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間近に温泉があったなら その25(完結) (32864) (04-05-19 22:45)

_http://cgi-games.com/esupi2/  (archive)   作者:SPII
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 琥珀

ざぱーん。
「はぁ……」
全身をお湯に浸し、岩肌に寄りかかる。
じわじわと温泉の成分が体に染み込んでいく感じだ。
「やっぱり温泉はいいなあ……」
満天の星空を見ながら俺はひとりごちた。
ただ温泉に入るのも気分がいいが、運動した後の温泉は尚更に最高である。
肩とか手足とか、特に疲れている部分のお湯が気持ちいい。
「ふう……」
メガネを外してばしゃばしゃと顔にお湯をかける。
それから大きく深呼吸。
「はあ……あ」
幸福へ浸れる時間であった。

色、混ざりて (1877) (04-04-06 04:37)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:のち
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野志貴 遠野秋葉

 いつものように朝を起きると、琥珀が戸を叩く。
 不思議なことに、琥珀は私が起きる時間を、予測出来るようなのだ。
 ほとんど時間差無く、叩かれる音は、しかし、いつもよりも興奮気味だった。

「秋葉さま、外を見られましたか?」

 そう、窓に映るのは、ちらほらと降り積もる雪。
 比較的雪が多いこのあたりでも、こんなふうに積もるのは随分と久しぶりだ
ろう。
 なにせ、昨夜はまったくと言っていいほどの快晴だったのだから。




 雪の朝の遠野家の情景。
 ちょっとした小道具を用いて、鮮やかに秋葉と志貴を描いています。
 ぜひ味わってみて下さい。(西奏亭への頂きものです)

A Secret Carnival (3150) (04-04-05 20:45)

_http://www.interq.or.jp/earth/riku/index/  (archive)   作者:NOY
月姫&歌月十夜>ほのぼの | アルクェイド 琥珀 レンちゃん

NOY様から頂いた心温まる月姫SSです。
GIRLS SIDE⇒THANKS NOVELSとお進み下さい。

最近、気がつくとあの黒猫は、どこか遠くを見つめている。
それを放っておけなくて、少女は手を差し伸べた。

少し不思議でハートウォームな優しいお話です。
どうぞお楽しみ下さいませ。

Blue in rainy Days (5149) (04-04-05 05:09)

「硝子の月」10万HIT記念企画、「狂詩曲」参加作品。

 青子が協会の上司に持ちかけられた厄介事。
 普段ならば歯牙にもかけないそれは、彼女にとって見過ごすことの出来ない人物が大きく絡んでいたのだった……
 雨の降りしきるロンドンから三咲町へ、複雑な思いを胸に秘め青子はトランクを手に取るのだった。

 「硝子の月」での連載作品「結婚協奏曲」の設定を使って書いていただいた創作品です。本編を補完する微笑ましいエピソード、お楽しみください。

勝利で得る物 (10647) (04-04-01 10:56)

「硝子の月」10万HIT記念企画、「狂詩曲」参加作品。

「お兄ちゃんを取り戻せ!」
 憎き遠野家にさらわれた志貴を取り戻すべく、決死の潜入を試みる都古。
 しかしそこに立ちはだかったのは、乗り越えるにはあまりにも大きな壁であった……

 「硝子の月」での連載作品「結婚協奏曲」の設定を使って書いていただいた創作品です。本編を補完する微笑ましいエピソード、お楽しみください。

「妹」&「被写体」 (1869) (04-03-18 00:38)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:のち
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野志貴 遠野秋葉

 通り過ぎる冷たい風のせいで息を白く吐き、肩を上下させながら、一所懸命
に歩いている。
 意地っ張りな妹だから、合わせてくれなどと言うことはない。
 黙って、不機嫌になりながら、顔を真っ赤にさせてついてくる。
 それを見ずとも、俺にはわかる。
 そんな秋葉の様子が。     (「妹」より)


 秋葉を描いた二つのお話です。
 短いですが、雰囲気が素晴らしくて、読み終わっての満足感があります。
 西奏亭への頂き物です。

現夢 (3980) (04-03-15 04:14)

 微妙にシリアスも混じっているかも。思い描いたものは、「月」「夜」「猫」。
 歌月十夜後の志貴とレンのお話。

 志貴の膝の上、月を見上げる。
 何かを主張するでもなく、ただそこにいつまでも、昔からずっとあり続ける。ただ、それだけの存在。
 寂しい、そう感じた。

 そんなお話。

いつも通りのようでちょっと違う (446826) (10-10-24 19:26)

_http://cgi-games.com/esupi2/  (archive)   作者:SPII
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 琥珀

「志貴さん志貴さんいらっしゃいますかー」
今日も今日とて琥珀さんが部屋にやってきた。
毎度同じ反応をするのも面白く無いので、今日はちょっと捻った対応をしてみることにした。
「Hello my name is Shiki Toono. How are you?」
「我的名字琥珀。我很好」
「え、なに?」
「スペイン語です。いやー英語はどうにも苦手なのでつい」
「明らかに中国系のそれだったよね」

やはり琥珀さんのほうが一枚上手なのであった。

Don‘t you wanna take her……? (3527) (04-02-08 14:05)

ある晩、琥珀と寝酒を嗜む秋葉。流れからアルクェイドの話となり、
自身と彼女との知り合った経緯について話し出す。
毎朝志貴の部屋へと訪れていたアルクェイドと、
それに業を煮やしながら迎撃した自身の顛末。

命様からのキリリクでリクの内容は「アルクほのぼの」
……全然守れて無い気がします(汗)
権兵衛党さんとの合作です(感謝) 単行本版にして約44ページ。
若干性的描写がある為18禁としましたが、内容的には
取り立てて18禁というものではありません。

媚薬 (1190) (04-02-08 07:25)

_http://coop-albatross.info/moongazer/  (archive)   作者:阿羅本
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 シエル先輩 琥珀

Moongazer企画・琥珀さんほのえろ参加寄稿作品です
路地裏で行われる取引。そこで扱われる物は……おばかなSSです。

「ですが、これは取引です。まじかるあんばー、お約束の品はお持ち頂けたのですか?」

 冷静に釘を刺すシスター・エレイシア。小脇に本を抱え、軽く唇を噛んでサングラス越しにまじかるあんばーを見つめていた。
 まじかるあんばーはその視線に不敵な笑いを以て返答とした。

「もちろん、これを最初に提案してきたのはシスター、貴女の方ですから……もちろんぬかりはありませんよー?はい!」

ゼロ番の中の彼女 (2484) (04-02-07 18:54)

「む」

判っている視線。判りすぎる視線。おそらくこの屋敷でそれに気づいているのは…シオン・エルトナム・アトラシア、つまり私だけだろう。
「何か用でしょうか?」
『んー、まぁあんたしかいないから声を掛けたんだけど、判ってくれたみたいだな』

そんな問いかけから始まる…

− 残した者  −
+ 残された者 +

そんな者たちとシオンの邂逅。

**ほのぼのちょっと長い短編です。志貴とシキも出てますんでよろしければどうぞ(笑)**

「ほのぼの縛り」という縛り(_| ̄|○) (3618) (04-02-03 21:14)

_http://blue.kakiko.com/riichi/index.htm  (archive)   作者:利一
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 18禁 月姫全般 アルクェイド 遠野秋葉

ひょんな事からSM本を前にした秋葉とアルクェイド。
言い合う内に二人で試そうと言う事になり……

「「ほのぼの」縛りというジャンルの制約がなんとも……」
「ナニ? ほのぼのと緊縛するんですか……?」
「違います……_| ̄|○」
そんな発端から生まれたSS。製作時間約二時間。
状況、心理の描写は極力カット。題字以降はセリフのみで
トバし読みも容易な手抜きSS。
Fateの息抜きには……ならんかな(滝汗)

責任重大な (7759) (04-01-30 00:16)

_http://www5d.biglobe.ne.jp/~sini/  (archive)   作者:阿羅本
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 短編読切 遠野志貴 乾一子

 ……取りあえず起きよう。それから……

「いてっ!」

 俺は手に何かをぶつけて引っ込めた。伸びをしようとして伸ばした手がびし
ゃっとぶつかって……
 え?と言うことはだれかがベッドの中にいるの?誰?アルクェイド?シエル
先輩?……というか、回りに見覚えがないのはそりゃ、アルクェイドや先輩の
家なら当然のことだから、何をそそっかしく暴れているんだか、俺。



 目覚めた処で志貴の見たものは……。
 阿羅本さんより西奏亭100万ヒット記念に頂きました。

風邪ひき秋葉ちゃん (6968) (04-01-27 00:40)

ある朝、志貴が目を醒ますと、なんとなく軽い違和感

ああ、そうか、もう毎日のお約束になりつつある『小言』がないんだ。

・・・こんな感じではじまる遠野家の一日。
風邪をひいた秋葉とそれを看病する志貴

ただそれだけの単純でほのぼのとした話


作者の秋葉への過剰な愛が炸裂するばかばかしい話です

祭前夜にキミを想う。 (2659) (04-01-26 22:48)

 久遠様からのパプルズ三次創作第二弾。

 アルクェイドはゆっくりと夕暮れの道を紫氣と二人、いなくなってしまった志貴を想いながら手を引いて歩いていく。
 今晩の夕食はカレーに決めた。
 久しく会っていないシエルの顔を思い出してほころんだ。

 翡翠は志貴がアルクェイドと共にいなくなってもがんばった。
 がんばった。
 今日もがんばって、夕食のおつかいに商店街に繰り出した。



 金髪の女性の姿を翡翠は目撃する。
 これは、近いようで遠いような昔の話。