□ お姉ちゃん、頑張る。 (3056) (04-04-05 02:11)
Fate/stay night>シリアス | 短編読切 衛宮士郎 藤ねぇ
藤ねえと士郎の昔のお話です。
切嗣の墓を前に、彼女が思うことは。
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「……あんた、誰?」
木刀片手に蔵からでてきた少年は私を見るなり
ぶっきらぼうにそういった。
ぼさぼさの髪。
汚れに汚れたTシャツ。
ほっぺにつけた伴奏膏は、『おまえはどこの悪がきだ』って感じ。
どこからどうみても小学生。
というか、小学生になってるんだろーな、お前は、ってくらいにちんまりとしたガキンチョは、
しかし、なんだか理由のない危機感を、ひしひしと告げて来ていたりした。