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Anemone
(7334)
(04-03-31 06:22)
そこで、ようやく思い出す。
彼女の存在を。
忘れるはずもない。自分にとって、彼女がどれほど特別なのか語りきれない
ほどに、大きなものとして存在している。
ゆったりとした足どりで寄ってくる彼女。
改めて彼女へと向き直り、そっと微笑みながら頬を撫でるように手を伸ばす。
「――――セイバー」
だが。
穏やかな声とは裏腹に、指先はそっと彼女の身体をすり抜け、そのまま彼の
身体を文字通り通り抜けていった。
まるで、夢か幻のごとく。
西奏亭への頂き物(というか、強引に頂いて……)作品です。
アーチャーとセイバーの再会のお話。
独特の設定を綺麗に描かれています。
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人と人でなし
(8425)
(04-03-31 01:26)
志貴のある日常。
彼の選んだ道を責めるアルクェイドとシエル。
そして、志貴の選んだ道を許容する遠野家の面々。
――初めて『起きた』その時、目の前にいたのは仰々しい長衣に身を包んだ老人の姿だった。
『同じ』者達から聞かされた彼の名前。
その名前は、幾たびも『記録』を洗い流しても残される『記憶』となる。
ただそれだけ。それ以上でもそれ以下でもない。
世界を知らなかった『少女』に、その存在は余りに希薄。
しかし八百年後、一人の少年によって世界を知った『少女』の前に、再びその老人は現れる。
これは、月の翁の物語……。
以前頂いたSSの、Fateなどの設定を踏まえた改訂版です。
地響きがする――と思って戴きたい。
「Fate/stay night」を斬新な視点から再構成した短編SS。
同時に京極夏彦の作品とクロスオーバーしています。
ごめん嘘、クロスというよりは平行線。
そもそも、ここに登録すること自体が絶望的に間違ってる気がした。
そんなステイな夜(直訳)。
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迷妄の夜 道標の曙光
(5796)
(04-03-30 21:20)
セイバー18禁企画『裏剣祭』参加作品
酔ったシロウを膝枕するセイバー。共に浮世に残ることを選んだ
セイバーは、彼へのその思いに気がついてしまう。それはとりも
なおさず凛への裏切りになることを気付きながら。
「……私は、私はシロウ、あなたを――こう想ってしまうことは間違いなので
すか?もしあなたが間違えていると言うのであれば、私はあるべき正しき道を
探しましょう。ですが、もし間違っていなければ――シロウも私も、傷を負わ
ずにはいられない。あの騎士達のように全てを失うほどの。でもシロウ――」
シロウ、あなたは私を受け入れてくれるのか?
凛を抱いたその腕で、私を抱きしめてくれるのか――
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動かぬ腕に愛を
(6116)
(04-03-30 21:17)
セイバー18禁企画『裏剣祭』参加作品
魔術の鍛錬に勤しむ士郎。だがセイバーが駆けつけたときには異常はすでに身を犯していた。そんな士郎の世話をするセイバーは……
「あ、あの、シロウ! 雨が降っているのに、傘で、そのっ!」
「まあ落ち着け」
「ですが……貴方を雨ざらしにするわけにはいきません」
「そりゃ、こっちだって同じだ」
どこか冗談めかして、微笑。
「どうせ濡れるなら、二人で一緒にだな」
ペーイズム20万記念にBBCさんよりいただきました。
絵本チックに毒がばら撒かれております。
おもしろかったです。
BBCさん、ありがとうございました。
セイバールート終了後の話。
主に士郎とセイバーを中心に書いていきたいと思います。
NOVEL→Fateでいけますので。
第二話&第三話更新
↓ 本文からの引用
「先輩は、今日何が食べたいですか?」
「……あれ? ちょっと待て。昨日も桜が作ってただろ、だったら……」
「いえ、今日はわたしが作るんです」
「いやだから─── 」
「……お願いします。今日だけは、今日だけはわたしに作らせてください」
「桜?」
顔を俯かせながらそう言う桜に、さすがに様子が変だと気付く。
スカートをギュッと握る桜の手は、微かに震えていた。
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思いつき短編
(5565)
(04-03-30 06:25)
fateの短編集です。
犬蓼が「?」と思ったところを士郎達に対談してもらう形で
疑問解決する、考察系SS。
ただお題と展開はほぼギャグとオバカですので予めご了承下さい。
第一話 アチャ三人
第二話 なんでお前らの体は剣で出来てんの?
第三話 ベルレフォーンって何時発動してんのよ?
第四話 帰ってきたセイバー
今のところ、それぞれ
並行世界、士郎心理、真名解放、帰還ネタについての考察をオバカに繰り広げています。
第二話の落ちはちょっと遠坂嬢が可哀想な展開になっていますので
ご注意下さい。
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「我が内に棲まう獣」
(9918)
(04-03-30 02:06)
柳洞一成。美綴綾子。「お茶に誘われた」後日談。
「別に女嫌いってわけじゃないんでしょ? それとも衛宮以外と一緒に街を歩くのは嫌?」
「失礼な事を言うな! 俺も衛宮も健全な友人同士であって――」
「なら、衆道疑惑を晴らす為にも、悪くない提案だと思うけど」
「そんな、計算ずくで人を利用するような動機では不純ではないか」
「あたしがそれでいいって言ってるんだからいいじゃない」
困った。
自分が比較的突発的事態に弱く、アドリブが利かないタイプであるのは自覚していた。
だが、これほど手掛かりが無く、途方に暮れた事はかつて無い気がする。
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病める季節、看取る月
(1850)
(04-03-29 20:53)
鹿島凛さんより20万記念三発目。
本当にすいませんでした。
四季が見る日常。
幸せな日々は実現しえなかった悲しい希望。
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受難?
(8276)
(04-03-29 20:13)
東海林司さんよりペーイズム20万ヒット記念にいただきました。
ライダーが萌えです。
人気投票前に票数稼ぎにすらなりそうな感じ。
東海林さんどうもありがとうございました。
鹿島凛さんよりペーイズム20万ヒット記念二本目。
同時に二本も書かせてすいません。
どうもありがとうございました。
2006年4月、正義の味方を目指す二人のバカが出会ったとき、運命は再び動き出す……
Fate凛グッド後と某弾除けSTGのクロスです。
第一話『バカの邂逅』あげました。
光太郎と士郎達が会うだけの話。後、士郎達の出番が少ないです。
……さて、次回は『公安Q課に似た人の居る糸目のオッサン』が登場予定です。そこんとこヨロシク!!
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全てを懸けて
(7836)
(04-03-29 14:27)
Fate/stay nightのセイバールート十一日目のアーチャーVSバーサーカーの補完SS。
視点は基本的にアーチャーで、ジャンルは一応バトル物に仕上がっているかと。
個人的に熱い漢No.1アーチャーの燃え路線を突っ走ってます(マテ
――――問おう。これはFateのSSか?
…………たぶん。
藤ねぇとあのお方が夢の対決! つーか今世紀最大のタッグマッチ!
今回も無駄におおげさなアオリは変わりません! 当サイトFateSS第一弾、マンヲジシテ出陣!ブルマもあるよ!
…………正直スマンかった。
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セピア色の約束
(1774)
(04-03-29 11:39)
舞台は物語から一年後。受験勉強を放り出し、志貴はあることを必死に考えていた。
さっちんは幸せでなければならないという作者の夢が詰まっております。さっちんに栄光あれ!
微妙に翡翠が可愛かったりします。
廃墟モドキの建物は蒼崎橙子の事務所。
今日もそこでは平和な日常と、軽い仕事がやってくる……はず。
そいつはソファーに悠然と腰掛けながらあくびをすると、首の後ろで結わえた髪を払いながら、言った。
「――今月、給料貰ってねぇよな。橙子」
橙子は悠然と煙草に火を点け、
「ああ、払っていないが、どうかしたか? ランサー」
と、あけっぴろにそれを認めた。
(文中より)
なんとも微妙なものですが、結構この組み合わせはどうなのだろう……?
遠坂凛トゥルーEND後のお話。
幾年の後、剣の丘に辿り着いた衛宮士郎は、あの騎士と二度目、そして最後の邂逅を果たす。
かなりご都合主義というか、自分設定が目立つのでそういうのが苦手な方はお気をつけください。
剣の丘に辿り着いた衛宮士郎が独りではなかったら、というそんなちょっと思いつきなネタから来てます。
楽しんでいただければ幸いかと。
HPに投稿いたしました。
入り口→星降りる物語→短編へ。
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幻想の刻
(5186)
(04-03-29 03:02)
ユメを見る――
なつかしく、それでいて決して在りえないユメを――。
その騎士は、アーサー王の昔を知る者。
そして、騎士は最後まで彼女に傍に在り続ける。
想いは決して消えず、そして――
かなり無茶な話ですが、楽しんでいただければ幸いかと。
……思いつき作品第二段(ぼそ
HPに投稿致しました。
入り口→星降りる物語→短編へ。
いろいろと運命が交錯したとき、そこにあらわれるのは全く別の世界である。
そう、例えばこんな……。
「問おう、貴方が私のマスターか」
「ここに契約は完了した。これより私は――貴方を守る弓となる」
そう言った太陽のような髪の少年は、自分のことをアーチャーと名乗った。
7話アップ。スレッドの最下層に在り。
それは約束された勝利の剣群。
一度引き絞られれば敗走を知らぬ無敵の矢。
「なんだ、純種というのも案外他愛ない」
赤い騎士と英雄王の決着。
副題「らいだーさんとせいばーさん」
詳しい設定なんかうっちゃったFateのおとぼけ1P漫画です。
よかったら見に来てください。
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午後のタイガー道場
(2457)
(04-03-29 00:13)
おなじみのあのコーナーを架空エンドを想定した上で再現しました。
超短編のトークのみ作品です。
さらりとお読みください。
とある立ち食い蕎麦屋。
あらゆる制約から解き放たれたその場所でサーヴァント達が語り合う。
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その選択の果て
(15457)
(04-03-28 22:20)
こうなったのは俺の責任だというのに、その結果を見届けねばならないのに、
俺は視線をそらしてしまっていた。
けれど。
「あなたは衛宮士郎を愛している、と言ったのにね。片思いだったみたい」
耳に入ったのはやはり楽しそうなキャスターのその声。
意味を理解するのに数秒かかった。
「――な、に?」
その台詞に思わず顔を上げていた。
凛シナリオの、さる分岐からのお話。
権兵衛党さんが、藤ねぇへのあらん限りの想いをぶつけた作品です。
故あって、この力作を西奏亭に頂いております。
読んで下さい。思い入れをもって書く事が、どれだけ作品を活かすのかを。