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だから、これは秘密 (1584) (02-06-28 22:50)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:瑞香
月姫&歌月十夜>ほのぼの | 両儀式 蒼崎橙子

「式乳祭り」SS第20弾です。
「標準派SS」第6弾となっております!
瑞香さまにご投稿いただきました!

――――――――――――――――――
 くくくくく。
 まったくもう。
 なんて――。
 なんて――莫迦らしい。
 ついかぶりをふる。
 式はたしかに寝ていたとはいえ、もう二十歳のはず。
立派な成人で結婚さえできるというのに。
 やはり式といえども乙女、花も恥じらうお年頃ということか。

夢の続き (1237) (02-06-28 22:51)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:瑞香
空の境界>ほのぼの | 空の境界全般

「式乳祭り」SS第21弾です。
「標準派SS」第7弾となっております!
瑞香さまにご投稿いただきました!
―――――――――――――――――――
 ようは両儀式は女だということ。
 俺は男だが、体は女。もちろん主人格も女だから、問題ないといえばそうだ。
 ああ確かに問題はない。
 しかし――やはり俺はげんなりしていた。

聖母抱擁 (1761) (02-06-23 22:08)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:
月姫&歌月十夜>恋愛 | 両儀式

「式乳祭り」SS第16弾です。
「手のひら派SS」第4弾となっております!
真さまにご投稿いただきました!

――――――――――――――――――――――――


 履物を脱ぎ、彼の部屋に上がる。私の他には誰もいない。
 彼の部屋に入るのはこれが初めてではない。夕飯を作りに来てやったこともあるし、遅いからと泊まっていったこともある。
 けれど、何故だろう。その時とは確かに違う。何かが、何かがこの部屋には足りないのだ。

 そうか、幹也が足りないんだ。この部屋には幹也がいなくて、だからこんなに淋しく感じるのだ。

 膝をつく。胸に穴が開いたような冷たさがそっと広がる。
 私の中に少しずつ空隙が広がって、いつしかガランドウの人形になってしまいそうな嫌な錯覚。
 もちろんそれは気の迷いで、実際にそんなことはないのだと解ってはいる。
 けれど、そう思っても力が抜けていく体を止めることは出来なかった。

メイド乱舞と女の子(後編) (2836) (02-06-29 21:24)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:紅夢
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」SS第22弾です。
「貧乳派SS」第5弾となっております!
霧刀紅夢さまにご投稿いただきました!
――――――――――――――――――――
「私の趣味などどうでも言いのです。このこととは関係ない……ことはありませんが、不利な情報は隠す権利があるのですから。そう、問題は幹也様が貧乳と巨乳のどちらが好きかというところに集約されるのです。それにあなた様はなんと応えましたか?」
「BかCって…」
「笑止」
 僕の言葉を遮って、豪と叫んだ。
 人に話させておいて、それはないだろうと思ったが、今の秋隆さんにはなにを言っても無駄だろう。

輪郭幻影 best profile (879) (02-06-04 23:09)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:練馬
月姫&歌月十夜>ギャグ | 黒桐幹也

「式乳祭り」第二弾SSです。
初の「巨乳派SS」となっております!!
練馬様からご投稿いただきました!!

―――――――――――――――――――――――――
ボクは、式の姿にならなければいけない。式の姿で、人を殺すんだ。
 だからボクは、赤いジャンパーを羽織る。これを着て、ボクは式の前で人を殺すんだ。
 黒革のスカートを履いたボクは、ジャンパーに手を伸ばした。これでボクは、式の姿を装える。
「…………物足りない」
 赤いジャンパーを羽織ったボクは、壁に張ってある式の等身大ポスターと自分の姿を見比べた。
 服装だけ真似ても、駄目だ。ボクには、決定的なモノが欠けていた。
 そう、胸が無いのだ!

やったぜ、幹也クン★ (1432) (02-06-16 00:11)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:蓮内
空の境界>ギャグ | 空の境界全般

「式乳祭り」第12弾SSです!
「手のひら派」SS第二弾となっております!
蓮内さまからご投稿いただきました!

―――――――――――――――――――――
給料の出ない理由を知って、機嫌を悪くした黒桐を、少しでも楽しませようと思ってした『海に行くぞ発言』だったのに。却下されてしまった。電話を切ったのを確かめてから、もう1度トライしてみるか・・・。

「黒桐、海・・・」

「仕事して下さい。展覧会も控えてるんだし。いや、それよりむしろ給料をください。餓死しますよ、いいかげん」

やっぱり、なびかないか。こうなったら、奥の手を使ってみようか。

「式も一緒だぞ」

「・・・え・・・?」

海・リベンジ (1338) (02-06-16 20:10)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:蓮内
空の境界>ギャグ | 空の境界全般

「式乳祭り」第13弾SSです!
「手のひら派」SS第3弾となっております!
蓮内さまからご投稿いただきました!

――――――――――――――――――――――
「兄さん。海に行きましょう」

「え?」

ある日、事務所に私が顔を出すと、兄さんの肌が健康的な色になっていました。
師匠も。あの、式でさえも。問い詰めてみると、3人で仲良く海に行ったとか。

私を置いて。3人で。

私を置いて。3人で。

おねーさまとお呼び (4153) (02-06-06 03:52)

当HPへ、Moongazerの阿羅本景さんから頂きましたSSです。18禁?
裸Yシャツ、裸Yシャツ、裸Yシャツ。
以上のキーワードにピンと来た方は是非どうぞ(笑
君は布団の中のそれを想像できるか!?

ちなみに僕は「おねーさま」と呼んで貰いたいです、はい。
そうすればウハウハなので(笑

式と乳とお祭りと (1431) (02-06-14 23:17)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:雨音
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」第11弾SSです!
「巨乳派SS」第3弾となっております!
雨音さまからご投稿いただきました

―――――――――――――――――――――
なんとなくだけど、式には雨が似合うと思う。
 別に太陽の下だって、雪の中だって似合うと思うけど、なぜだか雨が降りしきる中にたたずんでいる姿が一番しっくりときた。
 その端整な顔にかかる濡れた髪の毛。漆黒色の瞳に映る雨粒。淡く白い首筋をつたい落ちていく雫。湿って張り付いた浴衣に浮かぶ胸のライン――――――――――――――――――――――――――ん? 胸のライン?

The 乳 selection -幕間・両儀式と浅上藤乃- (3740) (02-06-09 19:57)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>ほのぼの | 空の境界全般 両儀式 浅上藤乃

「式乳祭り」第7弾SSです!!
「標準派」SSとなっております!

―――――――――――――
「あの、両儀さん? その、少し落ち着いて―――」
「浅上」
彼女を落ちつかせようとした私の言葉は、強烈な意志のこもった言葉で遮られた。

「俺は勝たないといけないんだ」
・・・一体、鮮花といい、両儀式といい。なんの勝負をするつもりなんだろう。

The 乳 selection (後編) (3617) (02-06-17 01:26)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
空の境界>ギャグ | 空の境界全般

「式乳祭り」SS第13弾です。
「標準派SS」第5弾となっております!

―――――――――――――――――――――
それにまあ―――。
 黒桐も、砂の方が掘るのが楽でいいだろうと思ってね」
―――なにか、不吉な言葉が聞こえた気がしたけど。

「掘るって、何をだ」
聞かなくていい、式。

「ふむ。黒桐も聞きたいか?」
「いえ、いいです。僕は、聞きたくないです」
耳を閉ざす僕の手を引き剥がしながら橙子さんは、嬉々としてささやいた。

「知っているか、黒桐。
捕虜に自分の墓穴を掘らせることは、結構あったようだぞ。ナチスとか」
「ああ! 聞きたくない聞きたくない聞こえない―――!!」

恐怖の館。 (2797) (02-06-30 20:35)

_http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/7902/  (archive)  (geolog) 作者:須啓
月姫&歌月十夜>ギャグ | 両儀式

「式乳祭り」SS第25弾です。
「標準派SS」第9弾となっております!

――――――――――――――――――

「―――お化け屋敷なんてどうかな」

実際のところ、式が本当にお化け屋敷で怖がるとは思ってない。
とにかく、式と一緒に遊園地に来れただけでも、嬉しいわけで。
それなら、どれから入っていっても大した問題じゃないだろう。

結局、そんな軽い気持ちで口にした選択肢に、軽く式は眉をひそめた―――ように見えた。
「お化け屋敷?」
「え、うん。嫌かな」
「別に、嫌じゃ、ない・・・けど」

なにか、式にしては歯切れが悪い。