■ 模造視界 (5229) (05-11-10 23:38)
矛盾螺旋の少し前――両儀式は伽藍の堂で蒼先橙子にあるものを渡された……
「―――素晴らしい」
そんな橙子の声が響いた。
一年以上ぶりに復活しました。
よろしくお願いします。
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矛盾螺旋の少し前――両儀式は伽藍の堂で蒼先橙子にあるものを渡された……
「―――素晴らしい」
そんな橙子の声が響いた。
一年以上ぶりに復活しました。
よろしくお願いします。
冬を迎えたある日。幹也の問いに対する式の答は
――――――
「それで、式。結局、何処の大学を受けるの?
いい加減教えてくれてもいいんじゃないかな」
紅葉の季節が過ぎ去って、空からは時折、白いものが降るようになった頃。
幹也は今までに何度も繰り返してきたその問いを、また私に向かって投げかけた。
幹也の部屋に、食卓代わりに置かれた机。
その上に参考書を放り投げると、私は呆れた気持ちで隣に座る男の顔を見上げて、息をついた。
「……そんなの。勝手に調べればいいだろ」
それは密やかな、快楽衝動。
浅上藤乃が伽藍の堂に通うようになって半年。
橙子の指導と藤乃自身のひた向きな努力の甲斐あって、
歪曲の制御はそれなりの成果を見せ始めていた。
しかし藤乃は手放しで喜ぶ事もできず、憂いを含んだ溜め息を吐くばかりだった。
伽藍の堂に通う事で幹也と過ごす時間が増えたにも関わらず、藤乃と幹也の関係は何一つ進展を見せない。
このままでは鮮花と式に先を越される、と焦り始めた彼女は一つの決意を胸に秘め、動き出そうとするのだが…………。
前編、後編の二話編成です。
二話までUPし、完結致しました。
矛盾螺旋のその後のお話。
部屋のカギをよこせという式に、幹也は……。
「知ってる?鍵っていうのはね、閉じられた空間を外に繋ぐものなんだ」
久しぶりにSS更新しました。
空の境界のほのぼの短編SSです。
ある日、式がふらっと事務所に立ち寄った。
その時口にした衝撃の内容とは・・・?
内容としては、淡々とした感じかと。
久しぶりのSSなので、リハビリです(笑)
「出たんじゃない。『借りられた』んだ」
式と幹也の高校時代の思い出。
SS初投稿です。よろしくお願いします。
慌しい夏が過ぎ去り、久しく訪れる事のなかった閑静な夜。
緩やかに深けていく秋の夜に情緒を刺激されてか、感傷的な気分に浸る幹也。
未だ心の片隅に残る気掛かりに悩み、悶える幹也に一本の電話が…………。
四話までUPし、完結致しました。
鮮花壊れる(ぉ
冬木市に行って聖杯戦争に参加する鮮花。彼女が呼び出した英雄とは?
色々壊れてますので、そういうのが嫌いな人は読まないほうがよいですm( )m
「……オレに何の連絡も無しに今までどこ行ってたんだ?」
仕事で三日ほど部屋を留守にした幹也が帰ってみると
とても不機嫌そうな式が待っていた。
そんなお話。
SCRAWL様に投稿した、日本昔話パロディです。タイトルの通り、浦島太郎を元ネタにしてます。
宝物から入って下さい。
昔々、あるところに真っ黒なカメがいました。 そのカメは、ひっくり返って起きあがれないでいました。 その事を嘆いていると、着流しを着た海女が、助けてくれました。 カメは、海女にお礼を言い、玉手箱を差し上げました。 玉手箱を受け取った海女が、それを開けると――
れっつ・とらい「浦島――
タイトルで内容をご推察ください。
本家本元のSyunsukeさんの許可は取ってあります。
登場人物は基本的に『空の境界』からです。
式、鮮花、藤乃、橙子、黄路、霧絵、売人のお姉さんプラス1の計8名です。
黄色く染まった世界をご堪能ください。
※解答編を追記しました。
西奏亭への贈り物です。
そんな日常の一ページ。
本文より
「……遅い」
昼前には帰るといっていたから、もうすぐ帰ってくるのだろうけれど、やはり待つという行為は好きになれない。この、言い様の無い孤独と、虚無が私は嫌いだ。まるで、目覚めた時にもう一人の私が居ないと理解した瞬間を思い出し、同時にあのガランドウな私を思い出す。
05/03/06リンク修正。
両儀織が主役の空の境界クロスオーバー。
二年ぶりの後編です。
今回怨みの門にやってきたのは、赤毛の少年だった。
”茜に染まった空の下で”を別視点から描いた話です。
先の話のヒロイン、浅上藤乃の視点からだけではどうしても
不明瞭にならざるを得なかった部分を描いているので
あくまで補足的な意味合いのSSです。
内容自体は短く軽いものですのでお気軽にお読み頂けるかと思います。
あらかじめ、”茜に染まった空の下で”をお読み頂かないと
理解の出来ない内容となっていますのでお気を付け下さい。
前編、後編の二話編成です。
二話ともUPし、完結致しました。
少し遅れてしまったバレンタインのお話です。
――――――
「あの、式……?」
「あのさ、幹也」
恐る恐ると口をひらく僕の言葉を遮って、
式は左手で軽くナイフの柄を指弾きながら、小さく笑って、訊いた。
「これ、誰から?」、と。
珍しく雪の降った日。
軽快な足取りで黒桐鮮花は伽藍の洞へ向かっていた。
その理由は−−
久しぶりの空の境界SSショートギャグです。
騒がしい夏もピークを過ぎ、緩慢に終わる気配を含み始めた
八月の中頃。
幹也は夏を謳歌することもなく『伽藍の洞』に通い詰めていたが
七月から掛かり切りだった仕事を終え、橙子から突然の
夏期休暇を言い渡される。
予期せぬ休みに喜ぶも、どう過ごすか迷っている彼に居合わせた
鮮花が藤乃と共に海に連れて行けと言い出すのだが…………。
前編、後編の二話編成です。
二話ともUPし、完結致しました。
”痛覚残留”から二ヶ月。浅上藤乃のその後を書いた話です。
本編と重なる期間の出来事なので公式設定とは食い違いがあるかも
しれませんが、あくまで一つの見解として捉えて頂ければ幸いです。
式との殺し合いの後、悪化した腹膜炎の治療の為入院を余儀なくされた藤乃。長期の治療の甲斐あって腹膜炎のみならず無痛症のリハビリにも成功する。
新たな礼園での生活を過ごす藤乃に久しく連絡の無かった父から突然の電話。ある人物に会って欲しいと伝えられるのだが……。
前編、後編の二話編成です。
前編、後編ともにUP致しました
「まったく……私も存外、人がいい」
本来ここまで深入りするつもりは無かったのだがな、などと思いながら暗い廊下の陰に潜む。
持参した大きな旅行用カバンを足元に置き、影に同化する。
深夜の病院は人の気配が無く、静けさだけが満ちていく。
心なしか、気温も六月とは思えないほど冷えているような気がした。
橙子さんを書いた空の境界第四話『伽藍の堂』のサブストーリーとなります。
注:かなり特殊趣味ですので注意。つーか、触手。
何時も通い慣れている道をとてとてと歩く。
この道は私の魔術の師である橙子師の事務所へと続く道。
何でもないこの道が
真逆
あんな出来事の始まりに続くとは誰が予想しえただろうか?
例え稀代の魔術師や魔法使いでも絶対に無理だ。
そう断言出来るほど
この出来事は荒唐無稽だった。
久し振りのらっきょSSです。
どうぞお気楽にお読み下さい。
これは夢だ。何故ならば私はあいつのことをもう忘れているから。だから、これは夢だ。
アイツは皮肉屋だった。
大嘘吐きだった。
大言吐きだった。
それでも―――――。
*
自分のサイトでは初めてのものになります。
拙いものですがどうかよろしくお願いいたします。
伽藍の堂に届いた、一通の手紙。
受取人の名を見た橙子の顔色が変わる。
怪訝な顔をする一同をよそに、橙子の頭を過ぎるのは、決して忘れる事の出来ない一人の女の事であった――
「硝子の月」一周年企画「百合の咲く丘で」参加作品。黒機さんから頂きました。
橙子と青子の、アリエナイ? でも心温まる関係を綴ったお話です。
TOPのコンテンツボタン隣の画像をクリックしてください。そちらが祭会場となっております。
空の境界のもう一つのストーリー「冴月」(オリジナル)
主人公(風見 月)の務める黒崎探偵事務所は、怪奇現象
を専門に扱うところである・・・
黒崎 冴はその血の濃さ故に
リクエストしていただいた浅上藤乃SS
ヤマもオチも意味もありませんが、ご覧いただければ幸いです。