□ この手で君を抱きしめて (13059) (04-02-12 02:05)
Fate/stay night>恋愛 | 短編読切 衛宮士郎 セイバー
セイバーエンド後のお話です。
一応、拙作「夢の終わりに誓った想い」の
続編という位置付けですが、未見の方でも大丈夫……のはず。
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朝焼けの中、彼女と別れてから二ヶ月。
夢の中で彼女が怒り、泣き、戸惑い、そして笑う―――そんな彼女の姿を見てから、
衛宮士郎は目を覚ます、というのが当たり前になっていたというのは変えようの無い事実だった。
だから。
「―――え?」
目を開けた瞬間、目の前にあった光景に、
俺はまだ自分が夢の中にいるのだと思ってしまった。