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春よ、来い (1013) (03-01-08 19:51)

_http://hitoro.webdeki-hp.com/  (archive)   作者:秋月
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

空衣祭参加作品SS部門16作品目です公園。
 灰色がかった曇天を見上げて、溜息を一つ漏らした。
 静かに雪が舞い降りている。
 道路に目を向ければ、年末の忙しさをそのまま年始に引き摺って、人々が歩いていく。大抵の人間は真冬の静謐に気付くこともなく、ただそれを打ち破って歩みを進めている。

続・ありえねぇ (1843) (02-12-31 15:12)

_http://hitoro.webdeki-hp.com/  (archive)   作者:蓮内
月姫&歌月十夜>ギャグ | 短編読切 両儀式

空衣祭投稿作品SS部門10作品目です


。―







あり得ない。本当に。これだけはあり得ない。


「どういう事なんだ・・・一体・・・」


目が覚めると。そこは、見知らぬ場所だった。
落ち着け。落ち着くんだ、両儀式。・・・というか、コレは・・・

織の見た夢 (1439) (02-12-28 19:29)

_http://hitoro.webdeki-hp.com/  (archive)   作者:瑞香
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

空衣祭投稿作品SS部門7作品目です





 思えばひょんな言い争いからだった。

「なぁコクトー」

 式が僕の頭の先から爪先までじろりと見る。

「その格好、どうにかならないか?」

 場所はなんていうか、僕の仕事場である工房「伽藍の洞」。でもなんていうか、今は寄り集まるための場所となっている気もしないでもない。

いぶいぶ (1364) (02-12-27 22:07)

_http://hitoro.webdeki-hp.com/  (archive)   作者:秋月
月姫&歌月十夜>バトル | 両儀式

空衣祭投稿作品SS部門4作目です


 正直に白状すると、オレは鮮花に確実に勝てるなんて思っちゃいない。
 実際にアイツに組み敷かれたことだってあるんだ、それから考えても確実性なんて一つもありゃしない。
 それを知ってか知らずか――アイツはとんでもないことをぬかした。
 

平行交差(10話。炎) (8692) (02-11-24 16:40)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 長編連載中 両儀式

空の境界SS、連載ものの10話目です。

橙子さんメインの予定が、すっかり鮮花メインに。
二ヶ月ぶりの更新ですが、覗いてやってくださると幸いです。

――――――――――――――――――――――――――――
いくつかの台詞を頭の中で、浮かべてみるが結局、適切な言葉は思いつきはしなかった。
それも仕方ない、とセシリアは自嘲した。

それはいつものことであり、結局のところ。

「運が悪かったわね、か」

酷く陳腐なで、酷く理不尽で、酷く残酷な。
自身に投げかけられれば、間違いなく逆上するであろう言葉。


そんな言葉くらいしか、黒桐鮮花の運命を形容するべきものは無いのだから。

無原罪児 god mother. (1733) (02-10-29 22:24)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:練馬
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式 蒼崎橙子

空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
練馬さまからご投稿いただきました。

――――――――――――――――――――――――――
 事務所の窓から、去っていく藤乃が見える。
私は、デスクに置かれた写真を再び手に取った。
「もし、黒桐の写真なんぞを見せていたら、有無を言わさず追い払う所だったが……」
 写真の男は、私が全く知らない誰かだった。
「彼女も、流れている時間の中で、立ち止まらずに進んでいたか」
 十年の間、ちゃんと藤乃はためらわずに人と出会い、人に関わって来た。
この写真が、その証拠だった。藤乃と写真の男がどういう関係なのか、
私は知る必要も無かったので尋ねなかった。
 仕事を引き受けたからには、完遂させる。それだけだ。

一番強い魔法 (1509) (02-10-17 23:29)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:しにを
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です.
しにをさまからご投稿いただきました。

―――――――――――――――――――――――

 何をしているのだろう?
 不思議だな、と式は思う。
 そして、不思議だと感じている自分に驚く。

 生まれてより、およそ普通ではない人生を送っていた。
 誰よりも近しい存在であった織を失い、一人でこの世界に取り残されてから
はよりいっそう、尋常ならざるものと近しくなった。

 しかし、それらを不思議なものと驚きを覚えた事はほとんどない。

miss strange love (762) (02-10-14 16:43)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:権兵衛党
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式 黒桐鮮花

空の境界SS・CG大会『魔術師の宴』ご投稿作品です。
権兵衛党さまからご投稿いただきました。

――――――――――――――――――――――――
私は夢想する。
幹也が、最愛の人が私だけを見て微笑んでいる。
幹也は私に向かって軽く手を広げ、「おいで、鮮花」と私の名前を呼んでくれる。
私は幹也の胸に身体ごと飛び込んで、手をそっとその背中に回して抱きしめる。
我ながら白く細い指先の左手で。
そして、真紅に染まったその右手で。
そう、私の夢のなかで、私の右手はいつも真っ赤な鮮血に濡れている。

がんばれ乙女式ちゃん☆ (4462) (02-09-03 11:15)

_http://www9.plala.or.jp/ntclub/  (archive)   作者:春日鈴音
月姫&歌月十夜>恋愛 | 長編連載中 両儀式

ネーミングセンスゼロで、今回は乙女をめざします。
久々の秋隆以外更新。


普段、男の様な行動、言動が目立つ式だが、年頃の女の子だ。
当然、そう言うことにも興味は、人並みとは行かなくとも、それなりに、有る。
特にーーー、そう、幹也と出会ってからは。

いちゃいちゃです。

おやすみなさい (920) (02-08-28 20:41)

_http://www9.plala.or.jp/ntclub/  (archive)   作者:瑞香
月姫&歌月十夜>恋愛 | 短編読切 両儀式

瑞香さんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・57作目です。


 二度と目にすることはないと思っていた。
 やさしく見守るような視線。
 ほんのりと浮かんだはにかむような笑み。
 柔らかなまなじり。

挨拶巡礼 intimate up. (421) (02-07-26 18:08)

_http://www9.plala.or.jp/ntclub/  (archive)   作者:練馬
月姫&歌月十夜>ギャグ | 短編読切 両儀式

練馬さんからいただきました。
「秋隆祭り」参加作品・9作目です。


「……誰だ?」
 守護聖を指差したアンジェリークに尋ねられて、大神官は首を横に振りました。
「折角、守護聖のナンバーツーになったというのに、私が判らないのか?」
 赤いコートの男に、二人は揃って頷きました。

アンジェリークネタです。

式と幹也とバスタオル (9234) (02-07-20 19:28)

_http://www.miracle-key.gr.jp/scrawl/  (archive)   作者:nao
空の境界>恋愛 | 短編読切 両儀式 黒桐幹也

SCRAWL様の所へ投稿したSSです。
宝物の中にありますので、そちらへ移動して下さい。
私のいただいたキリ番リクエストの画像と合わせてお楽しみ下さい。
……つーても、タイトルと紹介がどうしても一致しないだろうけど(苦笑)


「なあ、幹也。」
「なあに?式」
「そろそろいいかな?」
「? うん。でも、何が?」
たった4行で結婚が決定するなんて、普通は思わない。いや・・・・・・普通に考えていた僕が、 馬鹿だったんだろうな。

宴の跡 (2499) (02-07-17 22:02)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:瑞香
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

瑞香さまからご寄稿いただきました。空の境界SSです。

――――――――――――――――――――――――

 夜明け前。
 そんな時間に、わたし、両儀式は自分のアパートについた。
 鍵など開いていない入り口をあけて、中に入る。
中はさらに暗く、闇に包まれている。
しかし式は何のためらいもなく中へ入り、そしてベットへ倒れ込む。
 抗議をあげるベットを無視して、ため息をついた。
 長く、ゆっくりとした、でも熱い息。

 あれは夢?

胡乱なまま考える。

恐怖の館。 (2797) (02-06-30 20:35)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」SS第25弾です。
「標準派SS」第9弾となっております!

――――――――――――――――――

「―――お化け屋敷なんてどうかな」

実際のところ、式が本当にお化け屋敷で怖がるとは思ってない。
とにかく、式と一緒に遊園地に来れただけでも、嬉しいわけで。
それなら、どれから入っていっても大した問題じゃないだろう。

結局、そんな軽い気持ちで口にした選択肢に、軽く式は眉をひそめた―――ように見えた。
「お化け屋敷?」
「え、うん。嫌かな」
「別に、嫌じゃ、ない・・・けど」

なにか、式にしては歯切れが悪い。

ワールドカップ(?) (1196) (02-06-30 20:32)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:tuna
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式

「式乳祭り」SS第24弾です。
「標準派SS」第8弾となっております!
tunaさまにご投稿いただきました!

――――――――――――――――――――
「ところで式、ワールドカップって
どんなイベントか知っているか?」

無視だ、無視。サッカーなんぞに興味はない。
橙子の戯言にも当然興味はない。

壁に身をもたせて、眼を閉じる。
実況の音声と、時折混ざる、幹也の「ぉおっ」
とか、「そこだっ」という歓声に耳を傾けていれば
橙子の戯言もただの環境音に成り下がる。

ただ、確かに「幹也が興味を持っていること」には
興味があった。ただそれだけだ。


「式、一言で言えば、ワールドカップは乳だ」

Daydream believer (904) (02-06-30 20:29)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:四季真
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」SS第23弾です。
「貧乳派SS」第6弾となっております!
四季真さまにご投稿いただきました!

―――――――――――――――――――
その生まれたままの身体を見下ろし、思わず感嘆の吐息を漏らしてしまった。
 男女の身体はこうも違うものなのかということに、知識として知ってはいたものの、改めて驚いてしまった。それは感動というものに近いものかもしれない。
 それなのに。
 ――なぜだろう。どこか違和感を覚えてしまった。

メイド乱舞と女の子(後編) (2836) (02-06-29 21:24)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:紅夢
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」SS第22弾です。
「貧乳派SS」第5弾となっております!
霧刀紅夢さまにご投稿いただきました!
――――――――――――――――――――
「私の趣味などどうでも言いのです。このこととは関係ない……ことはありませんが、不利な情報は隠す権利があるのですから。そう、問題は幹也様が貧乳と巨乳のどちらが好きかというところに集約されるのです。それにあなた様はなんと応えましたか?」
「BかCって…」
「笑止」
 僕の言葉を遮って、豪と叫んだ。
 人に話させておいて、それはないだろうと思ったが、今の秋隆さんにはなにを言っても無駄だろう。

だから、これは秘密 (1584) (02-06-28 22:50)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:瑞香
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式 蒼崎橙子

「式乳祭り」SS第20弾です。
「標準派SS」第6弾となっております!
瑞香さまにご投稿いただきました!

――――――――――――――――――
 くくくくく。
 まったくもう。
 なんて――。
 なんて――莫迦らしい。
 ついかぶりをふる。
 式はたしかに寝ていたとはいえ、もう二十歳のはず。
立派な成人で結婚さえできるというのに。
 やはり式といえども乙女、花も恥じらうお年頃ということか。