■ 鮮花開眼! 「おねえさまって呼んでもいいですか?」 女学院のいけない放課後 (1374) (03-05-20 22:45)
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#22
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「黒桐さん」
「え?ええ、何の話だったかしら」
クラスメイトから声をかけられ、我に返る。
「どうしたの?黒桐さん今日はなんだかうわの空よ」
そう、あの出会いの後。気になって仕方が無いのだ。
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空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#22
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「黒桐さん」
「え?ええ、何の話だったかしら」
クラスメイトから声をかけられ、我に返る。
「どうしたの?黒桐さん今日はなんだかうわの空よ」
そう、あの出会いの後。気になって仕方が無いのだ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#21
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「おまえを消せないのなら――――
雨にうたれて、ただ一度、儚げに笑って。
――――わたしが、消えるしかない」
そう言って、彼女は本当に消えてしまった。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#20
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※ショートコントないしは絵の無い漫画風の連作になっています。
読み手の方に脳内で絵を補完して頂く仕様ですので、ご了承ください。
とのことです。
……で48話あります。ゆるりとお楽しみに。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#19
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「賭け…ですか?」
夕日が街の影に隠れようとしている夕方。橙子師はいきなりそんな事を言い出した。
「そうだ。賭けだ」
季節は夏。梅雨明けの空気が開いた窓から流れ込んでくる。今夜も、暑くなりそうだった。
私は橙子師の事務所へ「授業」を受けに来ていた。
「何についてです?」
ちなみに、先ほどまで話していた内容は、とても賭けに応用できるような内容ではなかった。と言う事は、何か突発的な事なのだろう。
橙子師はシャツの胸ポケットから煙草の箱を取り出し、一本銜えて火を付けた。
煙が風に流されて空気に溶ける。
「黒桐と式がどこまで行ってるか」
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#18
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私の体の下で、式が暴れてる。
少しはおとなしくしなさいよ。
このバカ式。
この期に及んでまでジタバタしないでよ。
未だ式は私から逃げようと足掻いてる。
もう。
往生際が悪いわね。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#17
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「そう言えば、確か」
時計の針が終業時刻を示そうとする頃。
「君は相手が男でも、問題ない性質だったな。黒桐」
いつものように唐突に、いつものように何の脈略もなく
所長である橙子さんはそんな言葉を僕、黒桐幹也に投げかけた。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#15
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ふたりは黙ったまま、蒼白い世界にいた。
式の部屋。
黴臭い人気のない部屋。
温もりも、暖かみも、なに一つない部屋に、ふたりはいた。
ふたりしかいない世界。
ふたりの身体は雨に濡れていた。それよりもなお、心は濡れていた。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#14
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壱河が私の方を振り向かないのには、もう一つ理由がある。
私が六時ぎりぎりまで部屋に戻らなかった理由を、知っているからだ。私は、女生徒達とほぼ毎日逢引していた。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#13
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夜のベッドの中。
微かな部屋の明かり。
暗がりの中の僅かな光。
思い浮かべる。
光を。
わたしのさして長くも無い人生で、優しく瞬いていたものを。
わたしの兄さんを。
そう、幹也の事を考える。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#12
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目を式の方に向けて、雑誌を閉じる。
そして、幹也は立ち上がり、式の方に向かう。
両手を彼女の頭に乗せたバスタオルに置き、おもむろに拭き始める。
式は黙って拭かれている。
目を下に向けて、時折、拭いている彼の顔を見て。
両手は、ベッドのシーツを掴んでいた。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#11
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きょう、式が死んだ。
朝、身支度を終えて事務所へ向かおうとした矢先に、雇用主である蒼崎橙子がやってきてそれを告げた。
「気を、落とさないでね」
そう言った橙子さんの言葉も、いつものような鋭さに欠けていた。
あまりにも唐突で真偽も掴めず――でも、嘘なら悪質な嘘だ――呆然とする僕黒桐幹也に、橙子さんは簡単に死亡理由とそれまでの経過を告げた。つまりは“仕事”中の事故だったのだ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#10
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我ながら天才的と言える発想だ。
でも、それを伝えようと式の方を向くと……そこには何かものすごく警戒した獣のような顔があった。
「ど、どうしたの?」
「お前がその顔をしたときは、絶対良くないことが起こるんだ」
「酷いなぁ。僕が今まで、式の嫌がる事をしたことがあったかい?」
「…………」
沈黙。肯定の印。
でもこれはただの肯定じゃない。
一杯ありすぎていちいち例を挙げる気になれない、という沈黙だ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#9
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手のひら全体で乳房をつかみ、そっと触る。
こそばゆいような感覚。
神経に甘い感覚が疾走する。
ひさしぶりの感覚だった。
最近は忙しくて、欲求の解消をしていない。
そう思うと、体の奥が疼く。
淫らな疼きが女の奥で疼いた。
もっとも最近、解消したのはいつだっただろうか――体が酷く、渇いていた。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#8
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「じゃあ仕方がない、罰を与えなきゃ」
その声はどこか艶めかしく。
そういってベルトを手にした。
黒革の高級そうなベルトで、それを二つ折りにする。
そして織はチラリと秋隆をみる。欲情に輝いた瞳。
「仕方ないよね。秋隆が望んだのだから」
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登場人物に指定がないのでここに書きますが、
織×秋隆(秋隆×織かも?)というものです。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#16
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許せない、
お前のせいで、
お前が幹也にしょーもないことを吹き込んだせいで、
俺はショーツなんか穿いて出掛ける憂き目にあってるんだー!!
「・・・・・いや、それがフツーなんだよ式・・・。」
「うるさいだまれー!!!」
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#3
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あれは、あの化け物はもういない。詳しい事情は知らないが、あれはもう、ただのオンナに過ぎない。
殴れば赦しを乞い、力づくでモノにすれば奴隷になる生き物に過ぎないのだ。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#2
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私が眼を覚ましたのは、事務所にあるいつものソファーの上だった。天井を見上げた私は、首を捻った。
おかしい、線が見えない。いや、それだけではない。視界がとても狭くなっているし、景色もどこかぼやけている。
空の境界18禁祭り 両儀“色”祭 SS#1
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それでも。
気がつけばあの人のことを考え、空想している。
彼がお見舞いに来てくれる。彼とわたしは恋人どうし。
あたかも、凍え死にそうな人が小さな蝋燭のほのかな炎に手をかざすように、溺れ死にそうな人がただ一本の藁を掴もうとするが如くに。まるで馬鹿みたいだと思いながら、そんな空想にしがみついている。
礼園学院を訪れたシオンのお話です。
以前のシオン来訪の続編的なお話ですが、直接はつながってなかったりします。
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今度は右斜め前を黙々と歩く少女の背中が視界に入った。
艶やかな長い黒髪が静かに揺れている。
彼女の名は黒桐鮮花。
マザー・リーズバイフェの紹介によれば、礼園学園随一の才媛ということだ。
紹介されたとき、秋葉に似ているな、と素直に思った。
ほのぼの短編SSアップです。
ここしばらくアップ出来ていなかったんですが、ようやくオチがついたんで〜。
とある冬の日の夜。式と黒桐は2人で帰っていた。
ふと黒桐の目についたのは、式の寒そうな姿。
そこで黒桐は・・・。
“ほのぼのまったり”って感じです。
以前連載していた『南国少女』を、一つの話に再編集しました。
また、所々を加筆修正しています。
「おまえも、あいつに会ったのか」
「うん。荒耶小父さんが言ってたよ。お姉ちゃんは、ボクの遊び相手だって」
荒耶宗蓮。式が最も不快に思っている男の名前を、少年はあっさりと口にした。
権兵衛党さんから、ご寄贈いただきました。黒桐家の面々のお話です。
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「もちろん言葉は選ぶべきですけど、ね。先ほどのは不適当でした」
言ってチロッと舌を出す鮮花に肩を竦めて苦笑する。
やれやれ、聡明な妹を持つとお兄ちゃん稼業が楽でいい。
鮮花も口元を手で隠して笑っている。
「それでどうします?そろそろ助け舟を出しますか?」
「そうだな…」
確かにこのままだと何時間続くか分からない。
大輔さんだって暇な訳じゃないだろうし。
鮮花が救出しようて気になったのも無理は無い。
第一BGMが延々と続く事になるのだし。
それらを鑑みた上で僕は言った。
「放っておこう」
空の境界。
白純の事件が終わって、幹也が退院してしばらく後。
式と幹也が咲き始めたばかりの夜桜を見上げていると……
「ほしかったのはナイフでもなんでもなかった」式。ならば、これからは?
突発短編SSです。
題名を1番先に思いついたので、題名をお題にして考えてみました。
ある日。橙子さんに、
展示物として貸し出していた“人形”を持って帰ってくるように
言われた黒桐。だが、その人形は、実はとんでもない物だった・・・!?
黒桐クン、怒ります。橙子さん、逃げます。
はっきり言って、短編だから出来るネタです(笑)
空衣祭作品記念すべき20作品目、わたくしhitoroの作品で御座います「荒耶いるか?」
荒耶の部屋のドアを叩いた。
中から「うむ」と言う返事が返ってきた。
「失礼」
そう言ってドアを開く。
部屋の中を一目見てドアを閉じた。
―――ナンダアレハ