■ すれ違い (1582) (03-07-19 00:13)
ドアを開け、長椅子に座る。
肘掛の所が少し凹んでいる。床に長い傷が一本ある。どちらも、俺がやらか
したもの。
ここに来るようになって随分経ったし、何度もここで歓談を楽しんだりもし
ている。だからこそ、長い時間を過ごしていれば、ミスをすることもある。
そして、ミスが出来るくらいには、ここに馴染んでいる自分がいる。
そんな場所で、俺は朱鷺恵さんを待つ。
少し昔の志貴と朱鷺恵の情景。
雰囲気があります。
秋月さんから西奏亭への頂き物です。