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ROBOT MAN (2207) (06-10-01 20:09)

少し前の自分だったら、こんな思考を抱くことがまずありえなかったというのに。
 このような余分な考えは切って捨てていたというのに。
 ロボットのように。
 血肉の破片まで冷徹な歯車で出来た機械のように。
 だが、今の自分は切り捨てていたはずの思考に悩み、戸惑いを静かに覚えている。自分の内側からは螺旋や歯車とは異なる血液の循環によって生じる心音が聞こえている。それはかつての自分では聞こえなかったものだ。
 自分は変わってしまったのだろうか。
 自分は変わってしまったのだろう。
 だとしたら、どうして変わってしまったのだろうか。

■■

 無機質で無感動な葛木宗一郎について書いた短編SSです。

黒の姫の何気ない一日 (11659) (06-10-31 07:09)

日本での暮らしにもすっかり慣れた『黒の姫』ことアルトルージュ。
今日は親友のレンは猫の集会でお出かけ中。さて、どうやって過ごそうか・・・?
『朧月夜』シリーズ久々の新作にて、アルトルージュの何気ない一日を追う。

人気者は誰だ (2271) (06-10-29 00:58)

_http://www.geocities.jp/the_man_of_snow_crystal/  (archive)  (geolog) 作者:雪月花
Fate/stay night>その他 |

読みたい人がいるのか、という疑問をぶっちぎっての氷室鐘SS。
しかも何の盛り上がりも萌えどころもありません。
氷室らしく淡々と進みます。
それでも良いという漢らしい方は是非ともご覧ください。

彼女と彼のボーダーライン (5037) (06-10-11 01:29)

凛ルート後前提SS。
トオサカリンとエミヤシロウの境界線。

(以下冒頭抜粋)
これはどっちが先だったのだろうかと彼女は三度目のデジャブで思案した。
彼が先か彼の人が先かと。
あれは果たしていつのシーンだったのか。
一週間前なのか一年前なのかどうにも霞んでいて思い出せない。
ただどこでと聞かれればきっと閉まった店のシャッター前で、
‘どこぞの誰か’と‘彼女’は、
今日日の様に雨宿りをしていたという記憶映像を視床下部から即座に拾えた。

彼女と彼の今までの在り方とこれからの在り方のお話。

誘宵月 エピローグ 「夕映えの月」 (20973) (06-10-05 02:07)

今更な感じですけどさつきシナリオについて考えて書いていきます。
さっちんが好きな人もそうでない人も出来れば読んでみてください。
TOPからSS投稿掲示板→TYPEMOONと進んでください。

ようやく完結させる事が出来ました。
読んでくださった皆様、今までありがとうございました。

関係 (5098) (06-10-16 23:05)

_http://www009.upp.so-net.ne.jp/t-hope/gamekan/  (archive)   作者:望実
Fate/stay night>ほのぼの | 短編読切 遠坂凛 アーチャー ランサー

「アーチャー。上手い紅茶をいれてくれ」
「断る」
「即答かよ」
「古今東西、要らぬ誤解を避けるため、押し売りの如き輩には即対応が基本だ」

凛とランサー、ランサーとアーチャー。
10月11日の夜に、紅茶をめぐってそれぞれが交わした、何気ないだけの会話。
hollowであったかもしれない可能性の一幕。
お節介な槍の英霊、面白いことを求めて弓にちょっかい出すの巻?

弓凛お題をお借りしていますが、恋愛物ではありません。プラス、アーチャーと凛は会話してません。
それぞれ、終わることを知っていて楽しんでいる人達の、知っているからこそ小さく拘っている物事。
そんな関係性のお話です。

† Devil's Cross Moon. † (35407) (06-10-28 14:45)

―――悪魔が恐れる男がいた。
―――異端が怖れる女がいた。

月姫とデビルメイクライのクロスオーバー作品です。
かつて伝説の魔剣士によって倒された筈の悪魔達が復活し、その討伐に代行者として駆り出されたシエル先輩が目的を同じとする悪魔狩人と共闘し、悪魔を倒していくスタイリッシュなバトルSS。
クロスオーバーものですが、DMCを知らない人でも楽しめるような内容にしたいと心掛けてます。

(10/27更新)第二楽章『VII / 死闘の果てに( II )』
雷鳴が弾ける。魔人と悪魔の殺し合いは凄惨を極めた。
血みどろの死闘の果てに、シエルは自身を思い知らされる事となる。
第二章、ついに完結。今回でしばらく更新を休止します。

じゃじゃ馬な心 (5486) (06-10-28 21:13)

_https://silverflower.bitbucket.io/  (archive)   作者:辰田信彦
Fate/stay night>恋愛 | 短編読切 遠坂凛 セイバー

聖杯戦争から早数ヶ月。快晴なら、油断すると額に
うっすらと汗さえ浮かぶほどの陽気に溢れる空気の
中、衛宮家の道場はそれ以上の熱気に包まれていた。


極上症候群さんの「赤いあくまと正義の味方」という
アンソロジーに寄稿させていただいたを許可を得て
公開いたしました。
暇潰しにでもなれば幸いです。