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彼女はあのときのように立ち上がり、ゆっくりと窓へと歩を進め、そして開いた。風が通る。運ばれてくるモノはあの時と同じ死の香りだったけれど、何処か違っていた。それは多分、開放されるという彼女の歓喜の念が関係しているのだと私は思う。何も塗らないから、何も塗れないから、そう決めたから、彼女の心は彼女自身の輝きを放っている。
(本文より抜粋)
* * *
シエル視点からみる月姫から十年後の世界。幸せじゃない、けれど不幸せでもない。そんな、何かを塗り続けていた人たちのお話。
二人はまるで剣舞でも踊っているようだ。
ただ剣舞と違うのは、命のやり取りであると言う事と、もう一つ。
剣舞より、いや。何よりも美しいと言う事だった。
何処から出したのか、新たな武器――――長剣で巻き込むようにしてかわすと止めを刺さんと神速で疾走る。
そうして真紅の外套の男は言った。
己を表す名を。
「私の名は――――『フェイカー』、八番目のサーヴァントだ!!」
ようやく再始動しました。これからは割と早めのペースで更新されると思いますので、よろしくお願いします。 八剣
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果てへ至る道(完結)
(34323)
(04-10-31 14:21)
全十話、完結しました。あとがきつき。
セイバーED後の士郎が正義の味方を目指す過程を描いた長編。重いです。士郎が決断を出す内容にもなりますので、ご注意を。
最終話『果てのない道』公開です。
(以下、本文より)
道をせき止めるものは多かった。けれど、衛宮士郎に幸せなどないのだと言い聞かせ、歪んでいると知ってなお、笑顔を忘れることを選び、帰るべき家を放棄した。それを、決意と言わずしてなんという。その悲壮な決意を貫くことをこそ、父は、そして己は、譲れない理想と呼んだのではなかったか。
だから嘆くな。
泣くな。
決意しろ。
―――その終焉を享受しろ。
「正義の味方として、生きる」
1/31。衛宮士郎は、ある英雄の夢を見る。
――――それが全てのはじまり。
ジャンルとしては本編再構成、でしょうか?
完結しています。
SS投稿掲示板→その他 に投稿させていただきました。
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翡翠の憂鬱
(9417)
(04-10-29 11:06)
以前書いたものをリニューアルしました。基本的な内容は同じですけど。
志貴が毎晩毎晩琥珀の部屋に通っていることが気になり、上の空で仕事をしていたのが原因だ。もちろん、志貴本人は気付かれていないつもりだった。
「志貴様は愚鈍です」
自然と零れた言葉
聞かれたら一大事なのだろうが、どうせ聞いていない。
ラヴだったのをラヴコメに仕立て上げました。(久しぶりに読んで恥ずかしさで全身が痒くなったのはご愛嬌。裏翡翠書いたせいかな?)
よろしかったら、読んでみてください。出来れば、足跡残してもらえれば…
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遠坂さん、欲求不満です
(21241)
(04-10-28 23:21)
当サイトの100万HIT記念として書いた短編です。
私の初の遠坂さんメイン作品でもあります。
……ただし、セイバー分もそれなりに強かったりしますのでご注意ください。
遠坂さんはあまり機嫌がよろしくない。
何故かというと、彼女の恋人と彼女のサーヴァントが事あるごとにいちゃいちゃいちゃいちゃしているからだ。
当然ながら、まったくもって納得いかないのである。
よろしければご一読ください。
あの男が帰ってきた!
メルティブラッド-Re.ACT-にひとり参戦を果たせなかった遠野四季。
彼がメルブラに参戦していたら、というIF物語(アーケードモード推奨)。
濃厚かつ濃密なバトルが展開される純正バトルSS。四季は生き残ることができるのか!?
――白い夏の夜。殺人鬼は再び街に降り立つ。
(10/26更新)
そこは遠い日の箱庭。あの頃のまま、はしゃぎまわる子供たちの姿……。
訪れる再会と別れ。伝えたいこと。夜が明けて、いつもと変わらない日々が始まる。
本編の後日談に当たるエピソード。これにて完結です。ありがとうございました。
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はっぴぃ/オン
(12903)
(04-10-25 22:58)
初のFateSSで一応短編連作風にしようとは思っています。
内容は士郎とセイバーのハッピーエンド的なその後を、ほのぼのと殺伐が入り混じったホームコメディを目指したもの風に描こうかと思います。
第1幕 恐れイリヤの鬼子母神 その3をUPしました。
今日はイリヤが藤ねぇの家に引っ越す日だ。
いつものメンバー(俺、セイバー、桜、遠坂、イリヤ、藤ねぇ)は俺の家に集まって朝食をとった後玄関先で一列に並んだ。。
「と、言う訳で早速イリヤちゃんの家へ向けてしゅっぱーつ」
そして、これがまさか地獄のドライブの始まりになろうとは………
藤ねぇのことをよく知っている、俺と桜だけがうすうす感じていた。
少年の物欲しそうな声を笑顔で拒絶し、少女は立ち去った。
人気の無い路地裏。かすかな夕日が照らしていた。
……いつからだろうか。琥珀はこのように少年を嬲るようになったのは。
反動なのだろうか。
ユウヒツさんより、西奏亭に頂きました。
同タイトルのシリーズでの第二段。
……どうしても月姫ヒロインが志貴以外に触れられるのが嫌な方には勧めませんが、良いお話です。
「桜。そんな顔するな。俺たちは桜を助けたいだけなんだ。家族を助けるのは当然だろう?」
「先輩……でも」
「でもじゃない。俺は桜を家族と思っていたけど、違うのか?」
「そんなことはない……です」
「なら、そんな顔をするな」
「……はい、迷惑をかけてしまってごめんなさい」
「違うぞ桜。こういう時はありがとうだ」
「…………はい、ありがとうございます」
ようやく桜は、まだぎこちなかったが笑顔を向けてくれた。
***
外伝です。刻印虫に蝕まれた桜の身体……はたして、桜を救う手段はあるのだろうか……そして、新たに士郎が手に入れる力とは……
らいおんのぬいぐるみが巻き起こす大騒動。
とは言わないけれど、ちょっとした物語。
「止みませんね」
「止まないね」
ある雨の日の二人。ほのぼのっつうか、しみじみ路線で。
なんで"Old Ver."かというと、人様への贈り物の廃物利用だから。
志貴の学校にいつものメンバーがお弁当もって集合。
志貴中心のどたばた
あとの半分は、有彦とななこのほのぼのです。
HP改装しました〜!
背景を無料素材集からみつけて貼りました。
あと雑記も始めました。よかったらみてってください。
凛グッドエンド直後から、その一日を細かく細かく書いていくSSです。力強い愛で突き抜けるような幸せを、豪快なまでにほのぼのなお話で表現したい、のかも。
今回の更新はスペシャル・その1.【宣言は美味しいお茶と共に】
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夏夜夢
(8633)
(04-10-21 01:31)
藤ねえが大量に買い込んできた花火。
「夏休みの間毎日やろうねえ」
本人は嬉々としているが、断言できる。
俺と桜と藤ねえと。毎晩毎晩やったって半分も終わらない、絶対に。
大量の花火を消費するべく急遽開催された、C組+弓道部有志による「第一回花火大会in衛宮邸」。そこに現れた人物は…?
士郎編・凛編含め本編完結です。
プロローグ・藤ねえ編と後日談・C組編に加え花火や編を追加。
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真月譚・白雪姫
(2783)
(04-10-21 00:50)
ある日、志貴が目覚めるとそこは白雪姫ワールドだった。
途中までギャグで各ヒロインごとにシリアスorほのぼののエンディングがあります。メインはアルクェイドですが・・・
久しぶりの月姫SSです。
似た境遇なのに何故、今までなかった水月とのクロスオーバー。
衛宮家を舞台として、基本的にほのぼの、ちょびっとシリアスでいきます。
第二話更新。今回はFate側のプロローグ的な話。
水月をある程度プレイしてないと全然面白くないと思います。
(本文から抜粋)
「記憶、喪失?」
ぐにゃり、と視界が歪んだ気がした。
「そう。透矢くんは事故に遭って今までの記憶がすっぽりなくなってしまったんですって…」
そんな、透矢が―――
*不定期更新。
■
セイバーの夕食万歳
(8632)
(04-10-20 11:00)
ある日、セイバーはあることを確かめるため遠坂邸にやってきた。
□
夜空の月の姫
(70066)
(04-10-20 00:10)
「俺達の冒険は、まだ始まったばかりだ!」
「何この打ち切り漫画みたいな科白っ!」
/夜明けの月の姫へ続く
(内容と異なっている場合があります
映写貴/11/12を追加
肩こりって、首寝違えると治りますよね?…ね?
さーて、来世紀も、サービスサービス!
□
それは、昼下がりの一幕
(3478)
(04-10-20 00:09)
藤ねぇ三秒ルートです。
勝手にエンディングタイトルまでつけました。
和訳は『青空と太陽の下(もと)で』のつもりです。
TYPE-MOON本家での人気投票にあったきのコメントからですね。
何でいまさらとか思った人、僕もそう思います。
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デートに誘おう
(6075)
(04-10-20 00:08)
騎士王としてではなく、一人の少女としてのセイバー。
そのアルトリアを士郎がデートに誘うまでのお話。
□
吏凡
(3932)
(04-10-20 00:08)
ちなみにタイトルは『りぼん』と読むんですよ。
の割にはあまりりぼんに焦点がいってませんです、はい。
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紅い・・・
(9991)
(04-10-20 00:08)
士郎くん、凛ちゃんに想いを打ち明ける。
『magician's room』で開催中の他力本願寺?へ投稿したSSです。
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手料理♪
(2507)
(04-10-20 00:07)
風邪で寝こんだシエルの為に志貴はカレーを作る。
・・・ところで、志貴は本当に料理は出来るのか?
『切る』のは得意そう。
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それは暑い夏の日だった
(4158)
(04-10-20 00:06)
しかし、あの日に焼けた肌は否応無くわたしにアイツを思い出させる
日焼けした褐色の肌、赤い外套、黒い鎧、白い頭のアイツ
聖杯戦争におけるわたしのサーヴァントだったアーチャー『英霊エミヤ』
わたしは士郎をアイツみたいにしないために頑張ってきたはず
(本文より抜粋)