□ 在りし日への想い 在り続ける日々への決意 (2011) (04-03-14 20:37)
「それにね」
けれども、それ以上にその後の言葉は本当の魔法のように私の中に刻み込まれた。
「さっき笑っていた君はとっても可愛くて女の子らしかったよ」
―――思えば、この瞬間だったのだろう。私が衛宮切嗣と言う人に惚れてしまったのは。
〜〜〜
最近壊れ系ギャグSS書きと思われているような気がするので唐突に思い立って書いた物です。
藤ねぇと切嗣。昔の二人の話です。
……BGMに“消えない想い”推奨。
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「それにね」
けれども、それ以上にその後の言葉は本当の魔法のように私の中に刻み込まれた。
「さっき笑っていた君はとっても可愛くて女の子らしかったよ」
―――思えば、この瞬間だったのだろう。私が衛宮切嗣と言う人に惚れてしまったのは。
〜〜〜
最近壊れ系ギャグSS書きと思われているような気がするので唐突に思い立って書いた物です。
藤ねぇと切嗣。昔の二人の話です。
……BGMに“消えない想い”推奨。
その日、わたしはいつものように、衛宮家に顔を出した。
春が近い。太陽が沈むのも、冬の頃からすれば随分遅くなった気がする。空気も突き刺すような寒さではなく、どこか包み込まれるような柔らかさが混じり始めている。
それでも、やっぱり夜は寒い。ダッフルコートに手袋。それにマフラーも忘れずに。
いつものように衛宮家の門をくぐった。
縁側に座った着物姿の男の人が、わたしに気付いたのか、にっこりと笑ってくれた。
「いらっしゃい。タイガちゃん」
「……こんばんは。切嗣さん」
その笑顔に、わたしはちっちゃな挨拶しかできなかった。
† † †
藤ねえのお話。季節物。
アーチャーが箱の中から取り出してきたリボン。
それはいつかのあの日、あの子にあげたただ一つの物。
その残された片割れだった……。
リボンを通しての回想。その凛サイドのお話です。
桜ルート中のネタを使用していますが、内容的には他のルートを想定。ということで、IFルート扱いとしています。
ちなみに弓+凛ですが、弓×凛ではない……んじゃないかと。
空の境界主要キャラ4人と、Fateの凛とアーチャーを出会わせてみました。
「・・・・・・鮮花」
「なんですか、兄さん」
「いや・・・その・・・・・・」
「なんですか?」
「・・・鮮花の後ろに立ってる人は、誰?」
いつも通りの、事務所の風景。いつも通りの、面々。ただ違うのは、ソファに座っている鮮花の背後に、赤い人物が立っているという事だった・・・。
『エミヤの後継者』の二十年後の話です。もしかしたらあるかもしれない邂逅。
なお、キャラの死が許せないという方はご注意ください。
(3/14 21:56メールでのご意見により紹介文一部変更。内容には変更ありません)
────────────────────────
「酷い奴だなぁ、衛宮は」
ぼつりと慎二が呟いた。内容とは裏腹にその言葉に責める響きはなく、ただ過去を懐かしむ郷愁のみが篭っていた。
「本当に酷い。また、お前はそんな簡単に捨て去るんだな」
第2話 〜Oath of knights
interlude 1-1 使命
いんたあるうど。例の話の裏側とか。
予定してなかった話がどんどん間に……出来うるなら今週末に第2話を終わらせたいのに……
ともかく、頑張りますので、読んで下さった方はご意見、ご感想、その他諸々、お願い致します。
第1話 凛とランサーの出会い編はこちらからどうぞ
http://feena.jp/tmssbbs/read.php?id=1079208983
イリヤのその後については様々な解釈が可能だと思います。
哀しい話なだけに、作者が描いたこの世界を読者様に押し付ける気など全くありません。
ですが、作者が時季外れに降っていた雪を見ながらつい幻視してしまったので、掲載させて頂きました。
―本文より―
「幸せになる権利が、義務がイリヤにはあるんだ」
そう、シロウは言い切った。
「ね、シロウ。私は確かに恵まれていなかったのかも知れない。けれど…ね、私は幸せだったの」
私が不幸であったはずがない。
もう足が動かない。
拙いワルツは終わりを告げる。儚い夢が終わろうとしている――
凛グッド後、FateSS三作目ですが密かに全作繋がっています。
花見に行く衛宮家一同を描いてみました。
とはいえ中編までなので、実際はまだ花見に行っていません。
以下、例文抜粋
「確かに貴方の正直さは人としての美徳といえます、
しかし、そのままではいつかきっと貴方の身を滅ぼす時が来るでしょう。
―――さし当たって今日の稽古とか」
一息にがーーーーっと言い切って、笑顔で俺にプレッシャーをかけてくるセイバー。
こう、サクサクって感じに殺気が体に突き刺さる。
―――これはいわゆる脅しというヤツでしょうか?
「昨日は何日かしらね?衛宮くん」
「……3月13日であります、まいますたー」
「じゃ、今日は何日で何の日かしら?」
「……………………そ、そ、それはその……3月14日は……」
遠坂凛からにもらったチョコレートの、ホワイトデーのお返しに
悩む衛宮士郎。考えあぐねたあげく、彼が思いついた結論は――
FateのホワイトデーSSです。
拙作「ちょこれーと さぷらいずど ゆー」の続編にあたります。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。
彼女の季節が、また巡る。
彼女の笑顔が、今も降り続けている。
イリヤの話。短篇です。
だから、赦せない。
そう、凛は思う。
すべてが終わり、凛はアーチャーのことを思う。
彼女と、彼女のサーヴァントだった彼と、夕日。
それだけの話。
セイバーED後の掌編です。
突然頭に浮かびました。
ある始まり、
ある意味終わり。
そうじゃなかったら私の宝石がうかばれない。
「では凛と、ああこの響きは実に君に似合っている。」
『S&B カレーの王女様』公演前日に起こった惨劇。
閉じられたドア、室内から聞こえる物音
しかしそのドアが開かれたとき、そこには誰の姿も無く
その代わり、ザクザクに切り裂かれた『ソレ』と
そしてそこにあるはずのない鍵だけがあった
果たして犯人はどのようにして密室を作り上げ、そしてどこへ消えたのか――――
需要は無いのにまたまた書いちゃいました!
TUKIHIME-Mystery Style vol.2 『王女様の三分密室』
今回も何気に本格風味のミステリーです。
果たして、貴方にこの謎が解けるか――――
解決編、公開です!!
なお、当作品に洗脳探偵は登場いたしません。
小さな小さな雪の妖精。
小さく小さくあくびをしました。
目をこすると朝日がまぶしい。
だからもう一度大きくあくび。
春は暖かい。
シロウも暖かい。
だからねむくなってもしかたがないのだ。
実験的作品。推敲の余地がありすぎてなんとも言えず。
いつも通りの朝。いつも通りの春の朝。
そんなお話。
ほのぼのとシリアス
“はじめての〜〜〜 いん せいばー”シリーズのSSSです。
こちらは小ネタを調理した物を並べております。
お召し上がり易いよう数行の一口サイズとなっておりますので、軽く摘みたい方はどうぞ。
……とまぁいわゆる小ネタ集です。思いついたネタをチマチマと書いてみようかと思いまして。
“←〜〜”有りバージョンは普通で、無しバージョンは“せかんど”となります。
ちょっと麻雀ネタに挑戦。しかし良く知らないので変なところがあったら突っ込んでやってください……(汗
英国の首都、ロンドンで、三人は偶然集う。
その出会いは一体、それぞれにどんな想いをもたらすのか。
ドキッ!! マーボーだらけの最終決戦!!
この世全てのマーボーを操る相手に士郎は勝てるのか!?
体はマーボーで出来ていた
血潮は豆板醤(ジャン)で、心は豆腐
幾度の激辛を超えて不敗
ただの一度も残すことなく
ただの一度も水は飲まない
彼の者は常に独り 泰山の店で辛さに酔う
故に、その味覚は既に無く
その体はきっとマーボーで出来ていた
言うまでも無いですが、ギャグです。
『新学期を向かえ、新しいクラスが自分のクラスと言える
程度には馴染んだ頃、立場上最上級生であり受験生でも
ある私たちに一枚の紙が配布された。』
セイバーED後、遠坂さん、大いに戸惑うお話。
正直書いていてこれはアリなのか? という内容ですが、
そのあたりの判断は読者次第ということで。
ミスってるところがあったので、推薦板のご意見も参考に
即加筆修正。
「ねえ、セイバー……?」
「――何でしょうか、凛?」
「……貴方の真名、教えてくれない?」
凛GoodENDっぽいですが、
実は、セイバールート(?)です。
赤い放課後の続きのようなものです。まぁ、士郎と凛が倫敦へ行く直前の話です。ふじねぇ吼えます。桜泣きます。凛挑発します。士郎吹っ切ります。ようするに、士郎邸で戦争勃発。そういう話。
取り敢えずあれです、凛TrueEDの直後の話です。あの士郎が返事をしてから帰るまでの会話。凛に遊ばれる士郎と何だかんだ言って楽しい凛のちょっとした会話。短いですね。
俺と英雄王との戦いは、最終局面を迎えていた。
そして、ついに奴が取り出したその剣は―――!
「その目でしかと見るがよい雑種よ、これこそが我のみが手にすることを許される至高の剣……その名も!!」
<本文より>
↑とかやっといて、はっきり言って頭悪いです、ええ。
ヒスコハ、ハッピーバースデイ。
っていうことで、昨日の十一時に電波受信して、一本二時間で書いたSS。
伏線ナシ、独自展開ナシの完全直球。
F★G、ブチ壊れました。
変に期待して、行かないの吉。
批判は当方掲示板まで。推薦文は鯖に負荷かかるから凶。
(編集:まさか朝方4時に編集することになろうとは・・・)
シロウは私を女の子として見ているらしい。
困ったこれではマスターを守れない。
・・・女の子じゃないか・・・
・・・
その言葉はある意味私には重い。
冒頭部分より抜粋。
セイバー編です。ルートもセイバールート。セイバーオンリーです。(ほぼ)
シロウがあまりにもセイバーを女の子として見続けるので
段々意識してしまうって話・・・なのか?
『士郎が誰かに告白される』というコンセプト(だけ)を元にかいたSSですw
「あら……モテモテの衛宮士郎君が屋上に何の用でしょうか?」
「なっ!?」
俺の姿を確認し開口一番、遠坂はそんなことを言い放った。
その言葉に、心臓が一気に縮み上がるのを感じる。
実際、何十年かは寿命が縮まっただろう。
例によってやまもおちもないですし、意味もないかもしれません……