□ 朱い雪の舞う下で (9087) (04-11-18 00:42)
TYPE-MOON全般>シリアス | クロスオーバー 遠野志貴 アルクェイド
アルクTrueEND後のお話です。
互いを夢見る二人に訪れたのは。
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「無事なのか? 無事なんだな?! あいつ! そうなんだな?」
「いいえ、無事じゃないわ。彼女はもうお終い」
手荒く体を揺すられながら、平然たる口調で彼女はそう告げた。
「―――っ、な」
「そんなこと―――あなたは、知っているはずでしょう? 遠野志貴君」
冷たさも、暖かさも。嘲笑も、同情もない。
一切の意図のこめられていない言葉は、それだけに、どうしようもなく絶望を語る。