆったりと一泊二日。どうだ?」
「はぁ」
状況が分からず、生返事を繰り返す。
「いやな、宿泊先は知人のツテがあるんだ。一度訪れたいと思っていたからな。
黒桐には給料の先送りを何回かしているし、たまには社員サービスをしてやろうと思ってるんだ」
「はぁ、なるほど」
合点はいった。
ただ、だからと言ってこれからはそういう事は無しにして欲しいと心の底から思った。

君の傍に (1604) (02-06-20 22:32)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:四季真
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

「式乳祭り」SS第14弾です。
「貧乳派SS」第3弾となっております!
四季真さまにご投稿いただきました!
――――――――――――――――――――――――
――結局。
 そのまま鮮花に押し切られ、詳しい事情を話す羽目になってしまった。
 僕は送受器を手にしたまま、茫然と立ち尽くしていた。
「鮮花――か?」
 声に振り向くと、いつの間に起きたのか、上体を起こしてこちらを見ている式の姿。ベッドの上で、シーツに身を包ませてこちらを見ている。
「うん――今から、こっちに来るって……どうしようか?」

式と乳とお祭りと (1431) (02-06-14 23:17)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:雨音
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」第11弾SSです!
「巨乳派SS」第3弾となっております!
雨音さまからご投稿いただきました

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なんとなくだけど、式には雨が似合うと思う。
 別に太陽の下だって、雪の中だって似合うと思うけど、なぜだか雨が降りしきる中にたたずんでいる姿が一番しっくりときた。
 その端整な顔にかかる濡れた髪の毛。漆黒色の瞳に映る雨粒。淡く白い首筋をつたい落ちていく雫。湿って張り付いた浴衣に浮かぶ胸のライン――――――――――――――――――――――――――ん? 胸のライン?

大きいとか小さいとかじゃなくて (1934) (02-06-10 23:20)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:しにを
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」第10弾SSです!
「貧乳派SS」第二弾となっております!
しにをさまからご投稿いただきました!

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「簡単だろう。単なる二択だ。別に頭を悩ます必要など無いぞ」
「それはそうだけど、僕としては、なんでそんな質問が、式から来るのかが凄
く難しい問題なんだけど?」
「質問に質問で答えるな」

 普段の自分の言動を棚に上げた発言に異議を唱えたくなるが、もちろんそん
な殺気だった式に文句なんて言えない。

 どう答えたものだろう?

 「幹也は大きい乳が好きなんだな?」

心理風景 (1130) (02-06-09 20:33)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:春日鈴音
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」第8弾SSです!!
「手のひら派」SSとなっております!!
春日さまから、ご投稿いただきました!

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その日、僕は式に用事があって、彼女の家を訪ねた。
チャイムを鳴らすより先に、鍵が掛かっていないことに気がついた。
何て不用心な。
確かに昔は、不在の時に鍵が開いていたが、最近はきちんと鍵をかけていたはずだ。
「ちょっと、式、鍵開いて―――― 」



いやはや、鍵どころか、着物の前が開いてました。

The 乳 selection -幕間・両儀式と浅上藤乃- (3740) (02-06-09 19:57)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>ほのぼの | 空の境界全般 両儀式 浅上藤乃

「式乳祭り」第7弾SSです!!
「標準派」SSとなっております!

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「あの、両儀さん? その、少し落ち着いて―――」
「浅上」
彼女を落ちつかせようとした私の言葉は、強烈な意志のこもった言葉で遮られた。

「俺は勝たないといけないんだ」
・・・一体、鮮花といい、両儀式といい。なんの勝負をするつもりなんだろう。

君を感じて (2005) (02-06-07 23:46)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:するめ
月姫&歌月十夜>恋愛 | 両儀式

「式乳祭り」SS第6弾です!!
「標準派SS」第3弾となっております。
するめさまより、ご投稿いただきました!!

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「幹也」
「うん?」
「気持ちいいか?」
指先で、髪に軽く触れているだけなのに、幹也の身体が、
強張っていくのがわかった。
幹也は、それでもあまり間を置かないで、意外と冷静な口調で答えた。