□ 裏切られた理想の果てへ (8794) (04-02-23 00:28)
Fate/stay night>シリアス | 短編読切 衛宮士郎 アーチャー
守護者としてのアーチャーのお話です。
自己解釈部分が過多なのが、アレなのですが。
―――――――――
「……お前が何故―――ここに、いる」
「痴れたことを」
皮肉に口元を吊り上げる弓兵は。
「―――守護者が呼ばれるのは、人の世の終わり以外に有り得まいよ」
そう告げて。英霊エミヤは、その両手に双剣を産み、笑った。
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守護者としてのアーチャーのお話です。
自己解釈部分が過多なのが、アレなのですが。
―――――――――
「……お前が何故―――ここに、いる」
「痴れたことを」
皮肉に口元を吊り上げる弓兵は。
「―――守護者が呼ばれるのは、人の世の終わり以外に有り得まいよ」
そう告げて。英霊エミヤは、その両手に双剣を産み、笑った。
キャスターと葛木宗一郎の話です。作中で触れられたエピソードを深く脚色してみました。
キャスターと葛木の出会い、キャスターの前のマスター、教会での最期。
(以下、本文より)
すがるべき神にすら裏切られ、信じるべき血縁さえも裏切らされ、偽りとはいえ、愛した男にさえ裏切られ、信じた民にも裏切られた。裏切られた。裏切られた。裏切られた。どうして。何をしたというのか。
いくら自問を繰り返したところで、答えは返ってこなかった。当然だ。答えなどない。彼女は、何もしていない。彼女は、何も犯していない。彼女には、何も罪はない。
―――ただ不運だった。
彼女に落ち度があるとすれば、それだけだ。
FateのSSです。セイバールートのネタバレ全開です。セイバールートクリアしか方のみ閲覧してください。
ネタバレになるので、内容の紹介も特にありません。時期的にはラストとエピローグの中間に位置する士朗の話です。
胸の痛みに目が覚める。黎明の訪れのはるかに前。月の落ちぬ真夜中に、衛宮士朗は夢を見る。
暁は遠く、星が輝き。
胸は空しく、涙が流れ。
――その思いだけが熱かった。
――本文より――
お手軽な、勢いだけで書いた短編です。セイバールートの余韻に浸りたい作者の手慰み程度の質しかありません。
言峰に奪われる前のランサーの話です。彼の前のマスター、バゼットさん(サイド・マテリアル参照の)とランサーのお話です。
リクエスト・コンセプトは「熱いランサー」。あまり熱くはなりませんでしたが、例によって原作補完のシリアスです。
(以下、本文より)
「バゼット」
「―――あ?」
急に飛び出した単語に眉を寄せるランサー。魔術師は今までの、いかにも「魔術師」らしい捻くれた笑みを抑え、ニコリと邪気なく微笑みかけた。
「バゼット・フラガ・マクレミッツ。覚えておくといい。それが、君のマスターの名前だ」
アーチャーというサーヴァント。遠坂凛というマスター。
二人の関係とアーチャーの話。サーヴァントとして、凛を守ろうとした男の最期。
(以下、本文より)
信じていたものに裏切られた。……そこに残ったのは後悔ではなく、充実。誰かを救った。そう思い込むことで、辛うじて自分を保っている。―――そんな錯覚を、いつから覚えてしまったのだろう。
自分を保つ。なんという愚昧。なんという痴愚。その現実から目を逸らし、ただそう信じていたかっただけの、倣岸。どうして気がつかなかった。保つべき自分など、とうの昔に死んでいる。そう、あの灼熱の広場で、心は死んだ。
……それが、赤い騎士の描いた追憶だった。
凛グッドエンド直後の朝食の席で。
ほのぼので、恋愛です。ゲーム中の凛はいくらなんでもかわいすぎると思います。
「――妬いているのですか、凛」
目を潤ませる勢いで、これ以上ないくらい恥ずかしがってる遠坂の顔。
――正直、アレは反則だと思う。
いくらなんだって、アレはちょっと、かわいすぎるんじゃないか。
――本文より――
凛大好き、凛萌え、な方はどうぞ。内容はあまりありません。ラブコメです、ラブコメ。
言峰綺礼シリアスSS。
言峰の生涯、その女、求めたもの。それだけを書きました。その割には長文。
(以下、本文より)
握り締めた手から零れ落ちていく幸福を、ただ必死に掬い上げようと、無様に足掻いては絶望した。何度繰り返しても、それは指の間から零れていく。喉を潤そうとした救いの水は、口に含まれる前に霧消する。
何度も何度も、男はその救いを求めて四肢を動かし、その果てに疲労で動けなくなる。何度も何度も。繰り返し繰り返し、幸福を掴もうと努力した。無様に、無様に、無様に、地に這いつくばって、砂を舐め、岩を食らい、体中が傷ついて立ち上がれなくなろうとも、ただ必死にそれを求めた。
なぜか今までなかった、イリヤとバーサーカーの話です。
バーサーカーが召喚されてから、彼が何を思ったのか。イリヤは何を思っていたのか。
本編の感動的な最期に水を差さないように、渾身で書きました。久しぶりに書き上げた感じのするシリアス短編です。ほのぼの連載ではありませんが、シリアスな話を読みたいという方に。
(以下本文より)
―――イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。
ドイツの山奥で生を受けた少女の、それが名前である。
***
所詮は力しかない愚鈍の王。ならば、力だけでは誰にも負けぬ。それが、彼を支える誓いの槍。
―――ゆえに最強。敗北を知らず、守るものをその背に負う。
琥珀さんとお薬の話(?)
ちょっとダーク、ちょっとほのぼの?
と、?マーク盛りだくさんのSSです(笑)
アルクェイドが志貴のベッドに潜り込む。
そんな日常が、始まったばかりのころのお話。
かなり文章が未熟ですので、お暇でしたら読んでくださいませ;
「私には……」
愕然と、する。
「こんな小さな命一つも守れない――――!!!!!」
私は人間じゃない。血を吸う。
私は守護者ではない。小さな命一つも守れないのに主人が守れるはずも無い。
私は英霊じゃない。この手で。自分自身で何かをしたわけじゃない。
じゃあ。
「私って、なんなんだろう」
[本文より抜粋]
『シロウリーナ』のダメライター。F★GがFATEをやって、最初に書きたいと思ったお話。
評価や意見が分かれると思います。出来れば当サイトの掲示板でお願いします。
どんなものでも、私は受け止めますので。
桜が居て、ライダーが居て、セイバーが居て、遠坂が居る。
みんなが揃って迎えた初めての春。
衛宮邸では今日もセイバーたちサーヴァント二人組と桜がじゃれ在っている・・・
15000HITのキリ番ゲッターキクロウさんのリクエストSS。
桜ルート、セイバー生存ルートです。お暇なときなどにどうぞ。
*誤字修正致しました。他にも見つかるようでしたらBBSの方に突っ込みをいれてくださると嬉しいです。
無いならば作ってしまえホトトギス
と言うわけで勢いのみで書いてしまったセイバーハッピーエンド。暇で暇で死ねると言うときにでも読みに来て下されば幸いです。
*加筆修正しました。大筋は一緒ですけれど(汗)
「お見合いぃ〜〜〜〜?」
有彦は本気で呆れたような表情でオウム返しに言ってきた。俺は掛蕎麦を啜りながらこくんと頷く。
ここは学校の食堂。時間は昼休み。
俺たちと同じく食事を摂りに来た学生たちで今は満杯になっているが、どういうわけか俺たちの周りに人はいない。原因として考えられるとしたら進学校で知られるうちで最も反社会的な格好をしたオレンジ頭がいるせいだと思われる。
(本文抜粋)
以前からおいてはあったけれど登録し忘れていた物に、加筆修正したものです。何がどう変ったか気づいた方はご一報下さい。景品はありませんが(笑)
聖杯戦争以後のお話その2
凛とアーチャーSS。
駄作ですので、暇でしょうがねえっていうか死ぬ、と言う場合にお読み頂ければ幸いかと。とりあえず最後には無茶してしまいました。
*加筆・誤字修正しました。大筋では変わっていませんが、間違い探しのつもりでお楽しみ下さい(汗)
バレンタインのその後を書いたSSです。
とりあえず“勢い”で書いております。短いです。
ささっ、と読める作品に仕上がっておりますので、お茶請けにどうぞw
月姫処女作らしい、NECOと申します。
バレンタイン記念ということで書かせて頂きました。
シンプルに仕上げたつもりですので、よろしければどうぞ。
月姫ヒロインは全員出ている…はずです。
さて、勝つのはだれか……
「―――女の子らしくしたかったから、かな」
「? 女の子らしくもなにも、遠坂は女の子だろ」
遠坂がなにを言っているのかわからなかった。だけど、その顔は少し寂しげで、少し笑っていた。
「いや、文句も何も俺たちって恋人同士だったのか、って」
「ちょ、ちょっとなによソレ! アンタあの時あれだけのこと言って、あれだけのことしておきながら恋人同士だったのかですって!? ふざけんじゃないわよ!」
があー、といつもに増して怒る遠坂。
凛GoodEndの次の日のお話です。
一応、処女作ということで宜しくお願いします。
凛グッドエンド後の話です。
「一緒にお昼を食べないか?」−−そんな美綴綾子の誘いを受けて遠坂凛は一緒に昼を食べるのだが・・・
「これ、綾子が作ったの?」
「いや」
嫌な予感がする−−
そんなことから始まるお話です。
前回の聖杯戦争後のお話。
凛が遠坂家の当主として教会に認知されるところから始まります。
凛と言峰のギャグです。
誰か先に同じネタを書いていたらゴメンナサイです。
和やかな夕食後のお茶会で−−
「遠坂士郎−−」
そんな凛の呟きから始まった。
凛グッドエンド後のほのぼのです。よかったらどうぞ。
聖杯戦争後のアーチャーの話。
夕暮れの公園での再会−−
でもそれは現在ではなく−−
ちょっとポエム入ってますか?良かったら読んで下さい。
「志貴、シャワー壊れたみたい」−−そのアルクェイドの一言から、志貴は銭湯に行くことになりましたとさ。
果たして結果は?
ペースケさんから様々な事情があり、頂きましたw
『琥珀日記』の休日版ですw
前よりもさらに背筋がゾクッとする場面があったりします☆
ペースケさん、ありがとうございます☆