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夜ヲ巡ル少女 (1061) (03-06-13 00:15)


 別に勝ち誇ったようでもなく、今度はカソック姿の少女が口を開く。
 その姿に相応しい、諭すような言葉。
 決して高圧的ではなく、柔らかく促し同意を引き出すような物言い。
 ベンチの少女はおとなしく耳を傾けている。
 その様子を、もしも普段の二人のやり取りを知る者が見たのであれば、奇異
の念を抱いたかもしれない。
 さらに金髪の少女が、反発することなく素直に頷いた事に対しても。

 束の間二人の間に、共感さを交えた空気が生まれる。
 数瞬の静寂。


 サイトの旧作改変リクエスト企画で、「夜警」後半の名前や台詞を廃して
統一感を出す……といった意図で書き直しています。
 基本的に「同じモノ」ですので、気が向きましたらどうぞ。

そんなある日のお休み (3313) (03-06-09 23:06)

_http://yebisunf.hp.infoseek.co.jp/  (archive)   作者:KYO
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野家 レンちゃん

「暖かいな〜・・・」
なんとなく声に出して呟いてみる
「ふわぁぁぁ・・・・・」
このまま、まどろむのもいいかなぁ
日向ぼっこ中の志貴はそんなことを考えている
「っと、あれは・・・?」

とある遠野家の日常風景です。KYOさんより頂きました。
頂き物の中にあります。ほのぼのっていいですよね。

お姫様とお嬢様 (4375) (03-05-31 15:15)

「やっほー、妹」
「〜〜〜〜〜〜〜っ!」

そんな、平和な遠野家の日曜日を破壊する呑気な挨拶が聞こえた――。
いつもといえば、いつもな日常。ただ、今日は志貴が不在な為、
いつもとは少し変わった二人の高貴なお姫様とお嬢様の一幕。

どの格好にしますか? (4930) (03-05-26 01:13)

_http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/9938/  (archive)  (geolog) 作者:しにを
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野秋葉 シオン

 一方は、ブレザー。
 志貴の通う学校のもの。
 もう一つはセーラー服。
 秋葉の通う学校のもの。
 私はどちらかを選ばねばならない。



 ASHさんのサイト「(仮)」への寄贈作品になります。
 シオン制服物……、というと看板に偽りありでょうか

天抜き・西奏亭風味 (1664) (03-05-19 05:06)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:のち
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 月姫全般

サイトのトップページに更新の度に載せている「絵の無い4コマ漫画」
というかショートコントというか、そういったモノです。短いです。
……な「天抜き」の、のちさんからの頂き物Verです。

 中のタイトルが「兄さんではなくて」「キスキス大好き!」「猫影」
等々になっていて、過去のしにを作品を題材としています。
 一風変わった作品群です。ご堪能ください。

家族 (2878) (03-05-04 02:10)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:のち
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野家

「人がいない時に変な話をしようとするからですよー」
「むー」
「……」

 琥珀を睨む秋葉と翡翠。
 ふと、思いついたように秋葉が琥珀に向かい合った。

「それなら、もっと寂しいのは琥珀の方じゃないの?」
「え……」
「そうよね、あれだけ愛し合っている二人だもの。一時も離れたくないでしょ
うねえ」
「あ、あの……」

 あからさまに動揺する琥珀。
 それを見て人の悪い笑みを浮かべて秋葉はたたみかける。



 のちさんより西奏亭への寄贈作品です。
 琥珀さんシナリオの後のお話。
 志貴がふらりと旅立ち、残されている秋葉、翡翠、琥珀のお茶会。
 俎上に上がる志貴の事、琥珀の事……。

羽と猫 (3713) (03-04-27 00:16)

「ん、よろしくね」

ニコニコと笑いあう二人。
ひとしきり手を握り合うと、どちらからともなくその手を離す。 

「――じゃ、行こっか」

「……?」

唐突に言い出したあるくぇいどに、
羽居は今度は疑問で首を傾げた。
そんな彼女に、アルクェイドは告げる。

「志貴を探しに。
 ……手伝って、くれるでしょ?」


 異色の取り合わせの二人の物語です。
 何故か人気の無い夜の遠野家を探索する羽居とアルクェイド。

 荒田 影さんより西奏亭への寄贈作品です。

「安全毛布の中で」&「安全毛布の外から」 (2311) (03-04-23 00:23)

 でも、放っておいて欲しい。
 今はあたしの事を構わないで欲しい。
 ごめん、羽居。
 
 厚手の毛布で作られた闇は、あたしを心穏やかにさせる。
 暗い暖かい空間。
 ずっとこうしていたい。
 なんだっけ、安全毛布とかいう言葉が……、なんだっけ?
 

 蒼香の不可思議な様子に、秋葉に助けを求める羽居。
 二人は蒼香の閉じこもる部屋に向かい、蒼香に……。

 もともと「凸祭」に投稿する予定で進めていたものです。
 つまり、そういうお話ですので、念の為。
 蒼香視点と秋葉視点の2本。まあ、1本好きな方を読めば充分でしょう。

花流し (1717) (03-04-22 13:18)

_http://www3.tok2.com/home2/cruch/  (archive)   作者:cruch
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式 黒桐幹也

いつものメンバーで花見の予定を立てた帰り道。
雨が降ってきた。

式幹ほのほの(?)です。

「桜が咲いているときに降る雨を花流しって言うんだよ」
季節はずれですが見て貰えると嬉しいです

発表会 (1359) (03-04-19 01:46)

_http://spider308.k-server.org  (archive)   作者:せれな〜ど
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 月姫全般

ライブ帰りに遠野家に泊まる事になった、蒼香、羽居、晶の3人。
ひょんなことから会話の内容は蒼香の音楽観へ。
音楽観の会話から、秋葉の身に思いがけない出来事が……。

……みたいな話です。
ちょっとマニアックで偏見が色々と入った話かも知れません。
それでも構わないと言う方、是非御賞味あれ。

雪が溶けるまで (915) (03-04-15 17:19)

_http://uneven.homeip.net/~paopao/  (archive)   作者:大包子
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 シエル先輩

「はあ・・・」

そうして私は手に息を吹きかけた

「ちょっと早く来すぎましたか・・・」

私はかじかんだ手を擦りながら公園の時計を見た
まだいつもの巡回待ち合わせの時間までには30分以上あった

騒動も一段落した頃のシエル
今日も志貴と待ち合わせて夜の巡回です

仲直りとサボタージュとなんとなく幸せ (1888) (03-04-11 20:26)

_http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/1526/  (archive)  (geolog) 作者:ぽー
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野秋葉

【このSSができるまで】
過去の教育現場ではスカートめくりが一般的にも黙認(?)されており、クラスに一人はいるお調子者のエロ男子の悪の手から身を守るために女生徒は制服のスカートの下にブルマを履いていた。しかし男子にしてみればスカートをめくる目的は中身より女子の反応なので、スカートめくりは一向になくならない。むしろ時代の流れは翻ったスカートから姿を覗かせるブルマを見ることに取って変わられた。いわゆる「ブルチラ」である。
ひょんなことからブルチラの存在を知ったKは、既に過去の遺産となってしまっていた偉大な文化を世代の違いから経験できなかったことを心底悔やむ。そこへPが現れ、自分がブルチラ世代であることを告白する。理不尽を感じたKはPに「それならブルチラSS書けよウワァァァン!」と脅迫もとい要求する。律儀なPはKの立場に同情し、ガタガタ震えながらブルチラSSを執筆するのであった。

『秋葉でブルチラ』。そんな話。